アテネ五輪日本代表バトルロワイアル 第一章
at BASE
[
2ch
|
▼Menu
]
■コピペモード
□
スレを通常表示
□
オプションモード
□このスレッドのURL
■項目テキスト
730:2氏代理投下 ◆7581q1C1/U 05/07/23 00:24:50 b2TXPL6B0 「黒田の決意」 木村が走り去った後も、黒田はしばらくその場に座り込んでいた。 まさか木村に襲われるとは思っていなかった。 自分が一番気にかけていた同じチームの仲間に、拒絶され、攻撃された。 ただ、「人を殺せる武器」を持っていただけで。木村は自分を殺そうとした。 ただ、人を殺せる武器を持っていた「だけ」で。あの人は仲間を殺そうとした。 黒田を覆う絶望は、もはや木村を追いかける気力さえ奪っていた。 ただじっと、手に持ったボウガンを覇気の無い目で見つめる。 この武器が襲った原因か?別の物なら襲ってこなかっただろうか? 何故、もっと冷静に話し合えなかった? 怪我をしていた。怪我は大丈夫だろうか? 自分は、人を殺すような人間だと思われていたのか? 様々な疑問や不安が、黒田の頭の中で激しく渦巻く。 もし、この武器を差し出していたら、信じて貰えただろうか? それとも、この武器で自分を殺しただろうか? それ以前に、そうしなければ信頼できないような間柄だっただろうか? この状況は固い友情も信頼も、全て打ち崩してしまう物なのだろうか? ボウガンに大粒の水滴が一滴、二滴と落ちていく。 黒田は、自分が改めて泣いている事に気づいた。 (……こんなに泣いたんは、あの日以来やな…。) 完封目前の9回。3点取られてベンチで情けなくも泣いてしまったあの日。 その姿を全国に晒している事を理解していても尚、涙は止まらなかった。 悔しかった。自分が情けなくてたまらなかった。消えてしまいたった。
次ページ
最新レス表示
スレッドの検索
類似スレ一覧
話題のニュース
おまかせリスト
▼オプションを表示
レスジャンプ
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch
4994日前に更新/426 KB
担当:undef