発達障害
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この項目では、行政上の定義に加えDSMなど学術的定義について説明しています。DSM-5におけるについては「神経発達症」をご覧ください。
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Developmental Disability
分類および外部参照情報
MeSHD002658

発達障害(はったつしょうがい、: Developmental disability、DD)は、身体や、学習、言語、行動において一連の症状を持つ状態で、症状は発達中に発見され、通常は生涯にわたって持続する障害の総称である[1]

日本の行政上の定義では[2]発達障害者支援法が定める「自閉症アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害学習障害注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」となる[3][4]。広義の学術的な分類での発達障害では、知的障害なども含むもう少し広い分類である[2]。そうした診断分類では『ICD-10 第5章:精神と行動の障害』では、「F80-F89 心理的発達の障害」「F90-F98 小児期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害」、米国精神医学会による『精神障害の診断と統計マニュアル』 (DSM) では、第4版 (DSM-IV) では「通常、幼児期、小児期、または青年期に初めて診断される障害」、DSM-5では神経発達症となる。


目次

1 原因

2 分類

2.1 日本での分類

2.1.1 軽度発達障害



3 診断

4 管理

4.1 支援

4.2 挑戦的行動


5 人口

5.1 米国

5.2 日本


6 日本における福祉

6.1 精神障害者保健福祉手帳

6.2 療育手帳

6.3 発達障害者支援法

6.4 障害者総合支援法

6.5 関連団体


7 歴史

8 脚注

9 出典

10 参考文献

11 関連項目

12 外部リンク


原因

発達障害の原因は多岐にわたり、不明な点が多く残されている。複数の要素が関係し、遺伝的、胎児期の保健状態、出生時の環境、感染症、環境要因などが挙げられている[1]。双子研究により、遺伝要因とそれ以外の要因の影響度を算出することが可能で、自閉症スペクトラムADHDに関しては遺伝要因の影響が大きいと分かっている[5][6][7]。 大部分の発達障害は乳児出生前に形成されるが、一部は出生後の外傷感染症、その他の要素に起因することもある[1]。原因は多々あるが、たとえば以下が挙げられる[8]

遺伝子染色体の異常 - ダウン症候群レット症候群など

妊娠期の物質使用(たとえばアルコール) - 胎児性アルコール・スペクトラム障害など

妊娠期におけるある種の感染症

未熟児出産

分類

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発達障害の用語は1963年にアメリカで法律用語として作られ、1970年代に日本に入ってきたとされる[3]

21世紀となり、精神医学で主に使われる国際的な診断分類は2種類ある。学術的分類である。 WHOによる国際疾病分類である『ICD-10 第5章:精神と行動の障害』では、以下が該当する。

F80-F89 心理的発達の障害

F90-F98 小児期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害

米国精神医学会によるDSM-5では、

神経発達症群(Neurodevelopmental disorder)

の一部が相当する。このようにICD-10とDSM-5では分類体系が一致していない[9]。DSM-5にはICD-11が、DSM-IVにはICD-10が対応するため、これらは対応関係にあるものではない。

DSM-IVでは「通常、幼児期、小児期、または青年期に初めて診断される障害」が同様の分類である。これらは、以降で挙げるような、広汎性発達障害学習障害注意欠陥多動性障害、知的障害だけでなくもう少し広く含まれている分類である。

そのほか、アメリカ疾病予防管理センターのサイトでは以下が挙げられている。

知的障害

脆弱X症候群 (FXS) [1][10] - 染色体異常による。

ダウン症候群 [1] - 染色体異常による。出生前検査で確定できる。

胎児性アルコール症候群 (FASD) [1] - 妊娠期の飲酒による障害。断酒により完全に予防可能である。


脳性麻痺 (CP) - 一種の脳損傷による[1]

日本での分類

日本発達障害福祉連盟の定義では、知的障害(精神遅滞)を含み、それを中核として生涯にわたる支援が必要な状態である[3]。東京都多摩府中保健所の文献では、これを「広義の発達障害」の定義とし、「狭義の発達障害」の定義は発達障害支援法のものとして、以下である[3]。狭義というのは日本の行政上の定義であり[2]、文部科学省でもこの定義である[11]。学術的な定義とは一致していない[11]

狭義の発達障害

広汎性発達障害

学習障害

注意欠陥多動性障害

協調運動の障害

言語の障害

広義には、知的障害、先天的な運動発達障害、てんかんが含まれる[3]

厚生労働省で開催された、2005年3月の第3回「発達障害者支援に係る検討会」では、定義について検討している[12]

日本の発達障害者支援法(2005年4月制定)によれば、第2条1項で『この法律において「発達障害」とは、自閉症アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう』とされる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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