Radeon は、AMD社が開発するGPUを搭載したビデオチップ、ビデオカード、およびそれらの製品シリーズ名である。
「Radeon」の米国 AMD 社における読みは「レイディオン」で、日本ではローマ字読みの「ラデオン[1]」や「ラディオン[2]」をはじめとして多様な呼称が用いられ、しばしば「ラデ」と略して呼称される。
目次
1 歴史
2 製品命名規則
3 デスクトップ
3.1 R100 世代 (7xxx)
3.2 R200 世代 (8xxx/9xxx)
3.3 R300 世代 (9xxx/X3xx/X5xx/X6xx/X10xx)
3.4 R400 世代 (X7xx/X8xx)
3.5 R500 世代 (X1xxx)
3.6 R600 世代 (HD 2xxx/HD 3xxx)
3.7 R700 世代 (HD 4xxx)
3.8 Evergreen 世代 (HD 5xxx)
3.9 Northern Islands 世代 (HD 6xxx)
3.10 Southern Islands 世代 (HD 7xxx)
4 IGP (Integrated Graphics Processor)
5 関連項目
6 脚注
7 外部リンク
歴史ATI Rage128 GL
ATI Technologies 社のビデオチップ「Rage」シリーズの後継製品で、当時性能面で先んじていた NVIDIA 社の GeForce シリーズの対抗製品として登場。しばらくは苦戦が続いたが、RADEON 8500 で並び、そして RADEON 9700 Pro で一歩抜きん出た。一時は奪われたシェアを取り戻した以降も、より高速な PCI Express バスの採用やマルチ GPU 環境を実現する CrossFire など技術向上に余念がなく、同じく性能向上のめざましい NVIDIA の GeForce シリーズとは互いに抜きつ抜かれつの競争を繰り広げている。
一方で、シェーダー技術を動画再生の支援に転用する技術の開発にも注力している。マイクロソフトの DirectX Video Acceleration (DXVA) にも対応し、メディアプレーヤーソフトとの連携により高画質・高品質な DVD (MPEG-2) やDivX、Windows Media Video などの動画を再生する際の CPU の負担を大幅に軽減させた。UVD や AVIVO はこうした技術をさらに発展させたものである。
モバイル用途には省電力技術を搭載し消費電力を低減した「Mobility Radeon」がある。チップセットの開発も進められており、「Radeon IGP」や「RADEON XPRESS」には Radeon のグラフィックス・コアが統合されている。これらチップセット シリーズは ATI が AMD に買収されたことをきっかけに、Radeon の名は冠さなくなった。
Radeon を採用したビデオカードは多くのメーカーから販売されている。テレビチューナを搭載し、ビデオキャプチャ機能を備えた製品が「ALL-IN-WONDER」である。
伝統的に大手PCメーカーへの大量供給に強く、メーカー製PCにおいて幅広いシェアを築いている。主に、Apple、ASUS、DELL、MSI、NEC、SONY、エイサー(Gateway)、エプソンダイレクト、ヒューレット・パッカード、富士通、レノボ製のデスクトップパソコン、ノートパソコンにおいて Radeon を採用したビデオカードが搭載されている。
GPU の半導体製造はファウンドリ企業へ発注しており、台湾を拠点とする TSMC や UMC が担っている。また、AMD の半導体製造部門が独立した GLOBALFOUNDRIES にも発注しているとされる。
デバイスドライバは Catalyst Control Center という名称で提供されている。
2010年10月発表発売の Radeon HD 6800 シリーズから ATI ブランドが廃止され、AMD に統一された。
製品命名規則ATI RADEON 9700 Pro
同一世代であれば数字が大きいほうが高い性能になるように規定されている。 なお、DirectX 9 対応の製品から DirectX 10.0 対応製品までは、製品名末尾の記号[3]で製品間の性能の高低を示した。
デスクトップ
R100 世代 (7xxx)
R100
初代RADEON。RAGEシリーズの後継として登場。カリスマエンジンと名付けられた新しいアーキテクチャを採用し、0.18μmで製造された。メモリバス幅128bit。
RV100
廉価版RADEON。メモリバス幅64bit・ハードウェアT&Lユニットの省略・ダイサイズ縮小等により、性能の低下と引き換えに低価格化を実現した。
RV200
改良版RADEON。R200の技術をフィードバックし、0.15μmで製造されたが、DirectX 7 対応に留まった。HydraVisionにより、マルチモニターに対応。
モデルコードネームコア クロック
(MHz)メモリフィルレート
(MPix/s)フィルレート
(MTex/s)対応 API備考
クロック
(MHz)バス型バス幅
(ビット)DirectXOpenGL
Radeon 256R100200200DDR12871.3
Radeon LER100148148DDR12828685871.3
Radeon LE UltraR100164164DDR12871.3
Radeon SDRR100164164SDR12871.3
Radeon 7200R100157143SDR12871.3
ALL-IN-WONDER RADEONR100166166DDR128333100071.3
Radeon VERV100200200DDR6416750071.3