建築
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建築

建築(けんちく)とは、人間が活動するための空間内部に持った構造物を、計画設計施工そして使用するに至るまでの行為の過程全体、あるいは一部のこと。また、そのような行為によって作られた構造物そのものを指すこともある。ただし、本来後者は建築物と呼ぶのが適切である。


目次

1 定義

1.1 建築物と建築

1.2 Architectureの訳語


2 建築計画

3 建築設計

3.1 建築意匠設計

3.2 建築構造設計

3.3 建築設備設計

3.4 建築防災設計


4 見積り・契約・施工

4.1 監理

4.2 管理

4.3 分離発注


5 建築のライフサイクル

6 建築に関する賞

6.1 建築家・建築設計者・建築物に与えられる賞

6.2 建築構造家・建築物に与えられる賞

6.3 建築家・団体に与えられる賞


7 関連項目

8 外部リンク

9 脚注


定義
建築物と建築

建築の原語である"Architecture"は、個々の建物ではなく、建物を造る行為(過程、技術)を指す。 個々の建物(Building)を示す場合は「建築物」と呼ぶべきところであるが、実際には混同されて使われることも多い。また、芸術的な作品を建築と呼ぶべきだと考える人もいるが、これも"Architecture" - "Building"の区別とは関係ない。

ローマ時代の建築家、ウィトルウィウスが著した、現存する最古の建築理論書「建築書(建築論、建築十書とも)」によると、用(utilitas)・強(firmitas)・美(venustas)を兼ね備えることが求められるものであり、これを実現する為に、芸術的かつ科学的見地に立たねばならないとされる。

建築の対象を大きく捉えると地域計画都市計画景観デザインなどの総合的な環境デザイン構築、コミュニティ形成までに関わり、外壁や開口部、小さくは室内の家具、小物といった室内装飾に至る物作り全般までに関わる。しかし、通常は一定の敷地を単位にして捉えられる。

日本の建築関連の法令の一つである建築基準法では同法第2条十三号により「建築物を新築し、増築し、改築し、又は移転することをいう」と定義されている。
Architectureの訳語

建築は建築学#名称の変更にあるとおり、"Architecture"の訳語であるが明治初期には「造家」(ぞうか)という訳語が当てられ、明治時代の英和辞典で「建築の術なり」と解説されているのは"construction"であり、「建設」の意味で使用されていたようであるがただし建築という言葉自体はすでに存在しており、北海道開拓使では「建築」を今日の"Architecture"の意味で使用していた。造家学会(現社団法人日本建築学会)の機関誌は「建築雑誌」(1887年創刊)であった。

伊東忠太は、1894年(明治27年)の論文において、工学ではなく総合芸術としての属性を表す語として「建築」という訳語がふさわしいと主張した[1]。伊東の提案により、造家学会は建築学会と改称(1897年)、東京帝国大学工科大学造家学科は建築学科に改称した(1898年)。
建築計画

住宅事務所店舗公共施設などの建物の用途や、利用者、立地条件などから求められる機能を満たし、換気採光、音響、及び動線避難経路などを考慮した上で、法律条例に則り、建物のレイアウト間取りを決定してゆく。
建築設計

建築計画にて設定されたアウトラインに従い、建築物の形状・材質を決定していく。意匠構造設備が専門分化している。
建築意匠設計

建築における意匠設計とは、建築物の形状・材質を、主として芸術的観点から決定していく分野であり、構造・設備などにおいて求められる機能を考慮した上で、全体の構成・形状の方針決定を主導し、建築物が社会や施主から求められた美観と機能を兼ね備えるべく設計を行う。 近年では建築意匠を完成後に建築写真という形で保存する傾向もある。
建築構造設計

建築構造設計とは、建築物が自重、積載荷重地震積雪、その他の外力によって倒壊することの無いよう、設計を行う分野。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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