FORTRAN
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FORTRANFORTRANのロゴ
パラダイム手続き型構造化命令型オブジェクト指向
登場時期1957年
開発者IBMジョン・バッカス
最新リリースFortran 2008
型付け強い静的型付け
主な処理系Absoft, Cray, CUDA, Fortran Builder, GFortran, G95, Intel, Lahey/Fujitsu, Open Watcom, Pathscale, PGI, Silverfrost, Sun, XL Fortran, Visual Fortran ほか
影響を与えた言語ALGOL 58, BASIC, PL/I, C
プラットフォームz/OS, z/VM, z/VSE, MCP, VOS3, ACOS, GCOS, VMS, OS/400, UNIX, Linux, Windows, Mac OS, CP/M, MS-DOS ほか
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FORTRAN(フォートラン)は、1954年IBMジョン・バッカスによって考案された、コンピューターにおいて広く使われた世界最初の高級言語である。
目次

1 概要

2 FORTRANの特徴

2.1 Fortran 90/95の特徴

2.2 FORTRAN 77の特徴


3 FORTRANの歴史

3.1 FORTRAN

3.2 IBM 1401版FORTRAN

3.3 FORTRAN II

3.4 FORTRAN III

3.5 FORTRAN IV

3.6 FORTRAN 66

3.7 FORTRAN 77

3.8 Fortran 90

3.8.1 削除または時代遅れとされた機能の一覧

3.8.2 "Hello world"の例


3.9 Fortran 95

3.9.1 条件付コンパイルと可変長文字列


3.10 Fortran 2003

3.11 Fortran 2008


4 言語仕様の変遷

4.1 初期 (FORTRAN 66)

4.2 FORTRAN 77時代

4.3 Fortran 90時代

4.4 Fortran 95時代

4.5 Fortran 2003時代

4.6 Fortran 2008時代


5 FORTRANと教育

5.1 教育向けコンパイラ


6 Fortranとスーパーコンピュータ

7 FORTRANと日本語

8 FORTRANベースの言語

9 主な処理系

9.1 Windows

9.2 Linux

9.3 その他


10 脚注

11 参考文献

12 関連項目

概要

1956年に最初のマニュアルが、1957年IBM 704用の最初のコンパイラがリリースされた。名前「FORTRAN」は「formula translation」に由来し、FORTRAN 77やFortran 90などの末尾の数字は規格が制定された年を示している。

FORTRANは科学技術計算に向いた手続き型プログラミング言語であり、その長い歴史の間に開発された非常に多くの数学関数サブルーチン数値解析ソフトウェアの形で持っている。また、並列計算の並列性を明示的に書くことができ最適化が行いやすく、そのため他の言語より高速である等の理由から[1]数値予報および気候モデル構造力学における有限要素法計算流体力学計算物理学計算機化学計量経済学、動物と植物の品種改良などの大規模な計算を行う分野において、スーパーコンピュータで使われている[2]

また、ちょうどC言語に対するC++言語のように、Fortran 90/Fortran 95の言語仕様は、FORTRAN 77の頃と比べればかなり拡張され進歩したものとなっている。最新のソースコードは初期のものと比較すると、ほとんど別の言語のように見える。初期の頃は、変数名が大文字6文字までで、動的な記憶領域の確保ができないなど多くの制約があったが、それらの制限は無くなり、Fortran77から構造化プログラミングが、Fortran 90からモジュラープログラミング配列演算とユーザー定義総称関数が、Fortran 95からHigh Performance Fortranが、Fortran 2003からオブジェクト指向が、Fortran 2008 からはコンカレント・コンピューティング(並行計算)が導入された。

なお、大文字でFORTRANと表記した場合、FORTRAN 77以前のFORTRANを指し、Fortranと表記した場合、Fortran 90以降を指すことがある。
FORTRANの特徴
Fortran 90/95の特徴

Fortran 90/95の特徴は、以下のように要約される[3]

数値計算プログラムを簡単かつ簡潔に記述できる。

プログラムの誤りを犯しにくい言語である。

数値計算のための便利な道具があらかじめ用意されている。

作成したプログラムを大規模高速演算に使用できる。

無料のコンパイラが公開されている。

FORTRAN 77の特徴

広く使われていたFORTRAN 77 の特徴は、以下のように要約される。

数式の計算が簡便に記述できる
ほぼ数学の数式通りに計算式を記述できる。もっともこの特徴は他に計算向きの高級言語がなかった時代の話であり、現代の水準では「プログラミング言語における標準数式表現の始祖」といった方が当たっている。

入出力が容易
簡単に出力形式を定義できるFORMAT文や、実際の出力デバイスを意識しないで済む
入出力文がある(C言語標準入出力と似た概念である)。

スタック指向/構造化指向の言語ではない
COMMON文、BLOCK DATA文やSAVE文など、データを静的に割り当てることを前提としている。

プログラムの書式が固定形式である
プログラム記述の方法がカラム位置に依存している(一部の実装では拡張されている)
FORTRANの歴史 パンチカードに記されたFORTRANのコード。カラム1?5、6、73?80が制御用に確保されている。

ジョン・バッカスは1953年末、メインフレームコンピュータIBM 704のプログラムを開発するにあたり、アセンブリ言語に代わるものを開発することをIBMの上司に提案した。歴史的なFORTRAN開発チームはRichard Goldberg、Sheldon F. Best、Harlan Herrick、Peter Sheridan、Roy Nutt、 Robert Nelson、Irving Ziller、Lois Haibt、David Sayreというメンバーで構成された[4]


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