秒速5センチメートル ..
2:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 18:28:19 n4hW6JGl
>>1
乙
てか誰もいねえのなwww
3:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 18:29:06 JiUoUYzG
◆過去スレ
秒速5センチメートル Part4
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秒速5センチメートル Part3
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秒速5センチメートル part2
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秒速5センチメートル@アニメ映画(dat落ち)
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◆その他の関連スレ・サイトなど
新海誠アンチスレ@アニメ漫画業界
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【新海誠】秒速5センチメートル【山崎まさよし】@映画作品・人
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【新海】秒速5センチメートル【アニメ】@鉄道総合
スレリンク(train板)
◆総合スレ
新海誠総合 ほしのこえ/雲のむこう/秒速5センチメートル 17@アニメ映画
スレリンク(animovie板)
4:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 18:43:33 qU6+5Sbv
これ確かにラストの踏み切りのところ 電車の車輪の間
よーくみると確かに女の方は走ってその場を立ち去ってるっぽくみえるな
DVDの画像 引き伸ばしてコマ送りで検証できるようなオススメソフトない?
5:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 18:45:37 JiUoUYzG
2007年4月号アニメージュ誌 関連記事概要(1/3)
スレリンク(anime2板:643-645番)
643 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 14:30:18 ID:A+yuJ2NU
今月のアニメージュで4ページの特集記事が載ってます。
少女時代の明里役、近藤好美との対談が2ページ、制作スタッフとの
対談が2ページ。
以下簡単に内容を書くと、
監督「近藤さんを選んだのはデモテープを聴いた中で10代の女の子に
手紙を読んでもらっている感じ、現役のティーンエイジャーならではの
リアリティがあったから」
近藤「映像に合わせて喋るのがはじめてだったので難しかった」
(出演者の中でアフレコ経験者は花村怜美のみ)
一番好きなシーンは、とのことで
近藤「冒頭の『猫、チョビだ』と再会後の『まるで雪みたいだね』のところ」
監督「お弁当を食べているところの『ほうじ茶、初めて飲んだ』『嘘、絶対
飲んだことあるよ』のやりとり。この場面は明里が本当は嬉しいのにそれを
抑えているようなクールな印象がある。貴樹は安心しているけどどこか
緊張しているような感じがあって、貴樹と明里はこういう関係なんだなあと
改めて思った」
監督「貴樹が明里にキスをしてものすごく嬉しいはずなのにふとその先に
思いがいってしまって、ずっと一緒にいることは出来ないと思ってしまう、
その漠然とした不安感も受けとめてもらえると嬉しい」
監督「決定的な理由がないけど時間や距離の積み重ねで何となく別れて
しまうような現実はよくあると思う。そんな中でも現実の世界は美しい
ものに囲まれている、ということを第三話では表現したかった」
監督「貴樹の気持ちについては色々な解釈ができると思う。ふとした
瞬間に明里が心をよぎるようなこともあるが、それは思春期の
人格形成において重要な時期にその子のことを想って過ごしたから。
初恋の子に似た人を見つけると目で追ってしまうという部分は年配の
男性からの反応も大きかったが、それは作中で明里が貴樹の視線で
描かれているからかと思う。どこか夢のような幻想的な女の子で、『僕の
好きな子はこういう子だったかも』と思ってもらえるのかも知れない」
6:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 18:46:17 E/ttuhdd
たかきは最後吹っ切ってるっていってる人がいるけど
吹っ切ってたら振り返らないと思うな
未だ未練たらたらなんだと思うわ そういう自分に改めて気づいて
最後笑ってるんだと思う あーおれアホだわって
7:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 18:46:42 JiUoUYzG
2007年4月号アニメージュ誌 関連記事概要(2/3)
644 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 14:31:04 ID:A+yuJ2NU
続いてスタッフ編。
監督「西村さんは僕たちの間で一番キャリアがあり、物量にも対応
できるし緻密な動きを丁寧に描く技術も持っている。」
西村「最初はもっと短いスパンで作れるイメージだったので、動画も
自分で全部描いていた」
「心理描写部分の作画が一番大変だった。絵コンテから汲みとれるが
いざ表現するとなるとやはり大変。心のひだを描くのが難しい」
丹治「第二話の種子島、ロケハンに行っていなかったので南国の
匂いや空気を美術で表現するのが難しかった」
馬島「最初だったこともあって一話の方が大変だった。(普段は油絵
なので)きれいな色合いが苦手」
天門「(山崎まさよしの曲のアレンジは)最初は難しかった。歌いまわし
によって魅力が出てくるメロディなので」
「シンプルなメロディーにすると魅力を出しづらいので、結局ピアノと
バイオリンで演奏した。全部デジタルの音だと感情を表現するのには
足りない。弦楽器はそのへんの効果が大きい。生の音は情感が全然違う」
監督「第二話の回想に入る部分では(天門さんは)生ギターも弾いている。
あのギターが入るだけで『北の国から』が始まったみたい」
天門「前々から新海作品にはアコースティックギターが似合うんじゃないか
と思っていた。四畳半フォーク的な叙情性というか」
完成した映画を観て、
監督「今回は仕上げのタッチ、学生バイト中心にフォトショップで塗ったが
彼らがよくこんなに塗ったなとちょっと感動した。美術950枚前後、動画
2万枚という膨大な量を塗ってもらったと思うと『よくやったな。僕ならとても
できないな』と。メインスタッフとしては出てこないが根性ある仕事をやって
くれたと思う」
今後の監督に対する希望など
天門「次に仕事を頼まれたら実験的なこともやっていきたい」
馬島「旅行に行かれるという噂を聞いたのでその後の作品がすごく気になります」
丹治「新海さんにはこのまま進んで行ってほしいと思う反面、新海節じゃないものを
観てみたい気もする、コメディーとか」
