日本の漫画
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漫画 > 日本の漫画 三ちゃん1953-0412

日本の漫画(にほんのまんが)は日本で制作された漫画の歴史・特徴について扱う。
目次

1 概要

2 歴史

2.1 語源

2.2 日本の漫画の歴史


3 構成

3.1 表現の形式

3.2 技法


4 特徴

5 評論

6 分類

6.1 対象読者による分類

6.2 ジャンルによる分類

6.3 表現形式による分類


7 画材

7.1 基本的な画材

7.2 カラー原稿のための画材

7.3 その他


8 近年の動向・漫画雑誌の売上と単行本の売上

9 用語

10 世界各国での受容

10.1 北米

10.2 ヨーロッパ

10.3 アジア

10.4 中東


11 脚注

12 参考文献

13 関連項目

概要 “Manga”的キャラクターの例、ウィキペたん。

日本の漫画がほぼすべてが右開きであり、2014年以降の『ファミ通』のような左開きの雑誌でも右開きで掲載される。

出版科学研究所の発表によると、日本国内で2006年に出版された漫画の単行本は10965点、漫画雑誌は305点存在する(廉価版が1450点含まれる)。また漫画と漫画雑誌の販売部数は、2006年に販売された出版物全体の36.7%に及ぶ。[1]

現在では日本の漫画および日本風の漫画を指す “manga”[2] や、“tank?bon”(単行本)といった語は欧米にも輸出されている。日本の漫画はアメリカン・コミックスや、フランス語圏のバンド・デシネなどの各国の漫画と比べて、モノクロ表現や独特のディフォルメ、ストーリー性などの異なる特徴を持っている。以前は『AKIRA』国際版の様にアメコミ形式に再構成や彩色が行われる事が多かったが、近年はむしろ日本漫画の特徴を押し出して原書に近い形で出版されている。一方で翻訳は日本独自の文化や擬態語などのために苦労が見られる。[3]

外来語である「アニメーション」(アニメ)という言葉が1970年代後半から一般化し始めるまでは、テレビアニメアニメ映画などのアニメーション作品及び児童向けドラマ特撮作品を含む)も「漫画」「まんが」「マンガ」と呼ばれていた(例 『東映まんがまつり』『まんが日本昔ばなし』など)。このため当時の世代を中心にアニメや特撮作品が漫画、テレビ漫画、漫画映画と呼称されることもある。また1960年代、1970年代のアニメ作品の主題歌集CDなどでは現在でも「懐かしのテレビマンガ」などの表記が使われることもある。

出版社などビジネス業界では、漫画絵のことをしばしば「ポンチ絵」と呼ぶ。これは、イギリスの風刺漫画雑誌『パンチ』をもとに日本国内で在留中のイギリス人によって創刊された日本最初の漫画雑誌『ジャパン・パンチ』を語源とする。「ポンチ絵」は書籍業界に限らず、建築業やIT業などの製造業界では「製品イメージがわかりやすく伝わる簡単なスケッチ」という製品概念・構想図を意味する製図用語としても使われている。

版権関係の問題もあり、たとえば1960年代に漫画化された加山雄三の「若大将シリーズ」や東宝特撮映画、『ウルトラマン』などは2016年現在は復刻不可能である。『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』は復刻されるケースもあり、関連本にも収録されている。また、河合じゅんじいしいひさいちやくみつるじょうさゆりの作品など、実在のスポーツ選手、芸能人、政治家などを題材にした漫画も存在する。

日本の漫画家は、高知県鳥取県の出身者が、他の都道府県と比較して突出的に多い。また、それゆえに漫画文化も両県では特に盛んなことから、両県とも県をあげてまんが王国であることを宣伝し(この漫画文化の共通点が縁となり、2013年3月24日に高知県と鳥取県は提携を実施した。実施の際には両県の知事が自ら署名を行った[4][5])、時には両県が合同でイベントを開催する場合もある[6]
歴史
語源 葛飾北斎『北斎漫画』

「漫画」という言葉は字義的には「気の向くままに漫然と描いた画」という意味の日本で生まれた和製漢語であり[7]1798年に発行された山東京伝による絵本『四時交加』の序文にその初見が見られ、「気の向くままに(絵を)描く」という意味の言葉として「漫畫(画)」が使用されている[8][9][10]。この語は1814年葛飾北斎北斎漫画により「漫画」は戯画風のスケッチを指す意味の言葉として広まった。『北斎漫画』は絵手本(スケッチ画集)であったが戯画や風刺画も載っていた[11]。北斎漫画は第二次世界大戦後も版行されるロングセラーとなり幅広い層に愛読された。この影響を受け、尾形光琳の『光琳漫画』(1817年)などいくつもの戯画風の絵を載せた書籍が「 - 漫画」というタイトルになっている[12]。明治時代に入っても月岡芳年の『芳年漫画』(1885年)など「 - 漫画」の伝統は失われていない[13]。山東京伝に「漫画」という語を使用されて以来の「気の向くままに(絵を)描く」という意味に近く、現代語の「漫画」と同じ意味とは言えない。

日常語として「漫画」という言葉が使われ始めたのは昭和時代からで、それまでは「ポンチ」や「鳥羽絵」、「狂画」、「戯画」などと呼ばれていた。風刺(コミカル)など現代人と同じ意味で「漫画」という語を使い始めたのは明治時代の今泉一瓢(いまいずみ いっぴょう)である。一瓢は1895年10月31日、風刺画を中心とする『一瓢漫画集初編』を出版、caricatureまたはcartoonの訳語として「漫画」を用いている。一瓢は、一瓢雑話において「漫画というものは、一口にいえば滑稽書であって、その内に風刺的なものを含んだのもある、また含まないのもある。日本に昔からあるものは俗に鳥羽書、あるいは北斎漫画のやうな類の書であって、この他にはオドケ書と云う」と論じた[14]。明治期に日本に入ってきた"cartoon"と"comic"の訳語として「漫画」という言葉を使用したのは、北澤楽天が最初であり[15]、以後この意味での「漫画」が現代における漫画という語へ定着するようになった。[16]

「漫画」という語は前述の通り、山東京伝による『四時交加』以来使われてきた語であるが、別の語が変化した語であるという主張もある。中国から伝わった「気の向くままに(文章を)書く」という随筆を意味する漢語「漫筆」が日本で「漫筆画」を経て「漫画」になったとする説[17]や、中国語名で「漫画(マンカク)」というヘラサギ(箆鷺)の一種が、雑食で水をくちばしでかき回して何でも乱雑に食べることから「種々の事物を漁る」「様々な事柄を扱う本」を指す意味になったとする説である。『日本近代漫画の誕生』は「マンカク」が戯画の意味を持たないことを指摘し前者を支持しているが、『四時交加』、『北斎漫画』といった由来となっている文献にそれらを示す要素があるわけではない[9][11]

「漫画」という語は外国にも輸出され、mangaの綴りでヨーロッパ語圏でも通じる日本語の一つになった。


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