ストーリーを教えてもらうスレ Part9 at CSALOON
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482:桜の国(4)
05/01/24 03:16:13
(旭の過去)
広島の大学に入学した旭は、実母と暮らす様になる。
洋裁の仕事で生計を得ていた母は、近所の戦災孤児の女の子に裁縫を教えたりしていた。
よく来ていたのは中学生の兄と暮らす、「少し頭が足りない子」だと評判の京子だった。
手先が器用な京子は裁縫の上達は早く、母は彼女を娘の様に可愛がっていた。
自然、旭とも親しくなり、彼女の身の上話を聞いたりもした。
「うちねぇ、赤ちゃんの時、ピカの毒に当たったん…
ほいで、足らんことになってしもうたんと」
「誰が言ったの?」「みんな言うてじゃ」
「先生も?」「うん」
「…すぐ原爆のせいとか決めつけるのは、おかしいよ」
旭は京子の勉強をみてあげる事にし、暇を見ては、彼女と過ごした。
京子は旭が標準語を喋るのを聞いては「東京におるみたいじゃ」と嬉しがった。

(現在)
昼を大分過ぎ、七波は、平和資料館を見てきたという東子と落ち合う。
東子はおかしな様子で、暫く黙っていたかと思うと、突然吐いて、うずくまってしまう。
その間に旭は宮島行きのバスに乗って行ってしまう。
気分の悪そうな東子をほっておく訳にもいかず、七波はラブホテルで休憩する事に。
部屋に入ると、東子は七波に謝り、自分は看護婦失格だと言う。
「あれが家族や友達だったら、と思っただけで、もう…」
「関係ないよ。その方がまともなんだよ、多分」
そう慰めると、東子の吐いた物での汚れた服を洗おうと七波は洗面所に立つが、その間の服をどうしようかと途方に暮れる。
東子は備え付けのガウンを勧め、ドライヤーもあるから、と慣れた様子で指示を出す。
ポケットの手紙を思い出し、凪生と来たのだろうか、と下世話な想像をする七波。
ホテルを出、旭を見失ってしまった事を謝る東子に、七波は宮島には叔父が居るから心配はない、と言う。

483:マロン名無しさん
05/01/24 03:17:15
すんません。続きは明日…

484:マロン名無しさん
05/01/24 19:37:48
そろそろ次スレの季節ですね・・・

485:マロン名無しさん
05/01/25 06:49:08
>>442
さとうだいすけ 「25M」

25Mが泳げない小学4年生のまもる。いきなりまもるの前に現れたあつし。
まもるは親友・あつしに励まされ徐々に泳げるようになっていく。

実はあつしは未来からやってきた少年だったのだ。
そしてあつしには重要な使命があった。
あつしがいた未来の地球は人の手によりめちゃくちゃに破壊されていたのだが
その悪い未来を変えるための条件が「まもるが小学四年生の時25m泳げること」だったのだ。
まもるに25M泳がせること、それがあつしの使命。

もしまもるが25M泳げるようになってしまえば,歴史が変わりあつしの存在は消えてしまう。
もちろんそんなこと、まもるに言ってもまともに信じてくれない。
あつしも自分が存在できなくなるということを承知しながら、それでもまもるを応援する。

ついに主人公は苦手な水泳の時間に25メートルを泳ぎきる。
その瞬間、あつしの存在は消え、あつしに関する記憶も消えてしまう。
と同時にまもるはふと、とても悲しい(寂しい?)感情がこみ上げてくるのだった。

さいごはまもるが周りに「やったじゃないか」とか言われながらも
あれ?という感じで「でも、なんか・・・」と言いながら涙を流しEND。

486:マロン名無しさん
05/01/25 07:22:38
まとめサイト、「BLACK CAT」はもう連載終了してますよ。

最後は主人公のトレインがラスボス・クリードの
精神を具現化した武器を砕き(つまり相手の心を砕き)勝利。

その後は今まで通り掃除屋(スイーパー)として
自由気ままに生きていきましたとさ。おしまい。

487:桜の国(5)
05/01/25 07:29:16
夜になり、高速バスの乗り場で変装して旭を待っていた七波と東子は
彼とは別のバスになり、拍子抜けしながら変装をとく。
動き出したバスの中、東子は原爆ドームを見ながら口を開く。
「七波ちゃん、私ね、夕べはある人に会いに行く途中だったの。
でも、勇気が無くて、七波ちゃんについて来てしまったの。
でも、ここに来られて良かった。今度は両親と来るわ。
来れば、きっと二人も広島を好きになると思うから…」
それきり目を閉じると、東子は眠ってしまった様だった。
七波は問わず語りに
「母さんが38で死んだのが原爆のせいかどうか、誰も教えてくれなかった。
おばあちゃんが80で死んだ時は、原爆のせいなんて言う人はもういなかったよ。
なのに、凪生も私も、いつ原爆のせいで死んでもおかしくない人間とか、決めつけられたりしてんだろうか。
私が、東子ちゃんの町で出会った全てを、忘れたいものと決めつけていたように…」
と話す。聞いているのかいないのか、東子は少し微笑んだ様に見えた。
七波はバスのトイレに入り、携帯電話で凪生に連絡を取る。

