鳥類用語(ちょうるいようご)では、鳥類の身体の名称、および特徴や生態を示す用語について記す。 コウロコフウチョウのディスプレイ(オスの求愛) マミジロタヒバリの孵ったばかりの雛。羽がなく飛べないばかりか、目も開いていない。ムクドリの若鳥。まだ羽が生え揃っていないが巣を出て自力で飛ぶことができる。
目次
1 身体の構造
1.1 頭部
1.2 体部
1.3 足部
1.4 翼羽部
1.5 骨格
2 生態
2.1 行動
2.2 繁殖
2.3 鳴き声(呼吸器)
2.4 飛翔
2.5 歩き方
2.6 渡り
3 関連項目
3.1 地域別野鳥一覧
3.2 他の鳥類関連項目
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身体の構造
頭部
頭頂
眼より上の部分。
冠羽(かんう、かんむりばね、英:crown)
頭頂部から生える細長い羽根。繁殖期 (夏羽)の雄にのみ出現する場合もある。
耳羽(みみばね)
耳を覆っている羽。
後頭
頭部のうち眼より後ろの部分。
嘴(くちばし、英: ⇒Beak)
上下の顎が変化したもので、採食方法にあわせて様々に進化している。上側の嘴を上嘴(じょうし)、下側を下嘴(かし)と呼ぶ。
眼(め)
過眼線(かがんせん)
眼を中心に、前後方向に入る線状(帯状)の模様。カルガモやハクセキレイなどで見られる。
眼先(めさき)
頬(ほお)
眼の下の部分。スズメとニュウナイスズメのように、この部分に入る斑点等で種を見分ける場合がある。
喉(のど)
体部
胸部
腹(英:belly)
胸に近い方を上腹(じょうふく)、脚に近い方を下腹(かふく)と呼ぶ。
腰
背より下、尾羽の付け根より上の部分。
尾筒(びとう)
尾羽の付け根部分。上面を上尾筒(じょうびとう)、下面を下尾筒(かびとう)と呼ぶ。
足部
腿(もも)
脚(あし)
趾(あしゆび)
爪(つめ)
翼羽部
雨覆(おおあまおおい)
大雨覆(おおあまおおい)
中雨覆(ちゅうあまおおい)
小雨覆(しょうあまおおい)
風切羽
初列風切(しょれつかぜきり)
飛行機におけるウィングレットに相当
次列風切(じれつかぜきり)
三列風切(さんれつかぜきり)
小翼羽(しょうよくう、英:alula)
親指にあたり、飛行機でのスラットのような役割を果たす
翼鏡(よくきょう)
主にカモ類に見られる、次列風切付近の金属光沢のある部分。
尾羽(おばね、英:tail)
翼帯(よくたい)
骨格
竜骨突起(りゅうこつとっき、英: ⇒keel)
生態
行動
混群(こんぐん)
異なる種類がひとつの群れを形成すること。
ディスプレイ
求愛や威嚇などの際、音や動作・姿勢などで誇示する行為。
ドラミング
翼や尾羽などを使って、またはキツツキ類
クラッタリング
嘴を叩き合わせるように激しく開閉して音を出す行動で、ディスプレイや仲間との合図に用いられる。コウノトリなど鳴管が未発達の種で見られる。クラッターリングとも呼ぶ。
モビング(疑攻撃)
大型の天敵などに対し、同種の仲間が集団になって威嚇(騒ぎ立てる、うるさく鳴くなど)を仕掛けて被捕食から逃れる行動。
繁殖
成鳥(せいちょう)
成長期を過ぎた鳥のこと。
親鳥(おやどり)
繁殖中・育雛中の成鳥のこと。
雛(ひな)
孵化直後の鳥。または、巣立ち前の幼鳥・若鳥を指す場合もある。
幼鳥(ようちょう)
孵化後、主に羽根が生え揃った後、第一回換羽までの時期を指す。
若鳥(わかどり)
第一回換羽から、成鳥までの時期を指す。一般に、この時期になると自力で飛ぶことができる。
巣(す)
鳥類は卵を産んで温めて孵し、また孵ったばかりの雛は飛べないため、ある程度に成長するまで育雛をする(※)。そのため多くの種類の親鳥は予め卵や雛を気温変動や外敵から護るための場所を確保するが、その場所を巣と呼ぶ。鳥類の巣の主な形態については巣#鳥類を参照。鳥類の巣は繁殖期にのみ用いられ、非繁殖期の成鳥や巣立ち後の若鳥が夜間(夜行性の種では日中)休息を取る場所は塒(ねぐら)と呼び区別される。※なお、一部には自ら育雛せず他種の親鳥に育てさせるもの(→托卵)や、卵を産みっぱなしにし地熱等で温め孵す種類も存在する。
巣立ち
狭義には、巣で育雛する種類の雛(幼鳥・若鳥)が巣から出ることを指す。または、雛が親鳥から独立することを指す場合もある。雛が飛べる段階になるまで巣で育てる種類が多いが、卵が孵るとすぐに巣を出て育雛する種類(カモ類など)もある。
換羽(かんう)
羽根が生え変わることをいう。成長に伴う換羽については、成長順に第○回換羽と呼ぶ。:成鳥については年 2回(主に繁殖期と非繁殖期)生え変わるものが多い。このとき体色や模様が大きく変わるものについては、各々の外形上の特徴を夏羽(なつばね、繁殖期の羽色)・冬羽(ふゆばね、非繁殖期の羽色)と呼び区別する。コガモのメスとエクリプス
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