年度
[Wikipedia|▼Menu]

年度(ねんど、: year)とは、暦年とは別に、特定の目的のために規定された1間の区切り方[1]
目次

1 概説

2 年度の期間

3 年数の表現

3.1 YYYY年度

3.2 YYYY/ZZ年度


4 様々な年度の一覧(各地域概要)

4.1 会計年度

4.2 学校年度

4.3 他


5 日本の年度

6 脚注

7 外部リンク

概説

会計など事務作業を目的としたものが中心で、またその多くは政府機関や業界団体等により決定されている。

例えば会計の年度を会計年度と言う。また学校の年度は学校年度、砂糖の収穫の統計に関わる年度は砂糖年度、といった方法で命名されている。
語法

年度の中には欧米での行政の会計年度などのように、通常の暦年の上での)と開始点・終了点が一致するものもある。

日本では多くの場合、グレゴリオ暦1月1日以外を開始点とするものが狭義の「年度」とされ、暦年と区別する意味で「年度」と呼んでいる。ただし、暦策定の目的ではない特定の目的で計算などをするために「1年」を定める必要がありそのための開始日を任意に定めており、たまたま1月1月でも良いのでそうしている場合も「年度」と呼ぶ。また、単に「○○年の」という意味で「○○年度」という表現が誤って使われている場合もある。

英語では「年度」を総称する表現はなく、「分野+year」と表す。たとえば、「会計年度」は「fiscal year」、「学校年度」は「academic year」である。日本の英文書類などでは「Japan fiscal year」を略してJFYと書かれることがある。

現在の年度は「今年度」、ひとつ前の年度は「昨年度」「前年度」、ひとつ先の年度は「来年度」「次年度」などと呼ぶ。同様に新しい年度は「新年度」である。また、ある年度の開始を「年度始め」(the beginning of the xxxx year)、終わりを「年度末」(the end of the xxxx year)と呼ぶ。
年度の期間

ある日付が何年度かは、年度の種類ごとに差異がある。これは、年度の種類ごとに年度初めが異なる事と、その年数で呼ばれる年度の開始がその暦年(当年)の場合と前年の場合とがある事による。当年に始まる年度の開始より前の日付であれば暦年-1、前年に始まる年度の開始以降の日付なら暦年+1、それら以外であれば暦年と同じ、と、年度の表記は都合3種類あり得る。例えば、2001年7月は、2000いも年度、2001会計年度、2002羊毛年度である。詳細は年度の一覧の項の、「日本の年度」の表を参照。

通常は、当年に年度が始まる。前年に始まる年度は、年度が暦年の後半に始まる場合に多い。ただし例外もあり、この条件で判定はできない。例えば、同じ10月始まりの年度でも、前年10月に始まる農薬年度と当年10月に始まる大豆年度とでは、同じ「2001年度」でも1年ずれている。言い換えると、2002農薬年度と2001大豆年度は同じ期間である。

通常、年度は1年間続き、年度が終了した瞬間に翌年度が始まる。しかし、年度が1年を待たず終了し、次の年度が始まるまで、いずれの年度に属さない期間が続くこともある。アメリカなどの学校年度は、9月に始まり、夏休みが始まる直前の5月半ば[2]?6月[3]ごろに終了する。
年数の表現
YYYY年度

各年度は「平成13年度」「2001年度」などと表現することが多い。つまり通常の暦法による年表記に「度」を付け加えて年度の表記とする。年度途中で改元があった場合の表記であるが、平成元年3月に議決された補正予算は「昭和六十三年度補正予算」とされていたが、昭和元年12月に議決された追加予算は「大正十五昭和元年度」と併記されていた[4]
YYYY/ZZ年度

「2001/02年度」「2001/2002年度」のように、年度が属する2暦年を併記することもある。この表現は、年度が前年に始まるか当年に始まるかを考慮する必要がない。

英語ではこの表現が普通で、「xxxx year 2001/02」のように表す。そのため、アメリカなどの年度を扱うときは日本語でも、「2001/02年度」「2001?02年度」などの表現になる。
様々な年度の一覧(各地域概要)

各例には国名を明示していても、それらの国以外での有無について言及するものではない。

+が付いている年度は同じ年数の暦年に開始し、?が付いている年度は前年に開始する。印のない年度は、不明、あるいは、原則として2暦年を併記する。
会計年度

会計用の年度。「会計年度」も参照

ヨーロッパ、中国 - 1月開始(暦年と同じ)。

アメリカ(北米) - 10月開始。

日本 - 4月開始+。

各民間企業の会計年度の開始月や決算月は、法人設立時に任意に定めることができる。たとえば10月に始まり9月に終わるとしても良いし、2月に始まり1月に終わるとしてもよい。また、開始月を、所定の手続きにしたがうかたちで変更することもできる。
学校年度

学校における一学年の期間。「学校年度」も参照

ヨーロッパ、アメリカ[2]カナダ、中国 - 9月開始。

日本 - 4月開始+。

韓国 - 3月開始



農作物・加工品

いも年度 - 日本、9月開始+
[5]

生糸年度 - 日本、6月開始+[5]

砂糖年度 - 日本、10月開始+[5]

大豆年度 - 日本、10月開始+[5]

でん粉年度 - 日本、10月開始+[5]

穀物年度 - アメリカ、9月開始[6]

小麦年度

アメリカ - 6月開始[7]

中国 - 7月開始[8]


トウモロコシ年度

アメリカ - 9月開始[7]

中国 - 10月開始[8]


米穀年度 - 日本、11月開始?[9][5]

コメ年度 - 中国、1月開始[8]

麦年度 - 日本、7月開始+[5]

わら工品年度 - 日本、11月開始+[5]

綿花年度 - 日本、8月開始?[5]

羊毛年度 - 日本、7月開始?[5]

醸造年度 - 酒造業界用の年度。日本では国税庁が規定した7月開始のものが使われている[10]


工業製品

農薬年度 - 日本、10月開始?[5]

肥料年度 - 日本、6月開始+(2009年度までは7月開始+)[11]

冷凍年度 - 空調・冷却機器業界用の年度。日本では日本冷凍空調工業会が規定した10月開始のものが使われてきた。冷暖房兼用エアコンの普及により平成15年(2003年)秋をもって廃止となり、以降は4月開始の通常の会計年度が用いられている。


日本の年度

現在の日本における具体的な年度の例としては、4月1日から翌年3月31日までを括る「会計年度」や「学校年度」などが一般にも用いられる。本来は、種類を特定して使用するものであるが、国の会計年度や学校年度が4月から3月までであるため、単に年度というと、4月からのものを意味するのが一般的である。国の法律でも例えば、国と地方の協議の場に関する法律第4条第1項など、この用例は多い。この区切りは明治時代から続く。

以下の表に、日本の年度を記す。なお、暦年より上の行は、年度が前年に始まる。

日本の年度--------12月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月
羊毛年度B年度C年度
綿花年度B年度C年度
農薬年度B年度C年度
米穀年度B年度C年度
暦年A年B年C年
会計年度A年度B年度
学校年度A年度B年度
生糸年度A年度B年度
肥料年度A年度B年度
麦年度A年度B年度
酒造年度A年度B年度
いも年度A年度B年度
砂糖年度A年度B年度
大豆年度A年度B年度
でん粉年度A年度B年度
わら工品年度A年度B年度

脚注



出典など
^ 大辞泉「年度」
^ a bAcademic Year - コトバンク栄陽子留学研究所『留学用語集』より)
^academic year - weblio研究社『新英和中辞典』より)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:15 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:FIRTREE