大林寺_(横浜市)
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大林寺(横浜市)

所在地神奈川県横浜市緑区長津田6丁目6?24
位置北緯35度31分44.60秒
東経139度29分50.46秒座標: 北緯35度31分44.60秒 東経139度29分50.46秒
山号慈雲山[1]
宗旨曹洞宗[1]
本尊釈迦如来[1]
創建年1570年(元亀元年)[1]
開山愛甲郡三田村清源院の五世英顔麟哲[1]
開基板部岡江雪斎[1]
文化財市登録史跡 旗本岡野家歴代の墓所[2]
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法人番号4020005000948
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大林寺(だいりんじ)は、横浜市緑区長津田にある曹洞宗の寺院[1]。詳名は慈雲山大林寺。長津田一帯を治めていた江戸幕府の旗本岡野家の菩提寺で、初代房恒の父板部岡江雪斎の開基と伝えられている[1]

境内には市登録史跡の「旗本岡野家歴代の墓所」[2]、長津田十景の「大林晩鐘」がある[3][4]


目次

1 歴史

2 境内

2.1 建造物

2.2 その他


3 文化財

3.1 登録文化財(地域史跡)

3.2 その他


4 交通アクセス

5 脚注

6 外部リンク


歴史

大林寺は曹洞宗に属する寺院で、山号を慈雲山という[5]。釈迦如来を本尊とし、長津田を領していた旗本、岡野氏の菩提寺であった[5][6]。岡野氏は小田原北条氏の旧臣であり、1591年(天正19年)に旗本に取り立てられて長津田村に500石の知行を得た[6][7]

寺伝によると、創建は1570年(元亀元年)長津田の初代領主である岡野平兵衛房恒の父、板部岡江雪斎の開基、開山は愛甲郡三田村(現在の厚木市)の清源院(厚木市三田に現存)[8] 5世住職、英顔麟哲和尚という[5]。本寺は清源院で、長津田5丁目にある陽向山随流院は大林寺の末寺である[5][7]

創建について、『新編武蔵国風土記稿』は異説を伝えている[5]。同書によると、開基は岡野房恒自身が父の菩提のために建てたもので、年代は不詳だが「天正か文禄のころ」と記述している[5]。岡野房恒は大林寺の所領安堵のために幕府に願い出て、1649年(慶安2年)に徳川家光から寺領15石の朱印状を受け取った[5]。この朱印状の写し(慶安2年8月24日付)は、寺に保管されている[5]

岡野氏初代の房恒は豊臣秀吉の小田原攻めの際に埼玉の岩槻城の守備にあたっていたが、戦で負傷したため妻の里である都筑郡恩田村(現在の横浜市青葉区恩田町)に隠棲し、後に赦されて江戸幕府の旗本となった[7]。房恒は信仰心の篤い人物で、当時は古義真言宗に属していた長津田村の福泉寺(緑区長津田町3113番地に現存)を再興し、王子神社別当寺にしたという[7][9]

当初は長津田村の小字住撰(じゅうせん)に所在していたが、岡野氏3代領主の岡野内蔵允閑入成明が現在の地に移転させ、山号を「閑入山」と改めたと伝わる[5]。住撰からの移転年月は不明だが、成明は1655年(明暦元年)に家督を継ぎ、1682年(天和2年)に隠居した[5]。その後1694年(元禄7年)87歳で没している[5]。『長津田風土記』では移転の時期について「明暦元年以後のことであろう」と推測している[5]。ただし、山号についてみだりに変えることは幕府が許さなかったため、元の慈雲山に復している[5]。この時代には長津田の随流院・龍昌院を始め、恩田の福正寺、十日市場の常?寺、西八朔の宗泉寺、中山の大蔵寺、川井の円法寺・福泉寺など、恩田川の流域に多くの末寺を持つほど栄えていた[7]。岡野氏は幕末期に至るまで長津田を支配し、当初はこの地に居住して陣屋を構えていたが、後に江戸に住まいを移した[6]

大林寺はたびたび火災の被害に遭ってきた[5]。最初の大火は1734年(享保19年)のことで、住職は第13世虎山和尚であった[5]。この大火の時山門は再建することができず、十王堂を山門のあった場所に再興してえんま堂として山門の形にしたという[5]

2回目の大火は1819年(文政2年)9月29日に起こった[5]。当時の住職は19世大燈和尚の時期で、夜六ツ半(午後7時ころ)衆寮から火が出て、えんま堂、鎮守社、衆寮、総門、鐘楼などが全焼した[5]。本寺である清源院への届け出では、本堂、御朱印、過去帳などは焼失を免れたとの記載があった[5]。寺の再建にあたったのは20世住職覚仙和尚だったが事業の途中で引退したため、後継者となった21世住職大光和尚が再建を完成した[5]

3度目の大火は、1926年(大正15年)12月25日のことであった[5][10]。 午後2時半ごろ灰小屋から出火し、鐘楼から草ぶきの庫裏に燃え移って結局本堂ほか7棟が1時間半ほどで全焼した[5]。この大火では犠牲者は出ず、本堂に火の手が回ったのが最後だったこともあって、過去帳や須弥壇、天蓋や杉戸などは難を逃れている[5]


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