昆虫
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昆虫綱
生息年代: 396?0 Ma Pre??OSDCPTJKPgNデボン紀前期?現世

分類

:動物界 Animalia
:節足動物門 Arthropoda
:昆虫綱 Insecta

学名
Insecta Linnaeus1758
シノニム


Ectognatha Stummer-Traunfels, 1891

英名
insect
亜綱

伝統的分類

無翅亜綱 Apterygota

有翅亜綱 Pterygota

系統分類

単関節丘亜綱 Monocondylia

双関節丘亜綱 Dicondylia

昆虫(こんちゅう)は、節足動物門汎甲殻類六脚亜門昆虫綱(学名: Insecta)の総称である。昆虫類という言葉もあるが、多少意味が曖昧で、六脚類の意味で使うこともある。なお、かつては全ての六脚虫を昆虫綱に含めていたが、分類体系が見直され、現在はトビムシなど原始的な群のいくつかが除外されることが多い。この項ではこれらにも触れてある。

昆虫は、硬い外骨格をもった節足動物の中でも、特に陸上進化したグループである。ほとんどのは陸上で生活し、淡水中に棲息するものは若干、中で棲息する種は例外的である。水中で生活する昆虫は水生昆虫(水棲昆虫)とよばれ、陸上で進化した祖先から二次的に水中生活に適応したものと考えられている。

世界の様々な気候環境に適応しており、種多様性が非常に高い。日本国立科学博物館によれば、2018年時点で知られている昆虫は約100万種で、確認されている生物種の半分以上を占める。未発見・未分類の昆虫も多いと推測されている[1]
目次

1 形態

1.1 感覚

1.2 発生

1.3 生態

1.4 生体


2 分類

2.1 進化

2.2 位置づけ

2.3 昆虫綱の大分類

2.4 現生昆虫の目


3 人間とのかかわり

3.1 ペットとしての昆虫

3.2 食材としての昆虫

3.3 薬材としての昆虫

3.4 農薬としての昆虫

3.5 産業用の昆虫

3.6 装飾用の昆虫

3.7 モデル生物として

3.8 法医昆虫学

3.9 医療としての昆虫


4 ムシ

5 脚注

6 参考文献

7 関連項目

8 外部リンク

形態詳細は「昆虫の構造」を参照

以下は昆虫の一般的な特徴である。しかし、寄生性昆虫などには、これらの特徴から大きく逸脱した種もいる。

節足動物の体は、体節と呼ばれる節(ふし)の繰り返し構造でできている。昆虫の成虫では、体節がいくつかずつセットになり、頭部胸部腹部の3つにまとまっている。胸部にはが6本ある。呼吸器官として気管がある。

ほとんどの昆虫は胸部に2対のを持ち、空を飛ぶことができる。空を飛んだ最初の動物は昆虫だとされている。昆虫の翅の構造は、グループによって様々に特化し、彼らの生活の幅の広がりに対応している。
感覚「複眼と単眼」も参照

特別な感覚器官としては、触角が挙げられる。それ以外の各部に小さな受容器を持つ。

大部分の昆虫は頭部に1対の複眼と少数の単眼を持つ。両者を有する場合、片方だけの場合、ごく一部に両方とも持たない例がある。複眼は主要な視覚器として働き、よく発達したものでは優れた視覚を持つと考えられる。また、紫外線視覚する能力を持っている。すなわち解剖学的に、昆虫の目には紫外線を感知する細胞がある。ヒトの眼ではオスとメスの色の区別ができない昆虫(たとえば、モンシロチョウの翅の色)でも、実際にはオスとメスの翅で紫外線反射率に大きな差がある。そのため、モンシロチョウ自身の目には、ヒトの目と違って、オスとメスの翅は全く別の色であると認識できているものと推察される。また単眼は明暗のみを感知する。

化学物質の受容、つまり味覚嗅覚は触角、口器、および歩脚の先端部である附節にある。いくつかの昆虫は個体間の誘因などの役割を担うフェロモンを出すが、その受容は触角で行われる。

聴覚に特化した器官を持つ例は多くなく、コオロギセミなど一部に限られる。
発生詳細は「変態#昆虫の変態」を参照

多くは卵生だが、フタバカゲロウのような卵胎生ツェツェバエのような胎生昆虫もいる。

昆虫の場合、幼生幼虫と呼ばれる。成虫に似た姿のものも、かなりかけ離れた姿のものもあるが、基本的には幼虫も昆虫としての姿を備えており、その意味では直接発生的である。生育過程で、幼虫が成虫に変化する変態を行う。変態の形式により、幼虫がになってから成虫になる完全変態をするグループと、幼虫が直接成虫に変わる不完全変態を行うグループ、そして形態がほとんど変化しない無変態のグループに分けられる。成虫になるときに翅が発達するが、シミ目など翅の全くない種類も少なからずいる。
生態

昆虫の生態的な多様性は極端に大きい。樹上や洞窟を含めた地上、土壌中、淡水中にごく普通に生息し、さらに一部の例外を除いて空を飛ぶことが出来る。分布は世界中にわたり、高山から低地までどこにでもおり、やはり熱帯域での多様性が高い。しかし、には潮間帯のウミユスリカや海水面上のウミアメンボなどごく少数の例しか生息していない。一説には、これは海洋でのニッチが昆虫の祖先である甲殻類によって占められていたためと言われる。

最小の哺乳類鳥類(1 - 2g)を超える体重を持つ昆虫は少数であり、小さいものは0.2mm、5μg以下と大型の原生動物(大型のゾウリムシなど)を下回る。食性の上でも、草食性肉食性雑食性など様々である。草食性では餌とする植物の種に特異性を持つ例も多く、そのため植物の種ごとに決まった昆虫がある、という状況が見られる。寄生性のものもあり、カエルキンバエやラセンウジバエなどは脊椎動物に寄生する。他の昆虫に寄生する種では、捕食寄生という独特な寄生の型を持つ例も多い。

変温動物である種が多いが、群集性のものにはハナバチ類の一部など0℃の気温時に30℃以上の体温を安定して保てるような、ほぼ完全な恒温性のものも存在する。多くの昆虫は3以上の環境でないと、成長が行われず、冬眠状態となる。


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