監督「この作品の半分は西村さんの力で成り立っている。このあとちょっと
短い作品でご一緒させて頂くが、その先ももっといろんなことをやれたらと思う」
西村「どんな作品を作っても新海さんらしさは出てくると思うので、全然違う
ジャンルも見てみたい」
実写に興味はあるか、との問いに
監督「僕はあまりない。やってみたらと勧められることも多いが、実写は現場
でのコミュニケーションが難しそう。俳優にゆだねなければいけない部分など
自分でコントロールできない要素が多そう。完全にコントロールしてアニメーション
を作れているという自信がもてるまではもう少しこっちで頑張ってみる」
8:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 18:47:42 JiUoUYzG
2007年4月号アニメージュ誌 関連記事概要(3/3)
645 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 14:33:18 ID:A+yuJ2NU
あと、杉井ギサブローのアニメでお茶を、のコーナーも秒速5センチ特集。
作画監督の西村貴世が「あらしのよるに」に参加していたこともあって、
そのあたりからも思い入れのあるコメントをしてました。
「第一話をしばらく観たところで『なぜアニメで作品を作っているのだろう』と
思った。小説や実写でなくなぜアニメなのか。
でも映画が進むうちに『アニメじゃないとだめなんだな』ということが自然に
伝わってきた。アニメが実写と違うところは一コマ一コマが『絵=アート』
であること。リアルではあるが実写とは違う、絵画として描かれた風景を
映像言語として使い、情感を心地よく演出している」
「新海監督が書きたい世界は必ずしも巧いアニメートが必要というわけでは
ないと思う。でも今回の作品ではアニメーの巧さが世界観を伝える強力な
手助けになっていて気持ちよかった」
「新海さんは『ここから先は踏み込まない』というコントロールが巧く、そこが
作家性になっている。もう一歩踏み込めば作品に密度が出たり、他の
メッセージも伝えられるかも知れない、でも『ここでやめておこう』と抑える
感覚が新海さんの持ち味だと思う」
以上、長文連投失礼。
どちらの記事もかなりの長さなので、興味持った人は実際に読んで下さい。
#スキャナがないので申し訳ない……。
9:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 18:48:42 JiUoUYzG
2007/3/28 トークショー@シネマライズのレポート(1/5)
ゲスト:フジTV笠井アナウンサー
スレリンク(animovie板:711-715番)
711 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 01:50:20 ID:R79A6qka
トークショー行ってきました。
笠井アナ、ほぼ隣に座っていたのに全然気づかなくてすごいびっくりした……。
ゲストというかほとんど笠井アナがホスト役でしたが、さすがにプロ。
これまでの新海監督関係のイベントで、一番話が弾みました。
個人的に新海作品ファンらしいので、今後もこういうイベントでまた出てくれると
嬉しい。
というわけで、イベントのトークの内容簡単にまとめたのでちょっと長いけど
upします。連投失礼。
新海監督、挨拶
「作品を作り始めるときは観客の顔を意識しているんですが
作っている間は製作のことだけを考えているので、作り終わ
ってから改めて観客の顔を思い出して心配になる」
「こういうものを観たいに違いないという思い、信念みたいな
ものを持たないと一年半という作業は続かない」
・これまで何回観たか、との問いに6回以上観たという人がそこそこ。
・笠「初号試写が一回だけなんて少なすぎる。
男おばさんという番組を一緒にやっている軽部アナにも薦めて
気に入ってもらった」
・Yahooで一話を先行放送したことについて
笠「普通はこういうことは劇場側がなかなかうなずかないので実現しない
(お金をとって見せるものをタダで配信するという点が)
そういう意味ではシネマライズの考え方が進んでいる」
新「ネットで流すとその後YouTubeに載ったりしますからね(笑)」
・笠「カット切り替えが早くて勿体ない、もっとじっくり観ていたい」
新「切り替えが早いのはテンポを考えているというのと、なるべく
短い時間にたくさん詰め込みたいというのがある。
それと、普段我々が見ている風景というのは、じっくり見るという
よりも目の端で捉えていたりすることの方が多い。
そういう瞬間瞬間の美しさというものに気づいてもらいたいので」
「スタッフには、特に三話は『一生懸命描いたのに一秒もないの』と
不評だったりする。
実際、一番短いところは5コマしかない。それくらいのカットが
40カットはある。
ただ5秒あるところは5秒なりのカット、0.5秒のところはは0.5秒
なりのカットにするよう、時間軸でのコントロールをしている
(描き込みが違う)ので、あまり止めて見て欲しくはないですね(笑)」
笠「原画展をやってほしい」
新「そういったご要望はコミックスウェーブに言っていただければと……」
10:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 18:59:11 JiUoUYzG
2007/3/28 トークショー@シネマライズのレポート(2/5)
712 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 01:51:25 ID:R79A6qka
・笠「好きな場面は、桜並木の下にバイクが停まっているカットと、
二話目の香苗がバイクにもたれかかってメールを打っている
下半身のカット」
新「香苗のカットは、実際に現地の中種子高校の女の子にポーズを
撮ってもらった写真を元にして描きました」
新「自分で描いているのは
冒頭の桜並木のカット、ここの背景美術は全部自分
(最初に作っていた場面)
教室に入って電気がつくところ、電車の窓からの風景
三話目の背景の細かい所は全部スタッフ
電車の車内の細かい描写も、1,2カットは自分だがほとんどスタッフ」
・笠「離れている二人の間の想いを描くことが多いですよね」
新「何で幸せな恋愛を描けないの?とはよく言われる。
ただ自分は一人の人間が年老いて死ぬまでを描くわけではなくて
劇中人物はこの先を生きていくわけで、この先生きていく人生を
照らすような出来事を描きたい」
笠「監督自身の恋愛経験が反映されているのでは?」
新「遠恋の経験はないですね……いやあったか。
高校卒業して上京して浪人〜大学入学の間に少し、地元の人と。
ただ、今の世の中は電車で20分くらいの距離でも、メールが
来なかったりするとすごく遠く感じる、近くに住んでいても
遠恋的なシチュエーションが増えていると思う」
笠「メールの返事がすぐ来ないと嫌ってタイプ?」
新「自分は返事を出すのが遅い方なので、逆に返事を期待されると
プレッシャーですね」
・男性視点が多いことについて
新「自分自身が男というのが一つ、あと一人称の小説が好きと
いうのもある。言葉が饒舌なものがいい、その中から好きな
言葉が見つかったりする。
なので、饒舌なアニメーションがあってもいいんじゃないか
と思って作っている」
