【MAR】156 ..
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433:名無しさんの次レスにご期待下さい 04/10/13 17:01:25 0vZCj1r+ 車田といえば、初代リンかけのネオ・バイブルは凄かったな、いろんな意味で 434:名無しさんの次レスにご期待下さい 04/10/13 17:20:22 NMRow3+q 今週はクロザクロがやたら面白く思えた これがマープッシュか 435:次号ネタバレ 04/10/13 17:34:41 VJekpnQ0 都合良くパワーアップしたギンタにしこたまぶっ飛ばされたギロムだったが、 メルへヴンを廻る衛星の一つに、それこそアテネ五輪の冨田選手の如く 伸身の新月面宙返りでぴたりと着地を決めた。 その10点満点の演技に我ながら酔いしれるギロムではあったが、 アテネとは違い、この星にはあいにくと観客が誰もいない。 したがって、当然貰える筈の拍手が少しも無い訳だが、 お陰でギロムは当初の満足もどこ吹く風で、次第に腹を立てていった。 「あ〜ちくしょう!なんだってここには誰もいねぇんだ! ここがアテネだったら、今頃拍手と歓声の雨あられ、 当然、金を取った俺には政府からイイ女の一人や二人あてがわれて、 連日ホテルでずっこんばっこんしてるところだっつーの!」 ギロムは地面にぺっと唾を吐き、怒りをあらわにしてそう叫んだ。 その時である。ギロムの耳に誰かの声が聞こえてきた。 見ると、ギロムの立っている所から十数メートルほど離れた所に 惨めなほったて小屋が建っていて、そこから一匹のウサギが出てきた。 「うるさいよ、お前さん。月ではあまり大きな声を出しちゃいけないルールなんだ。 そんな事も知らないなんて、お前さん、さては新参者だね?」 それは確かにウサギではあったが、詳しく言うなら動物のウサギではなく、 ウサギの着ぐるみを着た人間であった。しかも、ギロムはその男に見覚えがあった。 「そ、そうだ、思い出した!お前はアリババじゃねーか!何でお前こんなトコに 居るんだよ?しかもそのけったいな着ぐるみはなんだ? しっぽの所がほつれて取れかかってるぞ。」 「だ〜か〜ら。大声出すなって。それに俺の名前はアリババなんかじゃない。 ホレ、これが俺の名刺。」 そう言うと、彼はそのほつれたしっぽの部分からごそごそと名刺を取り出し、 ギロムにそれを差し出した。そこにはこう書かれていた。 ──有限会社チェスの駒 アリババ── 「あっ!間違えた!」 ギロムが名刺の文字を読み終わるより早く、そのウサギ男は 急いで名刺をギロムからひったくった。 「お、おまっ!やっぱアリババじゃねーか。チェスって見えたぞ!」 「今のは違うって!」 「何が違うんだよ!もう一回さっきの名刺見せてみろよ!」 「う〜さぎさんったら読まずに食べた〜」 「あっ、お前、なに名刺食ってんだよ!おら、吐き出せ!」 「名刺ってなんのことかな〜?ふふん。」 「ふふんってなんだ!むかつく野郎だな〜」 その後、彼ら二人は小一時間ほど殴りあった。 けれど、殴り合っているうちに彼らの間には奇妙な友情が芽生え、 メルへヴンに帰る方法もないし、それからの二人は月の上で末永く幸せに暮らした。 こうしてギロムは真の友情を得、ギンタの言うところの“かわいそうな奴”では なくなった。むしろ、不毛な殺し合いに没頭するギンタの方こそ、 本当の意味で“かわいそうな奴”なのだと、遠くメルへヴンの地を 月から眺めながら、アリババとおそろいのウサギの着ぐるみを着た ギロムは考えるのであった。<了>
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