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神職(しんしょく)とは、神道、神社において神に奉仕し祭儀や社務をおこなう者のことである。
目次
1 概要
2 神職になる方法
3 階位
4 身分
5 長老
6 服制
6.1 正装(=衣冠)
6.2 礼装(=白色無紋の衣冠)
6.3 常装(=狩衣)
7 職階
8 主な神職養成機関
8.1 大学
8.2 神職養成所
8.3 通信教育
9 脚注
10 参考文献
11 外部リンク
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神主(かんぬし)は本来、神社における神職の長を指していたが、現在では神職と同じ意味で用いられる。神官(しんかん)は祭祀を司る官吏(公務員)のことで、第二次世界大戦前は伊勢神宮の「神宮司庁」の祠職のみが呼ばれた。日本国憲法施行以後、祭政の分離がなされており、神官は存在しない。
江戸時代までは物忌(伊勢神宮、鹿島神宮)、忌子(賀茂神社)などの名称で女性の職掌も存在し、他の職官でも女性の神職は存在した。しかし、儒教思想に影響を受けた明治政府の宗教政策により女性の神職は存在しなくなった。その後、第二次世界大戦後の1946年に男女同権思想と、神社の後継者問題(主に出征した神職の戦死、長期未帰還など)の面から再び女性神職が認められるようになっている。[1]
神職になる方法はいくつかあるが、一番の近道は神道系の大学を出ることである[2]。日本で神道学科のある大学は皇學館大学と國學院大學の2校のみで、所定の課程を修了することで正階、さらに必要な実習を経て明階(「階位」参照)が授与される。
他には、皇學館大学、國學院大學、一部の神社庁で年2回おこなわれる階位検定講習会(1ヶ月間程度)に参加するか、全国に数校ある神職養成所(2年間)に通う方法もある。なお、養成所に入所するには神社庁の推薦状が必要な場合もあるので、まずは身近な神職に相談する必要がある。通信教育によって検定試験を受けるという方法もあるが、これは急遽神職の資格を取らなければならない場合(実家の神社の跡を継ぐ必要が生じた場合など)に限られる。
神社本庁では、「階位検定及び授与に関する規程」により、以下の5つの階位区分がある。明階までは所定の研修を受けることにより昇進が可能である。なお、階位の名称は神道で徳目とする「浄明正直」(浄く明く正しく直く)から取られたものである。
浄階(じょうかい)
神職の最高位で、長年神道の研究に貢献した者に与えられる名誉階位。
明階(めいかい)
別表神社の宮司・権宮司になるために必要な資格。この階位であれば、勅裁を要する伊勢神宮の大宮司以外ならどこの神社の宮司にもなれる。
正階(せいかい)
一般神社の宮司、別表神社の禰宜になるために必要な資格。
権正階(ごんせいかい)
禰宜になるために必要な資格。一般神社であればこの階位で宮司になれる場合もある。
直階(ちょっかい)
一般神社の禰宜に必要な、基礎的な階位。
神社本庁では、「神職身分に関する規程」により、特級、一級、二級上、二級、三級、四級という身分の区分がある。
身分の選考は経歴・神社界に対する功績をもとにおこなわれる。神社本庁統理、神宮大宮司は特級、神宮少宮司は一級、神宮禰宜、別表神社の宮司は二級上または二級という基準があるが、基本的には年功序列である。
徳望衆に秀で人格見識共に勝れ多年奉仕神社の県営に神徳の発揚に力をいたし老齢に達する迄神社界の先覚として終始一貫斯道の為に貢献し功績抜群なる者(表彰規程第2条第3号)に対し授与される功績状を授与された者に対し、長老の敬称を贈ることとなっている(長老に関する規程)。
神社本庁では正装・礼装・常装の服制を定め、上記の身分別に規定がある。新嘗祭の正装による礼