在外公館
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この記事は特に記述がない限り、日本国内の法令について解説しています。また最新の法令改正を反映していない場合があります。ご自身が現実に遭遇した事件については法律関連の専門家にご相談ください。免責事項もお読みください。

在外公館(ざいがいこうかん、英語:Overseas Diplomatic Establishment、略称:ODE)は、が他国との外交自国民の保護、他国民への査証業務の提供のために他国内へ設置した施設の日本法令上の名称である(国際法上は、(外交)使節団の公館という)。外交関係に関するウィーン条約の規定により、大使館の敷地は設置した国(派遣国)の管轄権が適用され、接受国は原則として管轄権を行使できない(外交特権)。総領事館大使館に準じる特権・免除を受ける。
目次

1 日本の在外公館

1.1 一覧

1.2 在外公館長

1.3 内部組織

1.4 主な事件


2 参考文献

3 脚注

4 関連項目

5 外部リンク

日本の在外公館

日本の行政官庁在外公館
ざいがいこうかん
Overseas Diplomatic Establishment

組織
上部組織外務省
概要
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日本の在外公館は外務省に所属し、世界各地に存在する、大使館総領事館政府代表部、日本国政府在外事務所の総称である。なお、在外公館の出先機関として、領事事務所[1]と兼勤駐在官事務所がある。

外交を行う上での重要な拠点であり、世界各地に220ヶ所存在する。そのうち15ヶ所はアメリカ合衆国内にある(加えて3ヶ所の領事事務所もある)。
一覧 在イギリス大使館詳細は「日本の在外公館の一覧」を参照
在外公館長

在外公館の長を在外公館長(又は単に「公館長」「館長」)という。大使館に置かれる在外公館長は特命全権大使総領事館総領事政府代表部特命全権大使である。但し、一つの大使館に複数の大使が派遣されている場合があり、その場合年次が上の者が在外公館長となる。

必ずしも外務キャリアしか就任できない訳ではなく、外部登用(元国会議員、学者、他省庁出身者、財界関係者など)やノンキャリア職員(外務省専門職採用試験合格者)からの任命もあり得る。特命全権大使の例では戦後は日本銀行から新木栄吉アメリカ合衆国特命全権大使、横浜正金銀行から西山勉・初代インド特命全権大使、荒川昌二・ベルギー特命全権大使、二宮謙・パナマ特命全権大使、日本放送協会から古垣鉄郎フランス特命全権大使、参議院議員から大隈信幸コロンビア特命全権大使、東京大学農学部教授から那須皓・インド特命全権大使、警察庁から山本鎮彦・ベルギー特命全権大使、労働省から赤松良子ウルグアイ特命全権大使など、平成に入った近年では、上智大学教授から猪口邦子・国際連合軍縮会議日本国政府代表部大使、東京大学教養学部教授から石弘之ザンビア特命全権大使、東京大学法学部教授から北岡伸一国際連合日本国政府代表部次席大使、元衆議院議員から小川元チリ特命全権大使、経済評論家から高原須美子フィンランド特命全権大使、弁護士から浅井和子・ガーナ特命全権大使、日本経団連から糠沢和夫ハンガリー特命全権大使、伊藤忠商事から丹羽宇一郎中華人民共和国特命全権大使や竹田恒治ブルガリア特命全権大使、近藤剛バーレーン特命全権大使、野村證券から、戸田博史・駐ギリシャ特命全権大使、通商産業省から藤原武平太ブルガリア特命全権大使、文部省から遠山敦子トルコ特命全権大使の各登用の例などがある。
内部組織

在外公館の内部は、所掌事務に応じて総務班、政務班、経済班、広報文化班、領事班、会計班、通信班等に分かれ、それぞれの班長には公使?一等書記官が就任する。一部の大規模公館は「班」ではなく「部」を置いているところもある。
主な事件 尼港事件で焼け落ちた在ニコラエフスク領事館 2012年の中国における反日活動で襲撃された日本領事館
尼港事件
赤軍に襲撃され数百名の居留民が虐殺され領事館も焼け落ちる。
在ペルー日本大使公邸占拠事件
天皇誕生日パーティー時に日本大使公邸が武装組織トゥパク・アマル革命運動に占拠籠城され、ペルーの警官隊突入により解決するまで、4ヶ月以上かかった。
琿春事件
中国人を主とする馬賊により日本領事館が焼き討ちに遭い20名が殺害される。
瀋陽総領事館北朝鮮人亡命者駆け込み事件
亡命者、いわゆる脱北者が亡命を図り日本領事館に駆け込んだが、中国警察が領事館内に立ち入り引きずり出した。
壬午事変
李氏朝鮮国王に対する反乱軍によるクーデター時に襲撃され公使館が焼き討ちに遭い大使館員多数が殉職。済物浦条約により解決。
甲申事変
李氏朝鮮に対する反乱軍によるクーデターが失敗した際、政府軍に公使館が焼き討ちに遭い大使館員、在留日本人多数が殺害。漢城条約により解決。
漢口事件
国民革命軍武漢攻略の際、共産党の謀略により煽られた暴民に日本租界・領事館が襲撃される。
南京事件
南京を占領した蒋介石の北伐軍や暴動化した住民らによって各国領事館とともに襲撃され多数が死傷。婦女は暴行、凌辱される。
義和団の乱(北清事変)
各国公使館ともども襲撃され、八ヵ国連合軍により救助される。北京議定書により解決。
南京総領事館毒酒事件
祝賀会に出された老酒に毒(ヒ素)が混入され、来客らの介護にあたった若い領事館員二名が自らは手遅れとなり死亡。


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