工兵
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工兵(こうへい、: military engineer, combat engineer, pioneer)は、陸軍における戦闘支援兵科の一種であり、歩兵砲兵騎兵に並ぶ四大兵科の一つである。陸上自衛隊においては施設科と呼ばれる。


工兵部隊兵科記号


目次

1 概要

2 歴史

3 任務

3.1 戦闘工兵の任務

3.2 建設工兵の任務

3.3 船舶工兵の任務


4 関連項目


概要

戦闘においては実際に戦う歩兵戦車砲兵部隊だけでなく、土木建築などの技術に特化した部隊が求められる。敵の防禦陣地や自然障礙の破壊、野戦築城道路の建設、爆破工作、塹壕掘り、地雷原敷設などの能力を持つ。通常、各師団は、400 人から1,000人程度で編成される工兵大隊または工兵連隊などの工兵部隊を保有している。旅団連隊が各自の工兵中隊を持っていることもある。師団に属する工兵部隊のように敵の攻撃に晒されながら爆破・建設などの作業を行うものを戦闘工兵、後方における架橋・兵站整備などを任務とするものは建設工兵と呼ぶ。

なお、日本陸軍においては陸軍特殊船(揚陸艦)や潜水艇などの船舶の運用も工兵の担務とされ、船舶工兵と呼ばれた。また、世界的に見ても、陸軍において船舶や艦艇を取り扱う兵種は工兵である事が多い。
歴史

古来、工兵の任務は普通の兵士工具類を持って行っていたが、やがて大工などの職人を雇うようになり、作業が専門化していき、16世紀頃には独立兵科となる。また機械の運用に長けているため、戦車飛行機などは元々工兵科に属していたことが多く、新兵器の実験も重要な任務だった。なお、現在は、新兵器に関しては専門の研究機関が設置されている場合が多い。

日本においては、戦国時代には黒鍬と呼ばれる組織が生まれ、また江戸幕府洋式陸軍にも築造兵と呼ばれる小規模な工兵が存在したが、近代工兵制度が確立されたといえるのは明治時代の上原勇作によってである。上原は、主にフランス陸軍の工兵術の導入に努め、特に1901年明治34年)の工兵監就任後に急速な改革を行い、日露戦争での日本の勝利に貢献した。
任務

任務は戦闘前の陣地の建設から、戦闘中における歩兵の支援など多岐に渡り、「何でも屋」的な性質が強い存在であり、近代の軍隊にとって重要な兵科である。攻撃の際には敵の地雷原や鉄条網の破壊のために最初に行動を開始するため、ドイツ語で工兵を意味するピオニーア "Pionier" には「先鋒 (pioneer→パイオニア。英語と同じ表記・意味で、日本では『先駆者』などという意味で使われる) 」と言う意味もある。

工兵の主な任務は、敵前での工作を任務とする戦闘工兵(陸上自衛隊では「戦闘支援」)と、作戦全般に寄与するより大規模な建設工兵(陸上自衛隊では「兵站支援」)の2つに大別される。作業の際は、支援車輛として戦闘工兵車などを利用することがある。
戦闘工兵の任務
陣地の構築
地形を利用したり、人工的に手を加えて敵弾から味方部隊を防護するための掩蔽物を構築する。
各種障礙物作成任務
木を切り倒したり、鉄条網・対戦車壕・地雷原バリケードなどを設置して、敵の通行を妨げる。
地雷・地雷原の処理
地雷を携帯式の地雷探知機や手作業で探し出して位置を特定、最終的には爆薬で処理するほか、地雷処理専用の車輛や地雷処理戦車を使うこともある。
爆薬・爆発物の使用
破壊筒や爆薬で敵陣の鉄条網やトーチカを破壊する。また鉄道や橋梁などの施設破壊を行なう。大戦末期に見られた、梱包爆薬を背負っての敵陣や戦車への特攻攻撃も、爆薬を扱える工兵の任務だった。
上陸戦の支援
上陸作戦前に水中障礙物を除去したり、上陸用舟艇の運用を行う。
火炎放射器の使用
敵がトーチカや塹壕・建物・森林の陰に隠れて歩兵では制圧できない場合、携帯式の火焔放射器で直接攻撃する。
化学兵器の運用
風向きを測り(天気予報まで行う)、風上から毒ガスを散布する。敵地に潜入して、毒ガスを流し込む場合もある。この任務は後に「化学科」として独立した兵科となっていった。
建設工兵の任務
橋や道路の建設
平時に橋や道路を整備しておく一方、戦場では
架橋戦車で臨時に橋を作ったり、敵が退却時に爆破した橋の修理なども行う。不整地では、爆薬で道を開くこともある。
鉄道の建設
戦地における鉄道の建設・修理・運転や敵の鉄道の破壊に従事する。
渡河作戦
敵兵が対岸にいる場合、(水陸両用戦車で簡単に制圧した例もあるが、通常は)砲兵や爆撃機の支援の下、煙幕を張り、渡河用ボートを膨らませて歩兵を対岸に送り込み、橋頭堡を確保。架橋戦車では渡れない川幅の場合、ボートや橋脚舟(ポンツーン)に橋げたを設け、上流から流し込み固定して繋げていき橋を作る(ポンツーン橋、浮橋)。
測量地図作成
平時の工兵の重要任務。自国だけでなく、航空観測などで他国の測量も事前に行っておく。専門の部隊を置き、気象観測も行うことがある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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