笠「茫漠とした時間が僕の前には横たわって……なんて中学生は
普通思いつかない表現ですよね?」
新「あれは貴樹が成長してからの視点も一部混在してるんですよ」
11:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:01:36 JiUoUYzG
2007/3/28 トークショー@シネマライズのレポート(3/5)
713 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 01:52:28 ID:R79A6qka
・笠「ロケハンで得たイメージから作るタイプの監督と、脚本先行の
監督がいるけど、どちらのタイプ?」
新「小説形式の文章を書くことからスタート。書きながら風景を
頭の中で組み立てて、それに基づいてロケハンする」
・モデルになった場所について
新「冒頭の坂道は実際にあるけど、実はあそこに桜は植えられてない。
後半造成されている描写があるけど、実際にもあそこは造成
されて今は公園になってしまっている。その造成前は雑木林で
それを桜に置き換えた。
桜並木自体は参宮橋にあるのを参考にしている。
キスシーンの桜は岩舟にはない。モデルにしたのは代々木公園の桜」
笠「今から岩舟に植えてきてください」
・ダヴィンチ誌で小説連載開始(4/6売りの号から、半年くらいの予定)
自身の手によるノベライズ
・笠「『ほしのこえ』『雲のむこう』この作品と、『約束』が
キーワードの一つになっていると思うが」
新「約束にまつわる思い出というのは誰でもあると思う。
自分も『後輩にいつかジュースおごると約束したのにおごら
なかった』というような些細なことから、人に言えないような
大きなものまで、果たせなかった約束というのは幾つもある。
ただ始めから破ろうと思ってする約束はないわけで、そこに
至るまでの断絶、ギャップのようなものを描いている」
・笠「どの作品でも男性主人公が、ある種『偶像を作り上げながら
恋愛をしている』気がするが、これは監督の実体験から?」
新「そこまで徹底したものではなくても、昔の思い出を心に秘めて
鬱々としてしまう、というようなのは、割と誰でも共有
しやすい感情なのではないかと思っているんですけど」
笠「過去の恋愛を忘れないタイプ?」
新「忘れっぽいと思いますね…自分の作品を見ていても、昔の恋は
思い出さないです」
・笠「香苗がちょっと貴樹の裾をつかむのがリアル(手とか腕じゃなくて)」
新「あれは実体験ではないです(笑)
二部は香苗の気持ちになって描いているので、ここは香苗なら
裾だろうな、と」
12:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:02:59 JiUoUYzG
2007/3/28 トークショー@シネマライズのレポート(4/5)
714 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 01:53:19 ID:R79A6qka
・新「ロケハンした風景を元に背景を作画するのは楽なんだけど、
キャラは記号化させないと芝居をさせられないし、記号化
しすぎても駄目なので難しい。今はまだ試行錯誤している」
・SF的なギミックが作品に取り入れられる点について
新「超越的・非日常的なものが好きなので。
子供の頃はどうやっても手の届かない、遠いものほどかっこいい
と思っていた。
自分にとってはそれはパソコン(未来を象徴するもの)と宇宙
だった。
SMAPのようなアイドルに憧れる女の子の気持ちも同じなんじゃ
ないかと思う」
「香苗の気持ちとロケットの発射がシンクロするような描写は
タイミングを全てコントロールできるアニメならではのもの」
「二話でロケット打ち上げを描いたのは、香苗も貴樹もあそこで
同じロケット打ち上げを見ているのに、違うものを見ていると
いうことを描きたかった」
・山崎まさよしの歌について
新「先に曲があったのではなく、話に合わせてあとから曲を選んだ。
作品に合う曲としてスタッフが色々と挙げてくれたうちの一つ。
前から知っていた曲だが、歌詞をじっくり見てみると作品に
ぴったりリンクしていた。
既に『月とキャベツ』で使われているが敢えて使わせて欲しい
とお願いに行ったが、山崎氏に『既存の映画の曲をオファーして
くるなんて度胸あるよね』と言われた」
13:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:03:53 KqnjJ3K0
一話で二人の関係を見せられてそれから30分ちょい後に、一話で見た二人の関係が消えてはいないもののかなり希薄になってる、それがなんか寂しいんだ思うと自己分析
14:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:04:00 JiUoUYzG
2007/3/28 トークショー@シネマライズのレポート(5/5)
715 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 02:01:02 ID:R79A6qka
・ラストシーンについて
新「視線も交わすことなく歩み去ることについて、『あまりにも
ひどい』と言われる。
実際、中学生くらいの子からもらう感想だと『何で幸せにして
あげないんですか』というのが多い。
逆に年配の人からは『ああじゃなきゃいけない』と言われる」
「明里があそこでいなくなっていたからこそ、貴樹は次の一歩を
踏み出していける(もしいたら不倫になっちゃいますし)
あのラストは一番最初に決めてはいたのだが、製作中ずっと
本当にこれでいいか迷っていた」
・次回作について
新「短いもののオファーは来ているので、そのあたりは年内にも。
長編については全く未定。長編は一度始めるとスタッフを
拘束することにもなるわけで、覚悟を決めないと始められない。
今は日々届く感想を噛み砕く作業をしているところ」
以上です、連投失礼しました。
何かというと監督自身の恋愛体験談に持っていこうとする笠井アナが
面白かったw
しかしまあ、そのあたりはこちらも興味のあるところだし、技術的なこと
とかと違って普通に質問とかはしにくい部分なので、ああいう話題展開に
なったのはそういう意味でも貴重だったかと。
シネマライズでは4月にもトークやサイン会などのイベントを企画している
とのことです。
一点、ロケットの打ち上げの話題の中で、笠井アナと新海監督が二人とも
観ていて「あれは良かった」という、ロケット打ち上げを扱った映画?の話
があったのだけどよく聴き取れなかった。何だったんだろう。
オクトパス?とかなんとか聞こえたのだけど。
(※注"October Sky"、 遠い空の向こうに ロケットの夏の原作との指摘)
笠井アナがロケット打ち上げが大好きらしく、関連の話題では監督と二人で
かなり盛り上がっていました。
15:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:05:00 JiUoUYzG
2007/4/1 宇都宮テアトル公開初日舞台挨拶レポート(1/3)
スレリンク(animovie板:918-920番)
918 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 11:14:31 ID:GHi72ODB
