宇宙
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その他の「宇宙」と呼ばれる事項については「宇宙 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

「ユニバース」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「ユニバース (曖昧さ回避)」をご覧ください。

宇宙(うちゅう)とは、以下のように定義される。
コスモス時間空間内に秩序をもって存在する「こと」や「もの」の総体[1]。何らかの観点から見て、秩序をもつ完結した世界体系。

全ての時間と空間、およびそこに含まれるエネルギーと物質[1]。あらゆる物質放射を包容する空間[2]。あらゆる物事(森羅万象)を含む全ての存在。

ビッグバン理論等で統一的に説明されうる、現実的、現在的に我々が暮らすひとつの広大な世界。ユニバース。もしくはその外側に仮想されるユニバースの複合体全体。(「ユニバース」という語には「ひとつ」という意味が込められているが、最近では、宇宙について論じる時、3次元的につながった空間だけではなく、平行宇宙も含めて論じられることがある。複合的宇宙もしくは多元的宇宙という意味で「マルチバース」と呼ばれる。単一宇宙と区別して複合宇宙全体を指す場合には特に「オムニバース」ともいう。)

3次元空間的に繋がった広大な宇宙全体を指すこともある。[要検証ノート]「宇宙」で観測不可能な領域を除いた「観測可能な宇宙」を指すこともある[要出典]。

宇宙空間。地球の地上約100km以上、上空の空間を指す便宜的な定義[注釈 1]

本項では主に、1?4の意味での宇宙について解説する。 ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド。130億年前(ビッグバンから4億?8億年後)と推定されている宇宙の画像。現在までに撮影された中で最も深い宇宙の画像である[3]。誕生後4?5億年の銀河が、1万個以上も映し出されており、通常の渦巻銀河や楕円銀河に混じるようにして奇妙な形の銀河も多数映し出されており、宇宙初期の混沌の中で銀河同士が影響しあっていた状態が映っている、と考えられている。(2003年9月24日?2004年1月にハッブル宇宙望遠鏡のデータを集めるかたちで撮影)。高解像度画像を選択し ⇒[1]、(PCのブラウザで閲覧なら)最後に + 印の虫眼鏡ポインタで画像を押せば特大写真になり、ひとつひとつの銀河をはっきりと見ることができる。
目次

1 意味

2 宇宙論

3 現代宇宙論

3.1 宇宙の大きさ

3.2 宇宙の年齢

3.3 宇宙の成分

3.4 宇宙の膨張

3.4.1 膨張の中心


3.5 宇宙の誕生

3.6 宇宙の未来

3.7 宇宙の歴史

3.8 宇宙の階層構造

3.9 メガパーセク

3.9.1 解説



4 人類の宇宙観

4.1 奇蹟的な宇宙

4.2 歴史上の宇宙観


5 宇宙と哲学

6 宇宙人および地球外生命体

7 宇宙の観測・探査

8 宇宙開発

9 平行宇宙

10 脚注

10.1 注釈

10.2 出典


11 参考文献

12 関連項目

13 外部リンク

意味

「宇宙」という言葉確定した起源意味は不明だが、次のような説がある。

「宇」は「天地四方上下」(つまり上下前後左右、三次元空間全体)「宙」は「往古来今」(つまり過去現在未来時間全体)を意味し(中国の戦国時代の書物・「尸子巻下」)、「宇宙」で時空(時間と空間)の全体を意味する(代の書物・「淮南子斉俗訓」)[4]

「宇」は「天」、「宙」は「地」を意味し、「宇宙」で「天地」のことを表す。

それぞれの観点から見た場合の「宇宙」の定義には、以下のようなものがある。

哲学的・宗教的観点から見た場合、宇宙全体の一部でありながら全体と類似したものを「小宇宙」と呼ぶのに対して、宇宙全体のことを「大宇宙」と呼ぶ。

天文学的観点から見た場合、「宇宙」はすべての天体・空間を含む領域をいう。銀河のことを「小宇宙」と呼ぶのに対して「大宇宙」ともいう。

一説には観測できる領域は宇宙の地平線の内側に限定されるが、大宇宙はそれよりはるかに大きいと考えられている。

最近の物理学的観点から見た場合、「宇宙」は物質・エネルギーを含む時空連続体のまとまりである。

現代物理学における「宇宙」は、「物理学的な世界全体」ではなく、生成・膨張・収縮・消滅する物理系の一つである。理論的には無数の宇宙が生成・消滅を繰り返しているとも考えられている。

「地球の大気圏外の空間」という意味では、国際航空連盟 (FAI) の規定によると高度 100 km 以上のことを指す。アメリカ軍では高度50ノーチカルマイル (92.6 km) 以上の高空を「宇宙」と定めている。
宇宙論 ペトルス・アピアヌス (en:Petrus Apianus) による Cosmographia 。アリストテレスの説に沿ったコスモス像。天球の多層構造(アントワープ、1539年) アルマゲスト』(George of Trebizond によるラテン語版、1451年頃)詳細は「宇宙論」を参照

宇宙について説明するにあたり、まず人類がどのように宇宙の理解を深めてきたか、おおまかな流れを解説する。

宇宙がいかに始まったかについての議論は宗教哲学上の問題として語られて続けている[5]。宇宙に関する説・研究などは宇宙論と呼ばれている。古代インドのヴェーダでは無からの発生、原初の原人の犠牲による創造、苦行の熱からの創造、といった宇宙生成論があった。古代ギリシャではヘシオドスの『神統記』に宇宙の根源のカオスがあったとする記述があったが、ピタゴラス学派は宇宙をコスモスと見なし、天文現象の背後にひそむ的な秩序を説明することを追究した。秩序の説明の追究は、やがてエウドクソスによる、地球を27の層からなる天球が囲んでいる、とする説へとつながり、それはまたアリストテレスへの説へと継承された。2世紀ころのクラウディオス・プトレマイオスは『アルマゲスト』において、天球上における天体の動き(軌道)の数学的な分析を解説した。これによって天動説は大成され、ヨーロッパ中世においてもアリストテレスの説に基づいて宇宙は説明された。しかし天球を用いた天体の説明は、その精緻化とともに、そこにおける天球の数が増えていき、非常に複雑なものとなっていった。こうした状況に対し、ニコラウス・コペルニクスは従来の地球を中心とする説(地球中心説)に対して、太陽中心説を唱えた。


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