愛国心
[Wikipedia|▼Menu]

「愛国者」はこの項目へ転送されています。家電メーカーについては「Aigo」をご覧ください。

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2009年4月)

この記事は言葉を濁した曖昧な記述になっています。
Wikipedia:言葉を濁さないを参考に修正してください。(2016年2月)

カテゴリ・ナショナリズムの一部
ナショナリズム
概念ナショナル・アイデンティティ
反帝国主義
民族主義
民族自決
独立運動
国家主義
愛国主義
種類言語ナショナリズム
経済ナショナリズム
資源ナショナリズム
左翼ナショナリズム
関連項目第三世界
非同盟運動
国粋主義
排外主義
エスノセントリズム
関連カテゴリ汎民族主義
民族問題
民族紛争
独立運動
各国のナショナリズム










「愛国的であれ」1917年、
第一次世界大戦中のアメリカ合衆国食品管理局によるポスター。

愛国心(あいこくしん)または愛国主義(あいこくしゅぎ、パトリオティズム、: patriotism)は、自分の国家に対し、愛着忠誠を抱く心情[1]
目次

1 用語

2 概説

3 歴史

4 議論

5 愛国心教育

5.1 日本

5.2 中国


6 脚注

7 参考文献

8 関連項目

9 外部リンク

用語

英語の「愛国者」(patriot)との用語は、エリザベス朝で初めて使用され、語源は6世紀の後期ラテン語で「国の人」を意味する patriota である[2]。また「愛国主義」(patriotism)の用語が派生したのは、18世紀初頭である[3]

「愛国」という語句は古代中国より使われており、日本では『日本書紀』の中に見る事が出来るが、ここでいう愛国とは「故郷を懐かしむ」という意味である[4]。patriotismの訳語に「愛国」の字を充てた早い例としては、西周の『百字連環』(1870年)が挙げられる。
概説

「愛国心」は祖国に対する愛着である。この愛着は自分の祖国に対しての、民族的、文化的、政治的、あるいは歴史的などの異なった観点によって特徴づけられ、またナショナリズムに近接した概念である[5][6][7]。祖国防衛を超えた過剰な愛国心は、排外主義あるいはジンゴイズムに繋がる場合がある。

国歌国旗は愛国心の象徴ともされる。
歴史

古代ギリシアの民主制のポリスでは、市民はポリス間の戦争において兵士として国を防衛することが義務であった。歴史学者エルンスト・カントロヴィチによると、パトリオティズムの源流はホラティウスなどの詩の中に見られる「祖国のために死ぬこと(Pro Patria Mori)」という定型表現に遡ることができるという[4]

中世の封建制では、兵士の自己犠牲君主に捧げられるものと理解されていたが、封建制が綻びを見せ、共同体が人的結合から領域的結合へと変化した12世紀以降には、祖国という古典古代の観念が復活した[4]。祖国はキリスト教聖地になぞらえられ、王権はその領域を可視化するシンボルとなった。また、ローマ・カトリック教会は世俗勢力と対抗する中で、もともとイエス・キリストの体を表す「神秘体」という言葉を、共同体を擬似的に人格化した概念を表象する言葉として用いるようになった。神秘体は「道徳的政治体」という防衛するべき単一の神聖な秩序として観念され、暗黒時代以来絶えていた国家についての倫理的価値や道徳的感情の回復に役立った[4]

18世紀、ヨーロッパ啓蒙主義思想家は、従来の教会に対する忠誠より、国家に対する忠誠を重視した。聖職者は彼らの「愛する国」が天国であるため、公立学校で教えることは許されるべきではない、と論じられた。愛国心の古典的概念の最も有力な支持者の1人はジャン=ジャック・ルソーであった[5]。啓蒙主義者らはまた、彼らが過剰とみなした愛国主義は批判した。

1774年、サミュエル・ジョンソンは著作『愛国者』で、彼が偽りの愛国主義と考えたものを批判した。1775年4月7日、彼は有名な「愛国心は卑怯者の最後の逃げ口上」との発言をした[8]

フランス革命 により誕生した近代国民国家であるフランスは、市民革命の波及による王朝転覆を恐れた周辺各王国から攻撃されることなり、それまでの傭兵に代わって革命主体である市民が自ら国の防衛のため戦争を担うこととなった。ここに民主制国家の国民に同時にナショナリズムが高揚した。各国民国家では、国旗国歌をはじめ、言語、文化、宗教、教育などの標準化が進められ、場合によっては植民地などの被征服地域も含められた。このため少数民族や被征服民族などでは、国家に対する愛国心・忠誠心と、民族による伝統的文化や誇りが分裂する場合も発生した。

第一次世界大戦総力戦となり、各国では兵士だけでなく国民全体に戦意高揚が求められ、この時期に各国に戦争祈念施設も設立された。また社会主義勢力では、従来はカール・マルクスは「労働者には祖国は無い」と国際主義を提唱していたが、第一次世界大戦の際に各国の戦争に協力する社会民主主義社会愛国主義)と、レーニン主義共産主義に分裂し、共産主義でも後のスターリン主義毛沢東思想では愛国主義が強調された(左翼ナショナリズム)。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:28 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:FIRTREE