定員
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定員(ていいん)とは、団体の所属、施設や車両などの収容に関する最大人員。


目次

1 概説

2 鉄道車両の定員

2.1 設計

2.2 混雑率・乗車率

2.2.1 乗車率の目安

2.2.2 『都市交通年報』による定員、混雑率の定義

2.2.2.1 標準定員算出基準


2.2.3 『JIS E 7103 通勤用電車?車体設計通則』による定員の定義

2.2.4 算定方法による差異

2.2.5 混雑率測定における誤差

2.2.6 混雑率表記における前提

2.2.7 混雑率表記の一例


2.3 定員制


3 航空機の定員

4 脚注

5 参考文献


概説

組織・団体などの場合、定員とは組織・団体に属しうる最大数の人員のことを指す。一般に組織・団体の規則などで人員を決定される。公務員の場合には法律で定員が決まっている。定員を超過した場合には、組織外の人間が新たに組織に加入することは制限され、また所属している人数が定員を超過していれば超過分については「余剰人員」といわれ、削減の対象となることが多い。もっとも、株式会社など、私的な団体においては規則次第である。しかし公務員については、余剰人員は分限処分の対象となる。

施設・設備・自動車鉄道車両航空機等、ある区画の中に人を入れる場合には、定員とはある一定の基準の下にその区画内に入れる最大人数、またはその目安という意味がある。区画の中に入れる人数については、座席(立ち席を含む)としての性格があるため、面積に応じて決定される場合が多い。また、自動車の場合は座席バス・鉄道等の公共交通機関では座席数のほか、乗り合いの場合はつり革の数を含めて定員(ていいん)と呼び、これを以てこの数値とする言い方がある。また、旅客機エレベーター等の場合、重量を以て決定される。なお、客船高速バス乗用車など腰掛の数である「座席定員」のみとなっているものについては、保安定員(ほあんていいん)と言い、これを越えての乗車・乗船を法令上認めておらず、仮に定員を超える場合には法律上の罰則が科せられる。なお、鉄道車両でも特急形車両グリーン席など特別席では腰掛の数値を以て定員とする場合もあり、またいわゆるロビーカーでは定員0名として扱っている。保安定員ではない場合、基本的にはあくまでも目安(いわゆる「サービス定員」)にすぎないため、定員を超過した場合でも物理的に入れうる限りは入れられることが多い。もっとも、定員制の場合や安全上などで定員に達した場合にはそれ以上の入場・乗車を制限することもある。
鉄道車両の定員
設計

車両の強度を確保するには、鉄道車両に限らず、重量限界を把握する必要があり、車両そのものの自重と、それに乗客や荷物などの積車重量を考慮する必要がある[1]。ただし、鉄道車両の場合、定員制でない限り定員を上回る人が乗り込んでくる可能性もあることから、想定される上限をベースに安全率をかけて車両の強度が算定される[1]

定員は冷房装置の冷房能力の設計にも影響する。列車の冷房装置は、外気や機器類の熱のほか、乗客の発する体温にも対応する必要がある[2]。そのため、定員(または乗車率)が多い車両や乗降客が多く扉の開閉回数が多いと見込まれる車両では冷房能力を高くする必要がある[2]
混雑率・乗車率

大要としては鉄道車両や路線バスで等で立席定員を含めた総定員と実際の乗車人数の比率を混雑率または、乗車率という。

一般に通勤時間帯では定員の1.5倍から2.5倍もの乗車率があるとされ、また旧盆や年末年始の帰省ラッシュとも言われる集中移動時には列車の混雑を表すために用いられる。以下、鉄道のケースでは混雑率の値が様々な要因により決められていることを述べる。
乗車率の目安

国土交通省鉄道局によれば目安として混雑率の幾つかの値に対して、下記の定性評価が挙げられている[3]

 乗車率の目安 乗車率説明
 100% 定員乗車。座席に着くか、吊革に捕まるか、ドア付近の柱に捕まることができる。
 150% 新聞が楽に読める。
 180% 折りたたむなど無理をすれば新聞は読める。
 200% 体が触れ合い相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める。
 250% 電車が揺れるたびに体が斜めになって身動きがとれず、手も動かせない。

『都市交通年報』による定員、混雑率の定義

『都市交通年報』においては混雑率という言葉を使用し、通過人員輸送力に対する割合と定義している。また、車両の標準定員についても下記のように算定方法を定めている。

JRの場合、特急急行グリーン車は対象外である。

私鉄の場合は各事業者の標記定員を標準定員に換算している。その方法として標準定員算出基準を使用。

標準定員算出基準


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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