双子葉植物綱
[Wikipedia|▼Menu]

双子葉植物綱
2枚の子葉がある実生。写真はトウゴマの実生。
分類

:植物界 Plantae
:被子植物門 Angiospermae
:双子葉植物綱

Dicotyledoneae(新エングラー
Magnoliopsida(クロンキスト

亜綱

本文参照

双子葉植物(そうしようしょくぶつ)、双子葉植物綱(そうしようしょくぶつこう)とは、2枚の初期葉もしくは子葉をもつ植物のことである。
目次

1 概説

2 系統論

3 名称等について

4 分類

4.1 モクレン亜綱 Magnoliidae

4.2 マンサク亜綱 Hamamelidae

4.3 ナデシコ亜綱 Caryophyllidae

4.4 ビワモドキ亜綱 Dilleniidae

4.5 バラ亜綱 Rosidae

4.6 キク亜綱 Asterdiae


5 他の分類

6 関連項目

概説

双子葉植物は、名の通り子葉が2枚である種子植物の群(若干の例外はある)であり、子葉が1枚の単子葉植物と区別される。しかし、それ以外の特徴については、極めて多様であって、共通の特徴を示すことが難しい。強いて言えば、葉脈は網状脈であること、維管束が環状に並んだ真正中心柱を持つことなどがあるが、これらはむしろ被子植物における祖先的形質である可能性が高い。花の形についても花弁雄蕊雌蕊の数からその配置や構造に至るまで、様々なものがあるが、花の各部の個数が2または5の倍数となるものが多い。進化学の観点から言えば、単子葉類より進化過程では前段階にある。
系統論

そういったものを体系づけるため、被子植物の各群の系統関係について、様々な説が立てられた。その一つは、ヤナギドクダミなど、個々の花が雄蘂と雌蘂を一本ずつ備える花が原始的な花の姿で、進化の段階でそれが増加し、形を整えていったとするものである。これに基づいて整理されたのが新エングラー体系である。これに対して、モクレンに見られるような、中心に多数の雄蘂と雌蘂が螺旋に配置したものが原始的な花であると見て、それが次第に数を減らしつつ形を整えたと見て、その考えで整理したのがクロンキスト体系である。

以前からも、被子植物は多系的な集団ではないかと考える説はあったが、1990年代以降、ゲノム解析の発展により、双子葉植物は単系統群としては扱えない、つまり側系統群であることがいよいよ明らかになった。そのような知見を元にしたAPG植物分類体系では、従来の双子葉植物グループは、単系統群の真正双子葉植物 (Eudicots)と原始的な双子葉植物群に分かれる。つまり被子植物全体は、真正双子葉植物と単子葉植物という2つの大きな単系統群と、若干数かつ多系統の原始的双子葉植物群から成ることになる。

真正双子葉植物=ユーディコッツ(Eudicots)の別名は、トリコルパテス(Tricolpates)すなわち三溝型花粉植物であり、形態の上からも、他の単溝型花粉植物であるところの原始的双子葉植物群から区別することができる。
名称等について

市販の図鑑等でよく使われる
新エングラー体系における学術分類名は、Dicotyledoneaeである。

1980年代以降、学術分野で主流のクロンキスト体系における学術分類名は、Magnoliopsidaである。Magnoliopsidaを直訳してモクレン綱と言う植物学者もいる。

分類

クロンキスト体系による双子葉植物綱 Magnoliopsida の分類は以下の通り。
モクレン亜綱 Magnoliidae

(クロンキスト体系では、最も原始的な双子葉植物とする)

モクレン目 Magnoliales

クスノキ目 Laurales

コショウ目 Piperales

ウマノスズクサ目 Aristolochiales

シキミ目 Illiciales

スイレン目 Nymphaeales

キンポウゲ目 Ranunculales

ケシ目 Papaverales

マンサク亜綱 Hamamelidae

ヤマグルマ目 Trochodendrales

マンサク目 Hamamelidales

ユズリハ目 Daphniphyllales

ディディメレス目 Didymelales

トチュウ目 Eucommiales

イラクサ目 Urticales

レイトネリア目 Leitneriales

クルミ目 Juglandales

ヤマモモ目 Myricales

ブナ目 Fagales

モクマオウ目 Casuarinales

ナデシコ亜綱 Caryophyllidae

ナデシコ目 Caryophyllales

タデ目 Polygonales

イソマツ目 Plumbaginales

ビワモドキ亜綱 Dilleniidae

ビワモドキ目 Dilleniales

ツバキ目 Theales

アオイ目 Malvales

サガリバナ目 Lecythidales

ウツボカズラ目 Nepenthales

スミレ目 Violales

ヤナギ目 Salicales

フウチョウソウ目 Capparales

バティス目 Batales

ツツジ目 Ericales

イワウメ目 Diapensiales

カキノキ目 Ebenales

サクラソウ目 Primulales

バラ亜綱 Rosidae

バラ目 Rosales

マメ目 Fabales

ヤマモガシ目 Proteales

カワゴケソウ目 Podostemales

アリノトウグサ目 Haloragales

フトモモ目 Myrtales

ヒルギ目 Rhizophorales

ミズキ目 Cornales

ビャクダン目 Santalales

ラフレシア目 Rafflesiales

ニシキギ目 Celastrales

トウダイグサ目 Euphorbiales

クロウメモドキ目 Rhamnales

アマ目 Linales

ヒメハギ目 Polygalales

ムクロジ目 Sapindales

フウロソウ目 Geraniales

セリ目 Apiales

キク亜綱 Asterdiae

リンドウ目 Gentianales

ナス目 Solanales

シソ目 Lamiales


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:15 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:FIRTREE