強制捜査
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捜査(そうさ、英:criminal investigation)とは、犯罪発生時にその犯人及び犯罪の証拠を発見・収集・保全し、犯罪の事実と犯人を捜査機関として確定させようとする活動をいう[1]


目次

1 概説

2 捜査の指導理念

2.1 適正かつ公平の原則

2.2 任意捜査の原則

2.3 密行の原則

2.4 証拠捜査主義


3 日本の刑事手続における捜査

3.1 捜査構造論

3.1.1 糾問的捜査観と弾劾的捜査観

3.1.2 捜査の独自性


3.2 捜査機関

3.3 捜査の端緒

3.4 強制捜査と任意捜査

3.5 訴訟条件を欠く場合の捜査の許容性


4 国際刑事裁判所の刑事手続における捜査

4.1 捜査の端緒

4.2 捜査の遂行


5 脚注

6 参考文献

7 関連項目


概説

ブリタニカ国際大百科事典によると、「捜査とは、犯罪に対し、捜査機関が犯人を発見・確保し、かつ証拠を収集・保全する目的で行う一連の行為」である[2]

捜査は公訴の遂行のためにも行われる(通説)[3]。ただし、陪審制度(陪審手続)をとる国では一応の嫌疑でも公訴しうるが、そうではない日本などでは確実な嫌疑のない起訴は公訴権濫用として伝統的に許されていない[3]

捜査は犯罪の発生を前提として行われる[3]。犯罪が発生しようとしているため、それを予防し制止しようとする行為は、警察官の行為であっても司法警察権の行使とはいえず行政警察権の行使であり捜査ではない[4]。また、捜査は捜査機関によって行われるものであり、犯罪被害者からの告訴等は捜査の端緒とはなるが捜査そのものではない[5]
捜査の指導理念
適正かつ公平の原則

適正かつ公平の原則とは、捜査は公共の福祉を維持しながら個人の基本的人権の尊重を全うしつつ事案の真相を明らかにするものであるから、捜査権は公正誠実に実行され、個人の自由や権利を不当に侵害するものであってはならないという原則をいう[5]

捜査は、逮捕・捜索などといった強力な権限行使を含みうるものであり、関係者の人権に強い影響を与えるものである(人権侵害をしかねないものである)ので、法律によって厳格に規制される(されなければならない)[2]。違法な手段・方法により行われた捜査を違法捜査と言う。
任意捜査の原則

任意捜査の原則とは、捜査は基本的人権の尊重に配慮する必要があるという前提に基づいて人権に対する侵害の少ない形態を原則とすることをいう[5]
密行の原則

密行の原則とは、捜査は事件関係者の基本的人権を保障する趣旨からも、捜査内容の外部への漏えいによる証拠隠滅や犯人逃亡を防ぐ意味からも密行を原則とする[6]。ただし、捜査を公開して広く国民の協力を求める場合もある[5]
証拠捜査主義

証拠捜査主義とは、自白の偏重を避け、あらゆる証拠を適正に収集し、その合理的総合力により、捜査を完結させること(証拠によって事実を明らかにすること)をいう[7]。捜査は社会の変化・進展に対応するかたちで、法医学心理学物理学化学工学精神医学などの助けを借りて、次第に科学的捜査の性格を強めてきている[2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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