たびたびすみません。
昨日、宇都宮テアトルで行われた舞台挨拶に行ってきましたので
トークの内容を簡単にまとめました。
#今回、メモ帳持って行ったのにマヌケにも筆記用具を忘れたせいで
#部分的にうろ覚えですが……orz
相変わらずで申し訳ないのですが連投失礼いたします。
新海監督
新「宇都宮テアトルに来るのは雲の向こう〜の舞台挨拶以来なので2年ぶり。
あのときは青森での舞台挨拶があってその翌日に宇都宮だったのだが、
青森から来る電車が雪で止まってしまって大変だった(途中3回止まった)。
最後は宇都宮駅から走った(観に来た人たちには待っていてもらった)」
司「それで貴樹というキャラが生まれたんですね?」
新「いえ、それは違うんですけど……」
新「劇中で『栃木って行ったことあるか?』というセリフがあるが、それが
この劇場でキャッチコピーに使われているのを見て、ああ、御当地もの
なんだなあ……と思った。
作中では『栃木って遠いよな…』と言っているが、あれは自分がそう
思っているわけではなく、中学生としての目線でのセリフ。
自分は宇都宮というところは馴染み深い。宇都宮線も何度も使っていた。
そういうこともあって、今回一話目の舞台にしている」
#ちなみにそのコピーを使ったpop
URLリンク(up2.viploader.net)
(二話目の話)
新「種子島といえばロケット打ち上げ。なので今回は、ロケット打ち上げを
一緒に見上げたとき、相手の気持ちが自分と違うことに気づいてしまう、
という話にした」
16:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:06:04 JiUoUYzG
2007/4/1 宇都宮テアトル公開初日舞台挨拶レポート(2/3)
919 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 11:17:17 ID:GHi72ODB
西村氏
西「自分は栃木に来るのは岩舟のロケハン以来(やはり2年前)なのでとても
楽しみにしていた。
岩舟のロケハンは打ち入り(作業スタート)だったのだけど、そのせいで
前日飲みで盛り上がってしまい、翌日二日酔いで大変だった。
今当時のロケハンの写真を見ると、二日酔いなのに頑張ってるなー、と思う。
またロケハンに来たのは真夏の暑い日だったので、これをどう寒く表現
しようかというのがかなり大変だった」
(二話目の話)
西「現地の高校のサーフィン部の取材をさせてもらったのだが、部員たちの
明るい人柄に触れることで影響を受けた」
司「サーフィンを題材にしようということになって、波とか描くのが大変に
なってしまったのでは」
西「じっと波を観察していると、あっ、描ける、という瞬間が訪れる。
あと、サーフィンのDVDを買ってきて見ながら描いた。そのせいで
ちょっと波が大きすぎになってしまった……」
丹治氏
丹「今回は途中から参加だったので、一話の前半は担当しておらず一話の
後半、岩舟のパートを主に担当した。
また途中からだったのでロケハンも参加しておらず、写真は真夏の
ものばかりで、ここからどうやって寒く表現しようかと…。」
「最初から参加できなかったのは映画『日本沈没』に参加していたため。
いつこちらに来られそうかと聞くと『もうすぐ終わります!もうすぐ
終わります!』とそればかり繰り返していた。
結局参加したのが去年の4月からなので丁度一年前」
司「まあでも、そこはいつもの新海監督らしく制作期間を引き延ばして
くれたので丹治さんも間に合ったのだが」
新「後半の美術の作業はかなり大変だったが、『丹治さんが来てくれれば
終わる』という確信があればこそ続けられた」
(二話目の話)
丹「南国の景色を描かねばならないのだがやはりこちらもロケハンに参加
していないので大変だった」
新「作業の順序としてはまず先にイメージボードを作るのではなく、先に
絵コンテを作ったあと、特徴的な場面を抽出してイメージボードを作る。
その際色使いについてはかなり打ち合わせを繰り返した。
2話目はビビッドにしてくれとお願いした」
天門氏
天「(ガソリンなしで挨拶なことについて)朝っぱらから飲むのはさすがに
どうかと思い。
前に宇都宮に来たとき(上のほうで言っている雪で電車が止まったとき)
は、前の晩にかなり飲んでしまって二日酔い気味だった」
「山崎さんの曲のピアノアレンジを作ったが、ピアノで弾いていると
何を弾いても自分の曲のように聞こえてしまう」
(二話目の話)
「監督との間でアコースティックギターを使った曲(香苗の回想シーン
で使ってる曲)について意見がまとまらず、最終的には説得するために
自分でギターを買ってきて弾いてみせた。
この曲は明るすぎるということだったので、ちょっと暗めにもして
みたのだけど、アコースティックギターの音質だと、暗い曲だととことん
渋くなってしまう」
17:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:08:06 JiUoUYzG
2007/4/1 宇都宮テアトル公開初日舞台挨拶レポート(3/3)
920 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 11:22:22 ID:GHi72ODB
トークの内容としては簡単ですがこんなところ。
上の方にもありましたが、宇都宮テアトルでは特別に種子島コーヒーを
売っていてトークでも言及していました。
URLリンク(up2.viploader.net)
サイズが2種類あって小さいほうには「種子島コーヒー」の文字が入って
いるということでしたが、確かに劇中でも香苗が貴樹に合わせて買った
場面、香苗の方のパックが小さいんですよね。
#観ているときは「パースのミス?」とか思ってたんですがw
で、この小さいパックのほうは残念ながらもう作っていないとのこと。
監督「でも、まあ、中身は同じですので」
私も折角なので買って、サイン会のときにはこれにサインしてもらいました。
URLリンク(up2.viploader.net)
あと、物販関係ではポスターが3種(各500円)売られていました。こちらも
シネマライズでは見かけたことがなかったような。
それから、場内ロビーの壁には作中場面のイメージボードのようなものが
飾ってありました。
URLリンク(up2.viploader.net)
シネマライズとはまた違った形で、色々とプッシュを考えているなあ
という印象。
舞台挨拶の時間も、ライズのときより大分長く取られていたし。
#帰りは岩舟にも寄ろうと思っていたのだけど時間の関係で断念……。
以上、連投失礼しました。
18:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:09:08 JiUoUYzG
ムック オトナアニメVOL.4 関連記事概要(1/3)
スレリンク(animovie板:387-389番)
387 :超夢銀漢王 :2007/04/09(月) 12:30:56 ID:Y0Fjk3+4
今月発売のオトナアニメに新海監督のロングインタビューが掲載
されています。
以下、簡単に内容まとめました。かなりはしょってますので詳細は
実際に読んで頂いた方が良いですが……。
連投になります。失礼します。
・まず小説スケッチ的なものを10本くらい書いてみてこれをどう作って
