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日本語の乱れ(にほんごのみだれ)とは、規範とされる日本語(標準語、国語)と現実の日本語の食い違いを否定的に捉えた語である。食い違いは現実の日本語が変化することでも規範が変化することでも生じうる。乱れは、なくなることもあれば定着することもあるが、その受容の過渡的段階で特に盛んに取りざたされる。 古い時代の日本語は現代以上に激しく変化し続けてきたとし、昨今言われている日本語の乱れというのはやぼなことと考える意見もある[1]。この立場からは「言葉は生き物」などと喩えられる。
言葉の乱れとはオーソドックスな言語学には無い概念である[2]。科学(人文科学)の一分野である言語学では物事に対して価値判断をしない。言語の実態と文法が一致しない場合、言語学では実態に合わせて文法を修正すべきだと考え、文法に合わせて実態を修正すべきだとは考えない。また規範とされる文法については規範文法と呼んで区別し、その影響などは社会言語学などで研究の対象となる。このような中立の視点からは「文法的におかしい」のような表現は「規範的な日本語と異なる」ことに対する捉え方の一つと解釈する。
ウィキペディアでは、規範的に誤った表現であるものなどは日本語の誤用として、変化が定着したものは日本語の変化として日本語の乱れと便宜上区別しているが、本来三者に明確な境界線を引くことはできない。
目次
1 概要
2 批判
3 文法の「揺れ」に関するもの
3.1 ら抜き言葉
3.2 ら入れ言葉
3.3 い抜き言葉
3.4 さ入れ言葉
3.5 れ足す言葉
3.6 音便
3.7 品詞の転成
3.7.1 動詞の形容詞化
3.7.2 形容詞の副詞化
4 発音に関するもの
4.1 名詞アクセントの平板化
4.2 用言アクセントの起伏化
4.3 鼻濁音の消失
5 敬語に関するもの
5.1 二重敬語
5.1.1 謙譲語+れる・られる
5.1.2 形容詞・動詞+です
5.2 「?させていただく」の濫用
5.3 「?していただく/お?いただく」の誤用
5.4 おいしくいただけます
5.5 名詞を修飾する「?ます」
5.6 若者に多い事例
5.6.1 ぼかし表現
5.6.2 感動表現の濫用
6 接客に関するもの
6.1 若者流の敬語表現
6.1.1 誤用
7 表記に関するもの
7.1 仮名遣いの誤り
7.2 かな書き
7.3 平仮名に長音符号
7.4 交ぜ書き
7.5 当て字