歴史
◇ピンチです!◇
◇暇つぶし何某◇

[Wikipedia|▼Menu]

「歴史」のその他の用法については「歴史 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
Historia (Allegorie de l'Histoire).
ニコラス・ギジス(en) (1892年)The Historian
E. アービング・クーゼ(1902年)

歴史(れきし、: historia)は、何かしらの事物が時間的に変遷したありさま[1]、あるいはそれに関する文書記録のことをいう。主に国家文明など人間社会対象とする[2][3]。記述されたことを念頭に置いている。ヴィルヘルム・ヴィンデルバント科学分類に拠れば、「自然科学が反復可能な一般的法則であるのに対し、歴史科学が対象とする歴史は反復が不可能である一回限りかつ個性を持つもの」と定義している[4]。また、現在に至る歴史を「来歴」と言う[5]


目次

1 概要

1.1 歴史の意味

1.2 歴史認識


2 語源

2.1 歴史

2.2 historia, history


3 歴史記述

3.1 リストとしての歴史記述

3.2 時間感覚

3.3 王名表


4 出典

5 脚注

6 関連項目

7 外部リンク

8 関連文献


概要
歴史の意味

「歴史」とは、少なくとも二つの意味を有している。一つは、現実に存在する「もの」が変遷する様そのものを言い換えて「歴史」と定義するものである。しかしその経緯は保存されることは無く、やがて消える。もう一つの「歴史」の意味は、この消え行く変遷を対象化して記述・記録された結果を指し、「歴史記述」と言うことができる。 記述・記録される、または複数残した何らかの経時的事象を分析・系列化して初めて「歴史」を構築する。ある少数民族が文字または別な手段の歴史記述を残さず、しかも史料をただひとつしか示さなかったとすれば、彼らが現実に存在し「歴史」を刻んでも、後世の文明にとって存在の歴史はあると推測できても、歴史の変遷を知ることは出来ない。それどころか痕跡を残さなかったものは、その存在さえ無かったも同然である。

このように後世に認識できる「歴史」とは、少なくとも認識可能な出来事の断片が残存していることが必要な条件となる。これには濃淡があり、対象・時代・地域などが影響し、人類を対象とした民族の歴史の場合には、彼らが歴史を記述することに関心を払う程度にも左右される。

以後は、「後世に認識された歴史」を対象とする。
歴史認識「歴史認識」も参照

「後世に認識された歴史」は、客観性に対する疑念から免れない。考古学的発掘や遺跡などを分析して得られた断片的な情報から対象の歴史を構築しようとしても、その取捨選択の過程で主観的な視点が加わることは否定できず、結果はある種の解釈や、時として願望または思い込みが紛れ込む可能性がある。

「歴史記述」についても、全貌を漏れなく記述することは不可能で、執筆者の知見や価値観、または時代的背景、執筆者の力量などの制約が加わり、それらフィルターを通じた事象に偏ってしまい、真実がゆがんでしまう。これをE・H・カーは著書『歴史とは何か』で指摘している[6]日本を例に取っても、政治体制の変化による教科書記述内容の書き換え、また現代の周辺国家との見解の不一致などがある。陳舜臣は「歴史は勝者によって書かれる」[7]と述べ、特に正史では勝者に有利な記述が行われる傾向にあるため、敗者の歴史記述や秘匿された文書、または正史でも勝者に不利なものや反省を含んで記述された箇所の方が比較的信頼に足ると言及している。
語源
歴史

歴史という単語は当初、「史」の一文字で表された。甲骨文字の「史」は「事」と同じように「事件、できごと」を意味した。許慎説文解字には、「史、記事者也。从又持中、中、正也。」とあり、つまり「史」のもともとの意味は「事を記す者」すなわち「史官」である。ここから敷衍して、「史官によって記録された事」、言い換えれば、「文字によって記録された過去のすべてのできごと」を意味するようになった。「歴史」という言葉の出現はやや遅れて、『三国志・呉書・呉主伝』に『呉書』を引いて、「呉主孫権“博覧書伝歴史、藉采奇異”と現れるのが初めである。「史」の前に加えた「歴」の字は「経歴」や「暦法」の「歴」で、人類が経た時間を指す。

日本語の歴史は、司馬遷の『史記』に由来する。前漢武帝時代、太史令であった司馬遷が記述した『太史公書』がのちに「史記」と呼ばれるようになり、「史」が歴史の意味でも使われるようになった。司馬遷は黄帝から武帝までの皇帝の変遷を正統性の概念で記述した。以降、「史」は皇帝の正当性を主張する書物として古代中国の各時代で伝統的に編纂されることとなった。また正統性の概念は周辺アジア地域においても影響を与え、『日本書紀』などが編纂される動機となった。

明治時代、"history" の訳語として、もっとも概念的に近いと思われている「史」を元に「歴史」という用語が造られた。
historia, history

英語の "history" やフランス語の "histoire" はラテン語の historia を中立ちとして、古典ギリシア語で「探求して学んだこと、知り得たこと」を意味する "?στορ?α (historia)" に由来する(現代ギリシア語では ιστορ?α (istoria))。


◇ピンチです!◇
■暇つぶし何某■

[次ページ]
[記事の検索]
[おまかせリスト]
[ブックマーク登録]
[mixiチェック!]
[Twitterに投稿]
[オプション/リンク一覧]
[話題のニュース]
[列車運行情報]
[暇つぶしWikipedia]

Size:38 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:FIRTREE