渋滞
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交通集中+サグ部による渋滞
東名阪自動車道 亀山JCT付近)

渋滞(じゅうたい、英語:traffic jam、traffic congestion)とは、インフラストラクチャーの能力を越える動体の流入により移動速度が遅くなった状態をいう。道路交通上の交通渋滞(こうつうじゅうたい)を特に渋滞と呼ぶこともある。
目次

1 定義

2 渋滞のデメリット

3 世界における渋滞

3.1 米国における渋滞

3.2 日本における渋滞

3.2.1 日本における定義

3.2.2 総距離の長い渋滞

3.2.3 高速道路における渋滞の多発地点


3.3 開発途上国における渋滞


4 渋滞の種類

5 渋滞での交通流

6 渋滞の原因

6.1 一般道路で発生する渋滞

6.1.1 信号交差点

6.1.2 (有効)車線数の減少

6.1.3 踏切

6.1.4 事故

6.1.5 見物渋滞(わき見渋滞)


6.2 高速道路で発生する渋滞

6.2.1 分岐点での渋滞

6.2.2 料金所による渋滞

6.2.3 工事・事故による渋滞

6.2.4 山間部による渋滞

6.2.5 サグ部と上り坂による渋滞

6.2.6 トンネルによる渋滞



7 渋滞対策

7.1 信号制御

7.2 立体交差

7.3 道路拡張・バイパス

7.4 LED発光パネル

7.5 渋滞税

7.6 渋滞吸収運転

7.7 渋滞予測カレンダー


8 脚注

8.1 注釈

8.2 出典


9 参考文献

10 関連項目

11 外部リンク

定義

交通工学における渋滞の定義は、「ボトルネックにその区間の交通容量を上回る交通需要が到着した時に、当該区間の上流に生じる低速の待ち車両列によって形成される交通状態」を指す[1]

世間一般的には、自動車が停止あるいは、一定速度以下のノロノロ運転で走行する自動車の列が数珠つなぎになった状態を渋滞と呼んでいる[2][3]。渋滞長がいくら長くても、1回の青信号で信号待ち車列が全て捌ける場合は、一般には渋滞とは呼ばない。また、人の長蛇の列に対しても渋滞とは言わない[4][注釈 1]。渋滞の内容は様々で、例えば20 km/h以下で走行している状態でも、停止して車列が動かない状態であっても渋滞である[2][注釈 2]。車列の長さについても、正確な距離が定められているわけではないが、連なる自動車の列の長さが1キロメートルを越えた状態を渋滞と言っている[2]

日本の高度経済成長期に起こったモータリゼーションで一般大衆に自動車が普及する以前の自動車があまり走行していなかった時代では、「渋滞」という用語自体が一般に使われていなかった[4]。日本で初めて渋滞という用語が使われたのは、1961年昭和36年)に警視庁がラジオの文化放送で、世界初となる交通情報を放送したときだといわれている[4]
渋滞のデメリット

渋滞は人流・物流の所要時間を増加させるため、到着時間を遅延させ、時間的損失からくる生活や産業活動・経済活動に負の影響をもたらしている[5][6]

また、渋滞は交通事故増加の原因となっている[7]。例えば、生活道路に抜け道を目的とした車両が流入することでコミュニティ空間の安全性・快適性を損なう事例もみられる[7]

さらに、渋滞による車両の速度低下による無駄な燃料消費により、二酸化炭素窒素酸化物などの物質が排気ガスとなって多く排出され、騒音などの環境悪化につながる原因となる[8][6]。そして、渋滞によるストレスから些細なことでトラブルに発展し、犯罪を引き起こしている原因となることも珍しくなくなっている[6]

都市問題ではモータリゼーションと渋滞の悪化は相互に関連しており、渋滞によりバスやパラトランジット等の所要時間が長くなり公共交通の利便性が悪化すると人々はますます自動車やオートバイを利用するようになり渋滞を悪化させる悪循環を生じる[9]。渋滞の発生は都市などの美観の問題として取り上げられることも多い[10]。郊外部ではスプロール現象(自動車利用を前提とした無秩序で散発的な開発)が発生すると公共交通の導入が難しい都市構造となる[9]。渋滞の深刻化が渋滞対策への費用の増加につながり財政負担の増大につながることもある[10]
世界における渋滞 2008年9月、台北での交通渋滞。
台北では主にオートバイによって渋滞が引き起こされている。

2010年、米外交専門誌フォーリン・ポリシーは、世界で最も交通渋滞が深刻な都市として、モスクワラゴスメキシコシティサンパウロ北京の5つの都市を挙げている。このうちサンパウロでは2008年9月に、世界で最も長いといわれる165マイル(約265 km)超の渋滞が発生している。また、2010年8月14日には、中国の北京?ラサ間のG110国道京蔵高速道路で100キロに及ぶ渋滞が10日以上にわたって続いた[11]。またBBCの2012年の調査によれば、バンコクジャカルタナイロビマニラムンバイの上位5都市が、渋滞が深刻な世界の都市としてランクインしている[12]
米国における渋滞

テキサスA&M大学テキサス交通研究所の調査(2004年)では、アメリカの都市部のドライバーが渋滞で動けなくなっている時間は1992年には年16時間だったが、2002年には年46時間まで悪化した[10]

交通渋滞対策への財政負担は1982年には年間約140億ドルだったが、2004年には年間約630億ドルにまで膨れ上がっている[10]


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