真正細菌
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議論はノート:細菌を参照してください。(2018年9月)

「細菌」はこの項目へ転送されています。広義の細菌については「原核生物」をご覧ください。

真正細菌
大腸菌 (Escherichia coli)
地質時代
始生代先カンブリア代) - 現代
分類

ドメ
イン
:細菌ドメイン Bacteria

和名
細菌/真正細菌



アシドバクテリア門

アクウィフェクス門

アルマティモナス門

イグナウィバクテリウム門

ウェルコミクロビウム門

エルシミクロビウム門

カルディセリクム門

カルディトリクス門

キリティマティエッラ門

クラミジア門

クロロビウム門

クロロフレクサス門

クリシオゲネス門

ゲンマティモナス門

コプロテルモバクテル門

サーモデスルフォバクテリア門

シネルギステス門

スピロヘータ門

ディクチオグロムス門

デイノコックス・テルムス門

テネリクテス門

デフェリバクテル門

テルモトガ門

ニトロスピラ門

バクテロイデス門

バルネオラ門

フィブロバクター門

フィルミクテス門

プランクトミケス門

プロテオバクテリア門

フソバクテリウム門

放線菌門

藍色細菌門

レンティスファエラ門

ロドテルムス門

真正細菌(しんせいさいきん、複数形: eubacteria、単数形: eubacteirum)は、古細菌(arachaebacteria)に対比して一時期用いられた原核生物の古い呼び名である。細菌(ラテン語: bacterium、複数形 bacteria バクテリア)と同義語であり、sn-グリセロール3-リン酸の脂肪酸エステルより構成される細胞膜を持つ原核生物と定義される。細菌ドメインとして、アーキアドメイン、真核生物ドメインとともに、全生物界を三分する。以下、細菌として示す。

真核生物と比較した場合、構造は非常に単純である。しかしながら、はるかに多様な代謝系や栄養要求性を示し、生息環境も生物圏と考えられる全ての環境に広がっている。その生物量は膨大である。腸内細菌や発酵細菌、あるいは病原細菌として人との関わりも深い。語源はギリシャ語の「小さな杖」(βακτ?ριον)に由来している[1]
目次

1 概要

2 呼称

3 歴史

4 生育環境

5 形状

6 細胞の構造

6.1 膜外構造

6.2 膜内構造


7 成長と増殖

8 物質循環と代謝の多様性

8.1 窒素循環

8.2 硫黄循環


9 分類

9.1 栄養的分類

9.2 命名と分類単位

9.3 細菌ドメインの主な分類[4]


10 脚注

11 関連項目

概要

細菌は、大腸菌枯草菌、藍色細菌(シアノバクテリア)などを含む生物群である。形状は球菌桿菌、ラセン菌が一般的で、通常1-10 μmほどの微小な生物である。核を持たないという点でアーキア(旧名:古細菌)と類似するが、アーキア-真核生物にいたる系統とは異なる系統に属しており、両者はおおよそ35-41億年前に分岐したと考えられている。遺伝やタンパク質合成系の一部に異なる機構を採用し、ペプチドグリカンより成る細胞壁、エステル型脂質より構成される細胞膜の存在でアーキアとは区別される。1977年まではアーキア(当時は古細菌)も細菌に含まれると考えられていたが、現在では両者は、ドメインレベルで別の生物とされる。

細菌は地球上のあらゆる環境に存在しており、その代謝系は非常に多様である。個体数は5×1030と推定されており、その生物量も膨大である。光合成窒素固定有機物の分解過程など物質循環において非常に重要な位置を占めている。

食品関係においてはチーズ納豆ヨーグルトといった発酵過程において微生物学発展以前から用いられてきた。また、腸内細菌群は食物の消化過程には欠かすことのできない一要素である。一部のものは病原細菌として、ヒトや動物の感染症の原因になる。対立遺伝子を持たず、遺伝子型がそのまま表現型をとり、世代時間が短く変異体が得られやすい。あるいは形質転換系の確立などもあいまって近年の分子生物学を中心とした生物学は細菌を中心に発展してきた。大腸菌などは分子生物学の有用なツールとして現在でも頻繁に使用されている。

これまでストレプトマイシンクロラムフェニコールテトラサイクリンなどなど様々な抗生物質が発見されてきた。またその製造や免疫系の新薬開発の上でも非常に重要である。
呼称

真正細菌という呼称は古細菌の概念を提唱したカール・ウーズが、原核生物におけるArchaebacteria(古細菌/古代の細菌)との違いを際立たせるために提唱した用語、Eubacteria(真正細菌/真の細菌)の翻訳である。しかし、3ドメイン説が採用される際には、真正細菌に対してDomain Bacteria(細菌ドメイン)、古細菌に対してはDomain Archaea(アーキアドメイン)が、新しく用いられた。以降「細菌=バクテリア」は、旧来の古細菌と真正細菌を含む「細菌」の訳語とは異なり、アーキアを除いた「原核生物」のみのグループを指す言葉になっている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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