南沙諸島
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南沙諸島(スプラトリー諸島)

地理
場所南シナ海
座標北緯8度38分 東経111度55分? / ?北緯8.633度 東経111.917度? / 8.633; 111.917座標: 北緯8度38分 東経111度55分? / ?北緯8.633度 東経111.917度? / 8.633; 111.917 (南威島)
最高峰サウスウエスト島[要出典]
行政
フィリピン
パラワン州
 ベトナム
カインホア省
中華民国
直轄市高雄市
中華人民共和国
海南省
マレーシア
サバ州
ブルネイ
人口統計
人口原住民なし

南沙諸島
中国語
繁体字南沙群島
簡体字南沙群?

発音記号
標準中国語
漢語?音Nansh? Qund?o
粤語
粤?nam4 saa1 kwun4 dou2

ベトナム語
クオック・グーQu?n ??o Tr??ng Sa
チュノム群島長沙
マレー語
マレー語Kepulauan Spratly,
Gugusan Semarang Peninjau
フィリピン語
タガログ語Kapuluan ng Kalayaan

南沙諸島(なんさしょとう)、スプラトリー諸島(英語: Spratly Islands)は、南シナ海南部に位置する諸島である。岩礁砂州を含む無数の海洋地形(maritime features)からなり、これらの多くは環礁の一部を形成している。

各国語での名称は、南沙群島(簡体字: 南沙群?、?音: Nansh? Qundao)、カラヤーン群島(タガログ語: Kapuluan ng Kalayaan)、チュオンサ諸島(ベトナム語: Qu?n ??o Tr??ng Sa / 群島長沙)。

日本政府による正式な名称は第二次世界大戦前からの「新南群島」であるが[1]、日本はサンフランシスコ平和条約に伴って領有を放棄しており、中国語の「南沙群島」から南沙諸島、または英語のSpratly Islandsからスプラトリー諸島という名称が使用されている[1]

中国台湾中華民国)、ベトナムフィリピンマレーシアブルネイの6か国・地域が全域または一部について領有を主張している[2]


目次

1 概要

2 領有権をめぐる歴史

2.1 ベトナムを植民地支配していたフランスによる領有

2.2 日本による領有

2.3 中華民国による領有権主張

2.4 フィリピンによる領有権主張

2.5 南ベトナムによる領有権主張

2.6 中華人民共和国による領有権主張

2.7 中華人民共和国とベトナムとの軍事衝突

2.7.1 西沙諸島の戦い (1974年)

2.7.2 スプラトリー諸島海戦 (1988年)


2.8 ブルネイによる領有権主張

2.9 近年

2.10 2015年

2.11 2016年


3 実効支配の状況

3.1 島

3.2 岩

3.3 低潮高地


4 地理的状況

5 脚注

5.1 注釈

5.2 出典


6 参考文献

7 関連項目

8 外部リンク


概要

本来、構成される海岸地形のうち最大のものでも陸上面積が約0.5 km2しかない。しかし広大な排他的経済水域 (EEZ) や大陸棚の漁業資源や石油・天然ガス資源を当て込み、また安全保障上の要地として利用する目的で、中華人民共和国台湾中華民国)、ベトナムフィリピンマレーシアブルネイが海岸地形全部または一部の主権領有)を主張している[3][4]

現在は、ブルネイを除く5か国(台湾を含む)が入り乱れて複数の岩礁・砂州を実効支配しており、その多くには各国の軍隊・警備隊などが常駐している[5]。2017年現在は、ベトナムが22か所、フィリピンが8か所、中華人民共和国が7か所、マレーシアが5か所、台湾が1か所を実効支配している。2015年にはアメリカ海軍が中華人民共和国の実効支配するスビ礁から12海里内の海域を航行するなど緊張状態が続いている。1988年にはベトナムと中華人民共和国との間で軍事衝突が起こったこともあるが、近年は軍事衝突には至っておらず、既に実効支配している岩礁・砂州を新たに埋め立てる形での勢力拡大が行われている。

中国(中華民国政府および中華人民共和国政府)では南沙諸島、中沙諸島西沙諸島東沙諸島を総称して南海諸島と呼び、国民党政権時代の1935年よりその全域の主権(領有)を主張している[6]。中華民国政府が主張する境界線はその線の数から「十一段線」、中華人民共和国政府が主張する境界線はその線の数から「九段線」、あるいはその線の形から「U字線」や「牛舌線」と呼ばれている[7][8]

「諸島」と言っても、南沙諸島には国連海洋法条約において「島」とみなせる領域は一つもない。自国管轄権を主張する幾つかの国は、岩礁・砂州を埋め立て浚渫して人工島を築いた。特に中華人民共和国による埋め立て・浚渫は大規模なものであり、貴重なサンゴ礁およびそこに生息する海洋生物など自然環境の不可逆的な破壊が行われた[9]

実効支配する政府による設備投資が行われており、スプラトリー島(チュオンサ島)ではベトナム政府による設備投資が行われ、ほとんど何もなかった島が、教育や電力のみならず大きな飛行場・病院・ネット環境を完備するなど本土並みの生活環境となっている[10]

実効支配を正当化するためにほとんど何もない所に漁民や部隊を居住させている島や、国防の最前線として軍事要塞と化した島もあるが、もともと美しい珊瑚礁に囲まれた地域であり、観光地化されている島も多い。ベトナムの実効支配地域ではスプラトリー島などが、フィリピンの実効支配地域ではノースイースト島などが、マレーシアの実効支配地域ではスワロー礁などが主な観光地で、釣りやダイビングが人気。2016年には、台湾(中華民国)で唯一の実効支配地域としてそれまで軍事機密となっていた太平島までもが「観光を通じた太平島権益の防衛」のために一般人に公開された[11]


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