被子植物
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被子植物門
Angiospermae(新エングラー)
Magnoliophyta(クロンキスト)
Angiosperm(APG体系)
モクレン類
分類

:植物界 Plantae
:被子植物門 Magnoliophyta




双子葉植物綱 Magnoliopsida

単子葉植物綱 Liliopsida

被子植物(ひししょくぶつ、Angiospermae、Magnoliophyta、Angiosperm)とは、植物の分類の主要な1グループ名[1]種子植物(顕花植物)のうち、一般にと呼ばれる生殖器官の特殊化が進んで、胚珠が心皮にくるまれて子房の中に収まったものをいう。裸子植物と対をなす分類群である。「被子植物門」、「被子植物類」。


目次

1 概要

2 分類

2.1 下位分類

2.2 代表的な科


3 重複受精

4 進化

5 脚注

6 参考文献

7 関連項目

8 外部リンク


概要

種子植物のうち、一般にと呼ばれる生殖器官の特殊化が進んで、胚珠が心皮にくるまれて子房の中に収まったものをいう。そのため被子植物と呼ばれる。心皮が発育して果実となる。

もう一つの分類群は裸子植物と言われ、これは胚珠が子房にくるまれておらずむき出しになっており、果実も作らない。被子植物は、裸子植物的祖先から、胚珠を保護するために大胞子葉がそれを包み込み、雌しべとなって密閉したものと見られる。これによって花粉が直接胚珠に触れることが不可能となり、花粉は雌しべの柱頭に着き、ここから胚珠まで花粉管をのばす形になった。
分類

植物分類学に関する知識が変わると共に、植物の分類法も修正を重ねてきた。形態などの表現型を基にした従来の分類法には大きく分けて数種類が用いられており、コンセンサスがあるわけではないが、代表的なものに新エングラー体系やクロンキスト体系がある。

1980年代以前の標準的な分類法は、新エングラー体系であった。この分類体系は直感的で分かりやすいため、市販の図鑑等に現在でも広く使われている。

1980年代になると、クロンキスト体系1981年、Arthur Cronquist)が登場し、学術分野におけるデファクトスタンダードの地位を占めるようになった。

以上は表現型を基にした分類法であるが、1990年代以降は、進化系統をより直接的に反映すると期待されるゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、その中で有力なAPG植物分類体系が将来のスタンダードになるべく整備されつつある。これは従来の分類法と異なる点が多く、従来の科が解体または統合された例も多い。21世紀の現代においては、表現型による上記各体系に代わり標準となりつつある。
下位分類

従来の分類では、被子植物は大きく双子葉植物(綱)(モクレン綱)と単子葉植物綱(綱)(ユリ綱)の二つに分類される(新エングラー体系での分類。()内はクロンキスト体系)。これは種子から芽が出てはじめに出てくる子葉)の数からつけられた名称だが、それ以外にも大きく異なる点が存在している。

1990年代以降、ゲノム解析の発展と共に登場したAPG植物分類体系の考えによれば、被子植物の進化の初期に、原始的双子葉植物群が分岐し、次いで単子葉植物が分岐した。残りが単系統群真性双子葉植物(Eudicots)を形成している。したがって、単子葉植物はまとまった一群と見なせるが、双子葉植物はまとまった一群ではない(側系統群)と思われる。
代表的な科

代表的な被子植物を種が多い順に挙げると以下のようになる。
キク科 25,000種(キク目 キクの仲間)

ラン科 18,000種(ラン目 の仲間)

マメ科 17,000種(マメ目 エンドウマメの仲間)

イネ科 9,000種(カヤツリグサ目 イネの仲間)

アカネ科 7,000種(アカネ目 コーヒーの仲間)

トウダイグサ科 5,000種(トウダイグサ目 トウダイグサの仲間)

カヤツリグサ科 4,000種(カヤツリグサ目 スゲの仲間)

重複受精

重複受精(じゅうふくじゅせい、double fertilization)とは、被子植物の特徴的な受精形式で、受粉した花粉から伸長した花粉管内で生じた2個の精細胞(精核)が、卵細胞と中央細胞(2個の極核を含む)のそれぞれと受精する現象をさす。精細胞と卵細胞の受精を生殖受精、精細胞と中央細胞の受精を栄養受精と呼ぶ。受精後、受精卵(核相は2nである)は胚に、中央細胞(2個の極核と1個の精核が受精するため核相は3nである)は胚乳に成長し、胚珠から生じた種皮に包まれて種子となる。
進化

一般的には最初の被子植物は、1億4000万年前(ジュラ紀)に裸子植物から分化したとされているが、もっと昔の三畳紀に分化したとする説もある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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