お客さんに見せていこうということを考えたときに劇場というものを
意識するタイミングがあって、一人の監督が作ったオムニバス作品を
見せるときに、まとまりがあった方がいいということでつながった
作品にした。
・第一話が一番長くて第三話が一番短いという配分は意識的に決めて
いたわけではない。大元の小説的な文章では第三話が一番長かった。
山崎まさよしの歌を使うとなったときに映像表現としての見せ方が
決まった。
結果的にだが人生の体感時間は幼いときの方が同じ一年でも長く感じる。
そういう圧縮された感じを、曲にあわせてやってみた。
・舞台として東京・栃木・鹿児島が選ばれたのは、まず栃木は東京からの
距離感。中学生にとっては遠く感じるが大人になってみると通勤範囲内
くらいのバランスにしたかった。
種子島は、当初ばらばらの話だったことの名残。ロケットの打ち上げを
帰りに目にするという話が独立してあった。
・三話時点での貴樹は26歳の設定。劇中描写を見ていると分かる仕組。
・非日常的設定は意識的になくそうとしたわけではないが、『ほし』も
『雲』も描いているのは人の心の距離感だったりするので、短い時間で
そのテーマで作ろうとしたとき、日常の設定の作品となった。
ただ超越的なものに憧れる時期というのはあるので、日常の場面として
ロケット打ち上げがあるというのは使えるんじゃないかと思った。
・第三話について、割とリアルなテーマを扱っているので、「初恋の人と
結婚して幸せになりました。めでたし」という結論で果たしていいのか、
というのがあった。作り手である自分も人生の途上で、まだこれから
考え方が変わっていくだろうし、26歳の時点でこうあるべきだ、という
ような結論を出したくなかった。「結論うまく出ないよね?」という
ようなところを見せたかった。
19:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:10:10 JiUoUYzG
ムック オトナアニメVOL.4 関連記事概要(2/3)
388 :超夢銀漢王 :2007/04/09(月) 12:34:28 ID:Y0Fjk3+4
・届けたい年齢層は自分と同じくらいの年代を真ん中に。仕事や人間関係を
慣れで回せるようになってきたなかで、ひたすらひたむきにならざるを
得なかった年代というのをもう一度掘り起こしたいという気持ち。
中学生や高校生というのはあまり見る層として想定していない。ただ
全部を受け取れないにしても何かを感じたりすることはあると思う。
そういう捕らえ方をしてもらえるといい。
・作中に言葉を多くした作品にしたい。言葉のリズム、それにリンクした
音楽、映像の気持ちよさを出したい。
「アニメーションで作っているんだからそんなにしゃべらせるな」とも
言われるしもっともだと思うが、そういう作品は他にもあるので、自分は
今回のような作品を見たいし作りたかった。
・キャラデザはキャラ立ちをしないように。例えば赤い髪や赤い服のキャラ
というのは画面が引き締まったり色彩的な気持ち良さはあるが、そこは
ギリギリのバランスで、明里の白いコートぐらいはまだいいかと。貴樹は
茶色のコートにしてしまったが、これだと美術に溶け込んでしまう。
そのあたりの色彩設定が難しいが、それでも背景の中にきちんと存在して
いるような、キャラも含めて背景のような映像にしたかった。
セルも含めて絵になっているというような。
・年表まで作れるような豊かな作品世界が奥にあって作品世界に下りていく
ことで何かを得られる作品が一方であるとしたら、今回の作品は、作品の
方からその人の気持ちの深いところまで入っていってその人のなかにある
体験を気づかせてくれるものにしたいという気持ちがあった。
ある層の人にとって直接的に効果のある作品にしたかった。
・声優は有名無名にこだわらず声そのもので選んでいる。最初のセレクトの
段階から有名声優を抜いているわけではない。
20:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:11:14 JiUoUYzG
ムック オトナアニメVOL.4 関連記事概要(3/3)
389 :超夢銀漢王 :2007/04/09(月) 12:38:06 ID:Y0Fjk3+4
・カットから懐かしさを感じてもらえる理由として、一つには実写ではなく
実在の場所から描いた絵だからではないか。記憶は実写のようなリアルな
ものではないので。
全カット写真から描いてるんじゃないかと思われたりもするがそれはカメラ
アングル的に無理。レイアウト能力が必要だし美術スタッフの力も必要。
そこで例えば教室も机と椅子を整然と並べてしまったりするが、実際は
直線的に並んでいるわけはない。そういう部分でバリエーションなり現実味を
持たせようとはしている。
ただパースの問題で高さの違う机をうまく描くというのは難しいので
3DCGでパースの元を作ったりはしている。そういう意味で背景美術に偏執狂
的な手間をかけている作品だとは思うが、それが必要な作品であるとも思う。
・鉄道について、道具的に便利というのはある。全くの他人同士が乗って
運ばれていくとう状況や道具立てが。
思い入れもあってきちんと調べて描くようにはしているがディテールは
よく分かっていない。
高校時代は電車通学だったので車窓から眺める風景と思い出がリンク
しているというのはあるが、スペック的に電車・鉄道が好きというわけ
でもないので、描写で嘘をついたほうが都合のいいところではついている。
・踏み切りもよく出てくるが、道具立てとして踏切を使ったのは多分今回が
はじめて。日常の生活の中で電車が通過することで分断されてしまうという
意味で踏み切りというのはドラマチックな空間。
『ほし』や『雲』の踏み切りは風景として使っていただけでそれほど意識は
していない。
・『Onne more time〜』のミュージッククリップの編集は自分で。撮影
しなおしているカットも結構あり。少しだけ新規の作画カットもある。
映画本編を見てから観て欲しい。小学校時代の貴樹と明里が電車で
分断されてしまうんだが、ちゃんと明里が待っていて二人で帰っていく
という編集。映画だと同じ場所で違う展開になっているので映画を観た
人向けに意識して作った。
・できればHD解像度で観て欲しいという気持ちはある。DVDになると情報量が
4/1になってしまって、描き込んでいた映像がつぶれてしまったりとか。
劇場では、情報量としては乗っているがフィルムノイズや輪郭のぼやけも
ある。できれば作ったままの解像度でお客さんに観てもらいたいという
気持ちはある。
ただ良い曲は、CDで聞こうがラジオのノイズまみれで聞こうがいいものは
いいと思うので、それこそ携帯プレイヤーで見てもらってもいいとは思う。
以上です、連投失礼しました。
#別スレ見ながらやってたら思いっきり誤爆した……orz
21:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:12:29 JiUoUYzG
2007/4/13 トークショー@シネマライズのレポート(1/4)
ゲスト:杉井ギサブロー
スレリンク(animovie板:539-543番)
539 :超夢銀漢王 :2007/04/14(土) 11:34:55 ID:0EzkDidX
……ブランチの特集……え?あれ?終わり?
