愛国心
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カテゴリ・ナショナリズムの一部
ナショナリズム
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種類言語ナショナリズム
経済ナショナリズム
資源ナショナリズム
左翼ナショナリズム
関連項目第三世界
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国粋主義
排外主義
エスノセントリズム
関連カテゴリ汎民族主義
民族問題
民族紛争
独立運動
各国のナショナリズム










「愛国的であれ」1917年、
第一次世界大戦中のアメリカ合衆国食品管理局によるポスター。

愛国心(あいこくしん)または愛国主義(あいこくしゅぎ、パトリオティズム、: patriotism)は、自分の国家に対し、愛着忠誠を抱く心情[1]


目次

1 用語

2 概説

3 歴史

4 議論

5 愛国心教育

5.1 日本

5.2 中国


6 文献情報

7 脚注

8 関連項目

9 外部リンク


用語

英語の「愛国者」(patriot)との用語は、エリザベス朝で初めて使用され、語源は6世紀の後期ラテン語で「国の人」を意味する patriota である[2]。また「愛国主義」(patriotism)の用語が派生したのは、18世紀初頭である[3]
概説

「愛国心」は祖国に対する愛着である。この愛着は自分の祖国に対しての、民族的、文化的、政治的、あるいは歴史的などの異なった観点によって特徴づけられ、またナショナリズムに近接した概念である[4][5][6]。祖国防衛を超えた過剰な愛国心は、排外主義あるいはジンゴイズムに繋がる場合がある。

国歌国旗は愛国心の象徴ともされる。
歴史

古代ギリシアの民主制のポリスでは、市民はポリス間の戦争において兵士として国を防衛することが義務であった。

18世紀、ヨーロッパ啓蒙主義思想家は、従来の教会に対する忠誠より、国家に対する忠誠を重視した。聖職者は彼らの「愛する国」が天国であるため、公立学校で教えることは許されるべきではない、と論じられた。愛国心の古典的概念の最も有力な支持者の1人はジャン=ジャック・ルソーであった[4]。啓蒙主義者らはまた、彼らが過剰とみなした愛国主義は批判した。

1774年、サミュエル・ジョンソンは著作『愛国者』で、彼が偽りの愛国主義と考えたものを批判した。1775年4月7日、彼は有名な「愛国心は卑怯者の最後の逃げ口上」との発言をした[7]

フランス革命 により誕生した近代国民国家であるフランスは、市民革命の波及による王朝転覆を恐れた周辺各王国から攻撃されることなり、それまでの傭兵に代わって革命主体である市民が自ら国の防衛のため戦争を担うこととなった。ここに民主制国家の国民に同時にナショナリズムが高揚した。各国民国家では、国旗国歌をはじめ、言語、文化、宗教、教育などの標準化が進められ、場合によっては植民地などの被征服地域も含められた。このため少数民族や被征服民族などでは、国家に対する愛国心・忠誠心と、民族による伝統的文化や誇りが分裂する場合も発生した。

第一次世界大戦総力戦となり、各国では兵士だけでなく国民全体に戦意高揚が求められ、この時期に各国に戦争祈念施設も設立された。また社会主義勢力では、従来はカール・マルクスは「労働者には祖国は無い」と国際主義を提唱していたが、第一次世界大戦の際に各国の戦争に協力する社会民主主義社会愛国主義)と、レーニン主義共産主義に分裂し、共産主義でも後のスターリン主義毛沢東思想では愛国主義が強調された(左翼ナショナリズム)。

第二次世界大戦終結後は、アジアアフリカ諸国でナショナリズム(民族主義)が高揚し、多数の独立運動や民族解放闘争が行われ、それぞれの地域で愛国心が強調された。
議論

「愛国心」には話者によりその意味するところには大きな幅がある。愛国心の対象である「国」を社会共同体と政治共同体とに切り分けると以下となる。

社会共同体としての「国」に対する愛着は「
愛郷心」(あいきょうしん)と言い換えることができる

政治共同体としての「国」に対する愛着は「忠誠心」(loyalty)と言い換えることができる

愛国心によって表出する態度・言動の程度は様々で、ノスタルジーから民族主義国粋主義まで幅広い。これらを十把一絡げに全て「愛国心」と表現することもできるため、その内容は不明確である。

政府側の期待する「愛国心」は現政府に対する「忠誠心」と解釈できる

反政府側の訴える「愛国心」は革命後の新政府に対する「忠誠心」、もしくは時の政府に靡かない「愛郷心」と解釈できる

愛国心教育
日本詳細は「皇民化教育」および「神国思想」を参照

明治維新近代化を経て学制を実施し、1890年(明治23年)10月30日に発布された教育勅語を国民の教育方針として掲げ、学校教育では「修身」という現在の「道徳」に相当するという主張も一部に存在する科目を設けた。


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