携帯電話
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楽曲については「携帯電話 (曲)」をご覧ください。
折りたたみ式の携帯電話 ストレート式の携帯電話 スライド式の携帯電話

携帯電話(けいたいでんわ、: mobile phone)は、有線電話系通信事業者による電話機を携帯する形の移動体通信システム、電気通信役務端末を携帯あるいはケータイと略称することがある。

有線通信通信線路電話線等)に接続する基地局・端末の間で電波による無線通信を利用する。無線電話(無線機、トランシーバー)とは異なる。マルチチャネルアクセス無線技術の一種でもある。「日本における携帯電話」および「#国・地域における携帯電話」も参照
目次

1 定義

2 歴史

2.1 構想時代

2.2 トランシーバーから車載電話機

2.3 1960年-70年代:端末小型化への努力

2.4 1970年代後半-80年代前半:実用化時代(車載電話)

2.5 1980年代半ば頃:実用化時代(ポータブルタイプ)

2.6 1990年代:デジタル化・多機能化

2.7 2001年以降:3G時代(インターネットとの融合)

2.8 2007年以降:スマートフォン時代


3 携帯電話端末

3.1 構成部位

3.2 電源

3.3 演算・記憶装置

3.4 機能

3.5 デザイン

3.6 ソフトウェア

3.6.1 OS

3.6.1.1 スマートフォン用OS



3.7 メーカー


4 サービス

4.1 通話

4.2 通信

4.3 通信規格

4.4 料金形態


5 ビジネスモデル

6 機器の不具合

6.1 水濡れ

6.2 異常過熱


7 健康への影響

8 国・地域における携帯電話

9 脚注

10 関連項目

定義

携帯電話は、移動しながらの通話が可能な電話サービスである。無線通信機器の一種であり、電波によって情報のやり取りを行っている。携帯電話が発する電波の波長は20cm程度である。

世界的に狭義の「携帯電話」の範疇に入るものとしては、iDENなどの第二世代携帯電話以降の規格を使っているデジタルMCA無線などの移動体通信携帯端末や、無線免許を要しないUnlicensed Personal Communications Services (UPCS) やPHSDECTなどのいわゆる小電力無線局の携帯端末などがある。

日本の法令上は、先行して登場した移動体通信システムである自動車電話からの流れで「携帯・自動車電話」という表現がなされていたが、現在は「携帯電話」になっている[1]
歴史 左上モトローラ携帯電話端末1機種、他はノキアの歴代携帯電話端末
構想時代

携帯電話の構想は、電話機が考案されて間もない頃からあった。電波を使用して無線で通信でき、かつ人間同士が音声にて会話することが夢として描かれていた。モールス符号を用いる無線電信機は携帯電話の元になる技術だが、実用化されても爆発的に普及するようになるものだとはこの時点では考えられていなかった。

また、携帯できる電話を開発する具体的な研究は古くから行われてきたが、電波のノイズの問題やバッテリーの問題、また通信速度などの多くの問題により電話機が非常に大型になってしまうため、実現は難しかった。
トランシーバーから車載電話機

第二次世界大戦中にアメリカ軍が使用したモトローラ製の「Walkie Talkie」(SCR-536)が携帯電話の前身といわれる。しかし、これは回線を使用していないトランシーバーである。

戦後1946年には、アメリカのベル・システム(AT&Tの子会社)は無線の電話回線サービスであるMTSを開始した。これは、トランシーバーなどの無線電話が専用の無線回線を用いるのに対し、公衆の電話回線を用いることで、無線通信を一般向けのサービスにまで広げた。こうして、民間でも固定通信に加えて移動体通信サービスが利用可能となった。ただし、当時は人が日常的に携帯できるサイズの電話は技術的に実用化されておらず、車載電話機として設置できるものが小型化の限界であった。アメリカに続いて、ヨーロッパ各国でも同様のサービスが次々と始まった。この無線電話回線サービスは後に、より新しい携帯電話回線サービス(1G~5G)と対比して、0Gと呼ばれるようになった。

接続が完全自動化された無線電話回線サービスは、スウェーデンのMTDと呼ばれるもので、1956年にサービスが開始された。これらのサービスは実用性の面で一般に広く普及することは難しかったが、1971年にフィンランドで開始されたARPという0Gサービスは、移動体通信ネットワークをはりめぐらせ、電波のカバレッジに途切れなく国中で使用でき、ユーザーに広く利用された最初の成功例となった。
1960年-70年代:端末小型化への努力

それ以前は車やバイク、その他の乗り物へ設置できるが、人が持ち運ぶには非実用的なサイズであった。1960年代になると、両手で持ちながら会話できる程度まで小さくすることが可能となったが、短時間の通話でも疲れてしまうほどに重かった。1970年代になると頑張れば片手で持てる程度の大きさまで小型化した。

1970年大阪府で開催された日本万国博覧会では、ワイヤレスホンとして後年で言うところのコードレスフォンが出展された[2]。これは数メートル程度しか電波が飛ばず、会場内で端末同士が通話できる機器であり、厳密には公衆の電話回線を利用する電話とは異なるものであった[3]

1973年4月3日、モトローラのエンジニアであるMartin Cooperは実際の無線電話回線に繋げて電話をかけることのできる世界で初めての手持ち可能な携帯電話を試作し、デモンストレーションを行った。この時、彼は携帯電話開発のライバルであったベル・システム社のen:Joel S. Engelへと電話をかけた[4]。この電話はコードレスで、重さ1.1kg、大きさ23×13×4.5cmであり、一度の充電で30分間会話ができたが、再充電には10時間が必要であった[5]
1970年代後半-80年代前半:実用化時代(車載電話)

1979年には、日本において第1世代移動通信システム (1G) を採用したサービスが世界で初めて実用化された。これは上述の0G よりも、速度やカバレッジにおいて新しい技術であった。ただし、これは車載電話機を使った自動車電話サービスで、現在の携帯電話とは異なるものである。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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