それはさておき、昨日のトークイベントの内容、文字起こししてみたんですが
聞いてる間はそういう印象でもなかったのにこうして見るとほとんど
ギサブロー氏が喋ってたんだなあと……orz
というわけであまり新海発言はないんですが、一応貼ってみます。
あと会話が全然つながってないように見えますがこれはギサブロー氏が
かなり突っ走ってたってのもありますが私の解釈が追いついてない部分も
あります……なるべく会話の内容をフラットに記録するようにしてたんですが……。
それと今回、事情により思いっきり会場着が遅れて、途中から聞き始めた
ので、最初の方がすっぽり抜けてますorz。
誰か他に観に行った方が前半の内容埋めてもらえると助かります。
聞き始めたところは、西村氏の作画をギサブロー氏が誉めてて、新海監督に
あれはどんな指示をしたの、ってあたりで監督が「指示の仕方が難しくて
作打ちの時間が一番嫌だった、その辺のスタッフとのやりとりを西村さんに
吸収役でやってもらった」と答えたとこくらい。
ギサブロー(以下ギ)「西村さんはバンドを持ってたりしてその辺の調整が上手いの
かも。彼はちょっと変わっていて、あらしのよるにの作業で忙しい最中なのに
バンドの練習っていって帰っちゃったりして、そのときはムッとしたもんだけど(笑)
その辺感性が変わっているのかも」
西村(以下西)「新海さんとやるときは普通のアニメーションのやり方はやめ
ようと思ってやってる」
22:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:13:33 JiUoUYzG
2007/4/13 トークショー@シネマライズのレポート(2/5)
540 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/04/14(土) 11:36:51 ID:0EzkDidX
ギ「宮崎監督の描く少女のナイーブさっていうのはプロの上手さ。
あの重量感ある動きも含め全て計算づくの表現。
それに対して新海さんの描く少女のナイーブさっていうのは
心情的なもの」
「プロが同じことをやろうとするとあの素朴さが失われてしまう」
西「全カット新海さんが描いてくれる絵コンテがあってそれを生かす
よう作画している」
新「雲の向こうのときは大規模作業だったのでネットを通して作画の
やりとりなどもしていたので、スタッフがノっているかどうかと
いった雰囲気がつかめなかった。
今回はメインスタッフは集まって作業していたので、スタッフの
雰囲気のようなものが分かるのでチームワークで製作している
という感覚があった」
「その中で、とにかく自分で全部に手を入れよう、どこかに自分が
描いた鉛筆の線を残そうという気持ちがあった」
ギ「映像の持つ伝達性というのは音楽に似ていると思う。例えば馬が
走っているという映像は、単に走っているという事象+そこに
情感が込められている。これは映像言語という言葉を使うのだけど
新海さんの作品で考えると、背景というのは普通は状況説明でしか
ないわけなのだけど、例えば今回の雪景色、あれは単なる雪景色
ではなく、あの少年の不安感であるとか、ナイーブさといったものの
表現になっている。
こういった表現というのは、今どんどん減ってきてしまっている。
新海作品というのは、映像のもつ言語性を豊かに使っている。
物語は物語としてあるんだけど、それとは別の何かを伝えている」
「新海さんのアニメ作家としての仕事ということについてだが、
まず、アトムというものがあった(僕等が作ってたんだけど)あれは
テレビを中心とした新しい娯楽の形だったわけです。今の大部分の
アニメというのはその延長にある。そして成熟しすぎてしまっている。
成熟した文化というのは、様式化してしまい鮮度を失う。
僕は常々映画も芸能だ、と言っているのだけど、それは、作り手は
常にフレッシュな芸を提供し続けなければいけないということです。
観る側というのは、様式化されたものに付き合う義理はないんですよ。
そういった意味で作り手にも真剣さが必要。手馴れた作り方では駄目。
そういう、テレビが鮮度を失ってしまっている中で、アニメがどう
なっていくのか、市場としてどう発表していくのか、といった部分を
新海さんのような若い人たちに期待している」
23:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:14:34 JiUoUYzG
2007/4/13 トークショー@シネマライズのレポート(3/5)
541 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/04/14(土) 11:38:05 ID:0EzkDidX
新「そういう意味では僕は常に一作ごとに悩んでしまっているんです。
悩んでいるから結局物語も僕の人生も答えが見つからないようなものに
なってしまって、『観客の皆さんも一緒に考えてください』みたいな
作りになってしまう。
僕は元々ゲームのムービーを作っていたんですが、ほしのこえを
作ったときもムービーを一本作っただけのつもりだったんです。
あと当時、90年代頃にJ文学というものが流行ってたのだけど読んで
みると俺でも書けるじゃんと思ってしまう。
そういったものを合わせて、音楽のようなアニメ、使い古された言葉を
繰り返しているだけなんだけど、5分くらいずっと聞いていると気持ちが
よくなってくるような、小説のような、音楽のようなものを作りたいと
思った。
「よく僕の作品は『アニメとしては〜』『映画としては〜』あまりよろしく
ない、と言われる。あるいは映画になってない、とか。
ただ作るのにアニメ業界の方の力を借りなくてはやっていけないわけで
そういう意味ではアニメ作品だとも思う。
今後、製作速度を落としてでも一人で作って行った方がいいのか、
それともこういう試みに賛同してくれる人たちとやっていく方が
いいのか、どちらがいいんでしょうね」
ギ「プロというのは、どうしても上手さを競う方向に言ってしまって
感性を競うという方向性はあまりない(西「評価軸が難しいですからね」)
今回の西村君の仕事がとても良かったのは監督のイメージを理屈を
越えて西村君が受け取っているところ。これは音楽をやっているから
だと思う。
僕は最初はこの作品は2,3人の仕事だと思っていたので、メインスタッフ
10人くらいときいて驚いた。人数が増えると、それだけイメージが
散ってしまってまとまらない。西村君が、そこを作画監督として
コントロールしている。
誰でも描いてると上手くはなっていくんだが、そうしたプロの技術の
上手さというのは、感性を伝える役はあまり果たさないものだ。
役者でも、上手い芝居は『して当たり前』なわけで。
