IBMのディスク記憶装置
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IBMのディスク記憶装置(アイビーエムのディスクきおくそうち)ではIBMが開発したディスク記憶装置の歴史について解説する。

1950年代にIBMによって開拓されたディスク記憶装置の発明はコンピュータ革命の重要な要素であった。ハードディスクドライブの基本的な機械構造はIBM 1301以来変わっていない。ディスクドライブの性能および特性は現在も同じ規格に基づいて測定されている。
目次

1 IBM 350

2 IBM 353

3 IBM 355

4 IBM 1405

5 IBM 7300

6 IBM 1301

7 IBM 1302

8 IBM 1311

9 IBM 2302

10 IBM 2305

11 IBM 2310

12 IBM 2311

13 IBM 2314/2319

14 IBM 2321

15 IBM 3310

16 IBM 3330

17 IBM 3333

18 IBM 3340

19 IBM 3350

20 IBM 3370

21 IBM 3375

22 IBM 3380

23 IBM 3390

24 IBM 9345

25 IBM 9330ファミリー

26 IBM 5444

27 IBM 62GV

28 IBM 0680

29 IBM 0676

30 IBM 0665

31 IBM 0667

32 IBM 0669

33 IBM 0671

34 フロッピーディスクドライブ

35 HGST以降のディスク記憶装置

36 現在

37 参照

38 関連項目

39 外部リンク

IBM 350 前景の2つのIBM 350ディスクドライブを持ったレッドリバー陸軍補給処のIBM 305 コンピュータ歴史博物館に保管中のRAMACディスクドライブ装置(2006年)

IBM 350はIBM RAMAC 305の一部であり、そのコンピュータはディスク記憶技術を世界にもたらした。IBMは1956年9月13日にRAMAC 305およびRAM 650コンピュータシステムの一部としてIBM 350を公式に発表した[1][2][3]。RAMACとはRandom Access Method of Accounting and Controlの略である。

その設計はビジネスにおけるリアルタイム計算の必要性を意図していた[4]。IBM 350は500字の7ビットでパリティビットを加えた6ビット(文字約4.4MB)を保存した[5]。50枚の24インチ(直径610mm)の磁気ディスクを備え、ディスク表面にはそれぞれ100のトラックがあった。ディスクは1200 rpmで回転し、データ転送速度は8,800ワード/秒だった。2個の独立しているアクセスアームがディスクを選択するためにサーボ制御によって昇降する機構を持っていた。3番目のアクセスアームはオプションであった。

いくつかの改善されたモデルが1950年代に追加された。 IBM 350を搭載したIBM 305 RAMACシステムは月額3,200ドルでリースされた。IBM 350は1969年には公式に販売停止となった。

IBM 350のキャビネット(筐体)は長さ60インチ(152cm)、高さ68インチ(172cm)、奥行き29インチ(74cm)だった。 IBMはその製品がすべて標準29.5インチ(75cm)の戸口を通り抜けなければならないという厳しいルールを持っていた。IBM 350の磁気ディスク(プラッタ)は水平にマウントされたためで、このルールにより搭載されるディスクの最大直径が決定された。

カリー・マンス(IBMのディスク部門を買収した日立グローバルストレージテクノロジーズの副社長)はウォール・ストリート・ジャーナルのインタビュー[6]において、「RAMACユニットは1トン以上の重量があり、フォークリフトで動かされなければならなく、大きな貨物機によって運ばれた。ドライブの記憶容量は5MBを越えて増強されたかもしれないが、IBMの営業部はより大きなキャパシティーのドライブを搭載した製品に反対した。」と述べた。

2002年サンタクララ大学と共同でIBM 350 RAMACの復元を開始し、2005年にはRAMAC復元プロジェクトがコンピューター歴史博物館に移転された[7]2006年現在、カリフォルニア州マウンテンビューのコンピュータ歴史博物館に、RAMACディスクドライブ装置が保管されている。但し、オリジナルの制御回路は含まれていない。
IBM 353

IBM 353はIBM 7030で使用され、IBM 1301と似ているが、より速い転送速度を持つ。容量は2,097,152(=221)の72ビットの単語(64のデータビットおよび8 ECCビット)を125,000ワード/秒で転送された[8]
IBM 355

IBM 355は1956年9月14日に人気のあるIBM 650への追加として発表された。IBM 355はIBM 350と同じメカニズムを使用し、10進の数字を600万個格納した[9]。データは、IBM 653磁気コアメモリとの間を相互に転送され、IBM 650のあるオプションにおいては、ディスクまたはテープのデータの一つのセクタに6000文字を記憶した。
IBM 1405

IBM 1405ディスク記憶装置(IBM 1405 Disk Storage Unit)は1961年に発表され、中規模のビジネスコンピュータであるIBM 1401シリーズ用に設計された。モデル1は25個のディスクを持ち、1000万文字(6千万bit)を記憶し、モデル2は50個のディスク持ち、2000万文字(12千万bit)を記憶した[10]


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