東京駅に到着し、東子の住む新井薬師まで送ってきた七波は、昔遊んだ公園で二人、ブランコに乗る。
そこへ、呼び出された凪生がやって来る。
驚く凪生と東子を置いて、七波は二人に背を向ける。
しかし「辞表出して、家にも帰らずにどこ泊まってたんだよ」
などと、東子に下らない事を言う凪生に肚が立ち、落ちていた松ぼっくりを彼の頭に投げつける。
今言うべき言葉は他にある。
二人を置いて、かつて暮らした町を七波は一人歩く。
昔の通学路の歩道橋に差しかかり、東子の上着を借りっぱなしなのに気付いたが、今度会う時に返せばいい、と微笑む。
七波はポケットから凪生の手紙を取り出すと、細かく千切り、手をかざす。
「母さん…
見てるんでしょう、母さん」
手紙は風に乗り、桜の花びらの様に舞った。
遠く、広島の空の下、旭が京子にプロポーズをしたのは、桜舞い散る春だった。

488:桜の国(6)
05/01/25 08:17:51
(旭と京子)
兄が結婚し、京子も独立を考えていた。
『求む!お針子さん 住込み可』の洋装店の張り紙を見ていた京子の横を、旭が通りかかる。
(ここが打越がハンカチを買った店だったり…細かい伏線)
大学を卒業し、社会人になっていた旭は、「うちで母の仕事を手伝えばいい」と京子を誘う。
旭の気持ちに気付いた母は、京子のいない時、
「あんた、被爆者と結婚する気ね?
何のために疎開さして、養子に出したんね?
石川のご両親にどう言うたらええんね?」
と彼を責める。旭は意外に思うが、その後の母の言葉を重く受け止める。
「なんで、うちは死ねんのかね。
うちはもう、知った人が原爆で死ぬんは見とうないよ…」

何年か後の春、東京に転勤が決まった旭は京子を呼び出し、母と一緒に嫁も連れて行きたい、とプロポーズする。
その頃には、母も「同じ心配するんなら、離れてするより、そばに居た方がいい」と言ってくれていた。
そうして、東京での暮らしが始まった。

そんな風景を、七波は知っている様に思う。
母親から聞いたのかもしれない。
しかし、それは生まれる前の記憶で、確かに知っていると思えた。
この町で、この歩道橋で、桜の花びらの中、幸せそうな二人を見て、「このふたりを選んで、生まれてこようと決めたのだ」と。

帰りの電車。ずっと尾行に気付いていたらしい旭は、七波の隣に座る。
彼は姉の皆実の五十回忌に合わせ、広島で皆実の知り合いに昔話を聞いてきたという。
凪生と東子との事を聞いた旭は、「お前の方が心配だよ。28にもなって…」と、ふざけて泣き真似をする。
旭は七波が皆実に似ていると言い、
「お前が幸せになんなきゃ、姉ちゃんが泣くよ」と呟くのだった。
(終わり)

489:マロン名無しさん
05/01/25 15:37:30
マイネリーベ永遠なる夢想曲お願いします。

490:マロン名無しさん
05/01/25 17:23:03
夕凪の街、桜の国乙。
いい話だった。タフな時に原作読んでみる。

491:マロン名無しさん
05/01/25 17:25:59
ピースメーカー、乙。
なんか全然画を知らないから、全ての人物がNHKの某大河になってしまったよ。
特に山南と明里が……。


492:マロン名無しさん
05/01/25 17:26:25
和深ゆあなの「空夢のかなた」と、喜多尚江の「空の帝国」をお願いします。

493:赤ちゃんと僕、リク主
05/01/25 18:53:55
>178-184
まさかネト落ちした直後に書いて頂けていたとは。
超超遅レスですが、あらすじありがとうございました。

494:マロン名無しさん
05/01/25 19:39:24
>>485
地味に泣ける

495:マロン名無しさん
05/01/25 19:43:50
>1
>容量が450を越えた時
今の容量=491 KB
次スレ立ててくる。

496:日本国初代大統領桜木健一郎
05/01/25 19:48:00
ストーリーを教えてもらうスレ Part10
スレリンク(csaloon板)
どうぞ

497:マロン名無しさん
05/01/26 15:08:01
時間モノはタイムパラドックスのことを考えると
途端に泣けなくなるなあ。俺は汚れてしまった。orz

498:マロン名無しさん
05/01/26 16:32:05
歴史が改変されたとたん平行宇宙になると考えればパラドックスは解決。

499:マロン名無しさん
05/01/26 20:29:31
>>498
なるほど!
何かYU-NOとか思い出したよ。

500:マロン名無しさん
05/01/26 21:57:10
元ネタはラリー・ニーヴン「時は分かれて果てしもなく」です

501:500
05/01/26 22:11:02
おっ、キリ取ってたのか。

つうかエヴェレットの多世界解釈だけどな


502:桜木健一郎担当
05/01/27 04:33:16 BE:18472043-
>498-501
クロノアイズ、ですな。
そういえば、同作者のイサミダッシュ、書こうと思った時期もありましたが、桜木がまだ2冊730ページも残ってるから
無理だなあ。


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