今回の西村君の仕事は、プロの技が新海世界を、壊すのではなく
助けている方向に行っているのが素晴らしい」
「新海作品がアニメ文法として違っているという話だが、映画をある
『型』で観ようとするとそうなってしまう。
この映画の「切なさ」というのは、ムードなんです。音楽を聴いて
切ない、と感じるのは理屈じゃない。そういった、理屈を越えた切なさ
が、この映画にもある。だからこの映画を理詰めで解釈しようとすると
きっと分からなくなってしまうんです。
こういう作家は、(映画の世界に)踏み込んで行くと映画性が変わって
しまう。踏み込むというのは、かけるお金が変わったりといったこと
ですが、そうすると作品世界を維持するのが難しくなる。
例えば今10人で作っているのが50人になった途端に、スケールアップで
自分の世界が壊れてしまうもの。その辺をどう押さえて行くか、という
のが難しい」
新「その、どう押さえて行くかというのが自分でもまだ分かっていない。
もし、自分一人でやるとしたら、自分は絵そのものにもっと踏み込んで
行くと思う」
24:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:15:40 JiUoUYzG
2007/4/13 トークショー@シネマライズのレポート(4/5)
542 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/04/14(土) 11:39:25 ID:0EzkDidX
ギ「新海監督らしさというのは物語の構成だと思う。
例えば第三話で、『自分が振り向いたら彼女も振り向く』って言ってて
そのあと電車がやってきて、通り過ぎたあと彼女はいない、ってある
でしょう。あれだけだと、『あれは結局何が言いたいの?』って
なっちゃうんですよ。
この『切なさ』を文学で考えると、『もっと行動起こさないから駄目
なんじゃないか』とかそういう話になるんだけど。
だからあの『切なさ』が何で切ないと感じるのかが分からない。でも
『切なさ』は残るんです。
もう一歩行くと、生々しい人間のドラマになっていくんですがそうは
していない。だから『音楽のような』切なさ」
新「僕はこの作品を『自分の気持ちを乗せるための入れ物』みたいにしたい
と思って作った。観た人が、自分の気持ちを当てはめるような余白を
作っておくというか」
ギ「僕は常々、映画論というのはフィルム論(物語論)と作家論ばかりに
なってしまっていると思っている。話の内容について語ればそれは
物語論だし、作家性について語るとそれは監督の話。でも映画を語ろうと
するとそれでは抜けている部分がある。
映画というのは1カット1カットが目の前から消えたあと、観客の中に
記憶として残るんですが、そこに自分の中の気持ちを埋めるという
特性がある。
一方で説明的な映画というものがあるとしたら、もう一方に、観た
観客の中で完成してもらう映画というのもあるんです。
新海さんの作り方は後者になると思う。
自分の映画の話だが、あらしのよるにのラストカットで、ガブとメイが
月を見上げて終わるんだけど、あのあとガブとメイはどうなるの?と
よく聞かれるんだが『それはガブとメイに聞いてもらわないと分から
ないよ』と言っちゃうんですね。その辺は観た人が作ってくれれば
いいなとオマカセしてしまっているんです。
ただ、そういう解釈の余地を残すことで逆に欲求不満になってしまう
映画というのもある。
そういう、答えをはっきり出さないことで哲学的な作品にしている
ものもあるが、僕はそういうのよりも、『なんだかわかんないけど
心地良かったな』って思える作品の方が好き。
映画というのは、観客が埋める部分を残しておかないと。作り手が
100%完成させるものじゃない」
新「次の作品はどうするのかはよく聞かれるんですが、先週も九州で
舞台挨拶があって、そのあと温泉につかってずっと考えてたんですが
もう開き直ることにした。まだこの作品が公開されて一ヵ月半なわけで
これから手探りで考えていく段階だと思う」
25:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:16:42 JiUoUYzG
2007/4/13 トークショー@シネマライズのレポート(5/5)
543 名前:超夢銀漢王[sage] 投稿日:2007/04/14(土) 11:42:40 ID:0EzkDidX
以上、連投失礼しました。
全体的に
・『あらしのよるに』でもスタッフ参加した西村氏の、新海作品
への作画面での貢献度
・新海作品と音楽の類似性。感動を与えているのがストーリーとは
また別の何かであり、ストーリーだけ理詰めで考えていっても
作品から伝わる「切なさ」を説明しきれない。
といったあたりが論点だったと思います。
これまで背景は語られてましたがキャラ作画、演技や画面とのマッチングに
ついてはあまり語られてなかったので、その辺に視点が行くのは(まあ、
西村氏と知り合いだったというのもあるだろうけど)面白い視点だったかと。
踏み切りのあたりのシーン分析とか映画論のあたりの、実際のフィルムと
それを観て自分の中で組み立てたものの違いといった話は、もう少し
的確な表現されていたと思うんですが私の方で受け止め切れてなくて
伝わりにくいかも知れません、すみません。
しかしアニメージュの「アニメでお茶を」のコーナーで、雲のときも
今回も新海作品を賞賛してたギサブロー氏との対談だったというのに
遅刻してしまったのが悔やまれすぎるorz
日本アニメの黎明期から活躍してる大人物とは思えないほどの穏やかな
語り口と分かりやすい分析、そして映像作品への並ならぬ思い入れが
伝わってきました。
26:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:17:46 JiUoUYzG
2007/4/18 ティーチイン@シネマライズのレポート(1/5)
スレリンク(animovie板:677-681番)
677 名前:超夢銀漢王:2007/04/19(木) 00:35:44 ID:H824fBxA
どうも、毎度すみませんが今日のトークイベントのQ&Aまとめましたので
失礼して投稿させて頂きます。
しかし私は前から5列目くらいにいたから22時前には劇場出られたけど、
後ろの方の人とか何時ごろまでかかったんだろうか……>サイン会
・世界が美しいと感じるようになったのはいつごろから?
⇒働き始めてから。
ゲーム会社はハードな仕事で、毎朝起きるたびに気持ちが悪く
なるくらいだったが、それでも五年間通った武蔵野線での通勤時間、
車窓から見える風景は綺麗だなと思っていた。それがきっかけ。
・雲や電車の描写が特徴的だが、思い入れがある?
