衛生
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衛生(えいせい、英語ドイツ語:hygiene)とは、「生」を「まもる」ことから健康をまもること、転じて健康の増進を意味する。今日では単に清潔のみを意味する場合も多い。また、医学の一分野として衛生学、保健衛生学と称されることもある。


目次

1 歴史

2 衛生学

2.1 衛生工学


3 建築衛生

4 公衆衛生

4.1 精神衛生


5 関連項目

6 外部リンク


歴史

19世紀ヨーロッパで、産業革命後の都市化による住環境の悪化などによる伝染病感染症)の蔓延などに対応するなかで生まれてきた概念。

日本においては明治長与専斎(長與專齋)がヨーロッパを視察し、生命や生活を守る概念として考え方ドイツ語「「ヒュギエーネ(hygiene)」が社会基盤整備を含み、国家、都市を対象としていることから、その和訳について、敢えて「養生」(「健康」、「保健」)を転用せず荘子の庚桑楚篇にある「衛生」(康煕字典体では「衞生」)の語をあてたことに始まる。
衛生学

衛生についての学術体系は衛生学としてまとめられる。その範囲、手法については多岐にわたり、また境界が曖昧であるが、健康に影響を及ぼす様々なリスク推定し、予防活動に結びつける学問であるといえる。

日本における衛生学の代表的な学会は日本衛生学会が挙げられる。その総会における演題分類によれば、以下のカテゴリーを衛生学の対象としているといえる。感染症の征圧や栄養状態の改善を主な目的としたかつての衛生学に加えて、現代の生活習慣病、老人保健、環境問題などにも対象を広げ、手法も遺伝子分子生物学を応用するなどの展開を見せている。

リスク要因:環境生理・物理的環境 - 感染症 - 無機及び有機有害物質 - 生活習慣病 - 骨代謝 - 健康増進・体力・運動 - 健康管理・疲労 - 精神保健・ストレス - 難病・特定疾患 - 免疫 - 遺伝子

目的・手法:環境衛生 - 生物学的モニタリング・バイオマーカー - 栄養・食品衛生 - 母子保健・母性保健・小児保健 - 学校保健 - 老人保健・福祉 - 健康教育・喫煙問題 - 産業保健 - 地域保健・医療経済・医の倫理 - 衛生統計・人口問題 - 国際保健

衛生工学

衛生工学について、山本剛夫(当時京都大学工学部衛生工学教室)による論考『環境工学と衛生工学』(「環境技術」Vol. 8 (1979年 No. 12 )で、世界保健機構が「衛生工学とは、人間の身体的・精神的及び社会的に良好な状態、すなわちsocial well - beingを推進するために、人間の自然的環境を工学的手段によって制御することである、と理解される」と定義しており、したがって衛生工学は工学的手段によって人間の健康を推進さすことを主たる目的としているとしている。

関連する学門に空気調和工学建築環境工学都市工学がある。 関連する学会に空気調和・衛生工学会がある。 関連資格には空気調和・衛生工学会設備士衛生工学衛生管理者などがあり、 水道技術管理者廃棄物処理施設技術管理者特別管理産業廃棄物管理責任者建築物環境衛生管理技術者除害施設等管理責任者建築設備士浄化槽設備士等は、大学などにおいて理学薬学工学農学の課程で衛生工学もしくは化学工学に関する科目を修めて卒業した者や衛生工学、水道工学を専攻で実務経験を持つ者などが受験することができるとしている。 また技術士には技術士衛生工学部門が、労働衛生コンサルタントに労働衛生工学の分野が設けられている。 エコテクノロジーは衛生工学分野で自然の機能を活用した浄化技術の意味から用語が派生している。
建築衛生

建築衛生とは、給排水衛生設備をつかさどる分野のことを指す。とりあつかう設備については、下に大まかな分類を記載する。

給水設備

上水

井水

中水工業用水、雑用水)


排水通気設備

屋内排水設備

屋外排水設備

雨水排水設備

排水トラップ

阻集器

通気設備


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