⇒思い入れはあると思う。
雲については、中1だったか中2だったかくらいにラピュタを観て、
劇中の雲の描写がすごいと思った。それで改めて現実の雲を見たら
映画より綺麗だと感じた。
電車については、上にある武蔵野線と、高校時代通学に使っていた
電車の影響。当時帰りに友達とかは車内でマンガを読んだりしていたが
自分はマンガを読むのが勿体ないくらい電車からの風景が好きだった。
・コスモノウトの意味は?
⇒ロシア語で「宇宙飛行士」
高校生のとき「2011年宇宙の旅」を読んで、「コスモノウト・
レオノフ号」の名前がかっこいいなあと思った。
今回、二話のタイトルは「宇宙飛行士」にしようと思っていたが、
横文字を使いたいなと思い、「アストロノウト」だと普通過ぎるので
この言葉を使った。
「ほしのこえ」でも使っている。
・第二話で、貴樹は花苗の気持ちに気がついていた?
⇒本来は観た人の中でそれぞれに結論付けてもらえばいいと思うが、
作っているときは「半ば気づいていたけどどうしようもなかった。
ああいう風にしか振舞えなかった」というつもりで作った。
・学生時代に打ち込んでいたことは?
⇒小学校のときはスピードスケート。凍った湖で滑っていた。
中学校のときは、まず初恋が中学生のときだったので初恋が
印象深いといえば印象深い。
また男子バレー部の部長もやっていたのでバレーも打ち込んでいた。
ただそういった中で一番大きいのはパソコン。当時は8ビットPCで、
MZ2000を使っていた。MZはグリーンディスプレイで音も一音しか
出ないがそれでもすごく面白かった。
方眼紙から座標を打ち込んで絵を描いたり、カタカナで文章を
作ったり1音でBGMをつけたりして、絵本のようなものを作っていた。
高校のときは弓道部。
大学では、児童文学研究会というところにいたが、本当は
イーハトーブの研究をするサークルだったのだが自分は一人で
絵が飛び出る絵本を作ったりしていた。
27:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:18:52 JiUoUYzG
2007/4/18 ティーチイン@シネマライズのレポート(2/5)
678 名前:超夢銀漢王:2007/04/19(木) 00:36:50 ID:H824fBxA
・パンフの小説で、3話が三人称になっているが、1話2話と違うのは何故?
⇒ダ・ヴィンチでの連載小説は、1話は一人称で書いている。
2話も花苗の一人称になる予定。
これは映画もそれで統一するつもりだったが、2話は一部貴樹の
モノローグが入っていて、人称がぶれている。
一人称は当然ながら本人が知らないことは書けない。映画では
そこはカットの切り替えなどで表現できるのだが小説はそうはいかない。
3話は、どうしてもそれぞれの人物がそのときどうしていたのか、
という神の視点で書かなければいけないので三人称になる予定。
・初期作品では名前がカタカナだったのが、今作では「貴樹」「明里」
など漢字になっているのは?
⇒なんとなくといえばなんとなくだが、
今名前をつけようとすると漢字のイメージがわく。
これは振り返ってみると、当時のアニメもそんな感じで、エヴァ
などは漢字姓+カタカナ名前だったし、
あとは人の名前をカタカナで書くことでちょっと人格を剥奪した
ような雰囲気にすることが、サブカル界で当時流行っていた。
逆に今は自然に漢字の名前が浮かんでくる。
・3人のヒロインのうち一番思い入れがあるのは?
⇒みんなもちろん愛情をもって書いているが、やはり明里かな。
1話は貴樹が当時を回想しているような視点でも書いているのだが
自分の中学時代を振り返っても、初恋についての思い入れというのは
あるけれども具体的にその子のどこが好きだったか、という感情じゃ
ない。
先日のギサブロー監督との対談でも話したが、物語を観る人の
感情の入れ物のようにしたいと思っているので、そうした場合、
明里というのは劇中で描かれている以外の色んな性格がある、と
思えるようにも描いている。そういう謎の多い子が好きなのかも。
28:見ろ!名無しがゴミのようだ!
07/07/22 19:19:53 JiUoUYzG
2007/4/18 ティーチイン@シネマライズのレポート(3/5)
679 名前:超夢銀漢王:2007/04/19(木) 00:38:09 ID:H824fBxA
・2話の冒頭のシーンはどういう意味が?
⇒あれは貴樹の夢だろうなと思っている。
横にいる髪の長い女の子は明里。
あれは、近くにいるものと遠くにいるものの観方を学びつつある
貴樹の心象イメージを表現したつもり。
星のようにすごく遠いものに対する憧れと、
小学校時代好きだった女の子が隣にいるというのを同時に
意識できるようになってきている。
・チョビとミミについてはどういう思い入れが?
チョビは大学時代に友人から預かっていたことのある猫。
うんちがちょびっとしか出ないからチョビ。
ミミについてはよく覚えてない。
・3話で、作中で季節が冬から春に移り変わっているが、最後に
貴樹が笑えるようになったのは何かあったから?
⇒冬から春にかけて、何か劇的なことがあって笑えるようになったか
というと、そういうわけじゃない。
現実を考えたとき、自分の場合、つらいことがあってから劇的な
ことがあって気持ちが上向きになる、というようなことはあまり
なくて、つらい時期に気持ちを少しずつ整理することで、気づくと
ふと笑えるようになっている。
そういう、何か特別なことがあるわけではないけど少しでも自分の
気持ちを整理することで気分を上向きにできるのでは……という描写。
・遠距離恋愛の結果、結局結ばれないという話を描く理由は?
⇒Yahoo動画のインタビューでは答えたのだが、恋愛には色々な
段階があると思っている。
近くにいても離れて感じることもあるし、どっちかはすごく
好きだけどどっちかはそうでもないとか、相思相愛でも気持ちの
レベルが違うとか、気持ちが釣り合ってないことが多い。
そういうときは、思ったような反応が返ってこなくて怒ったり
泣いたり、といったことになるのだが、そういう気持ちが対等で
ないときこそ、色々気づくことがあるものだと思う。
二人が偶然再会して上手くいった……というような奇跡を描く
よりも、なぜ上手く行かなかったのかを振り返るような物語を
描きたかった。
気持ちが釣り合ってないことが必ずしも不幸だとは思わないし、
生きていればいつかまた気持ちが通い合うことがあるかも知れない。
僕自身の恋愛が上手くいかないからじゃないかとも言われるが
もしかしたらそういうことがないとは言えないけど、意識して
いるわけではない。
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