人口密度
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人口密度(じんこうみつど)とは、人口統計において、単位面積1km2当たりに居住する人の数により定義される数値である。都市化、土地利用の度合いなどの目安となる。
目次

1 概要

2 世界の人口密度

2.1 世界の主な都市の人口密度

2.2 その他、人口過密で知られた地域の人口密度

2.3 ヨーロッパの主な都市の人口密度


3 日本の人口密度

3.1 人口の偏在

3.2 日本の都道府県の人口密度

3.2.1 上位10位

3.2.2 下位10位


3.3 日本の主な市町村の人口密度

3.3.1 上位

3.3.2 下位


3.4 日本の主な区の人口密度

3.4.1 上位


3.5 政令指定都市の人口密度


4 脚注

概要 1994年の世界の人口密度の分布図。ピンクの領域が最も高い人口密度の領域を表す。茶色の領域は、その次に密度が高い。
灰色: < 2 人/km2
緑色: < 2?10 人/km2
オレンジ色: < 11?40 人/km2
赤: 41?100 人/km2
茶色: 101?500 人/km2
ピンク: 500? 人/km2

大抵は1平方キロメートルあたりの人口、すなわち人口を面積(平方キロメートル)で割った値で表される。

地形については、対象地域内に人の居住できない水域や山岳地を多く含むところでは見かけ上の人口密度は低くなる。代表的な例としては、日本国外では香港、日本では札幌市仙台市静岡市浜松市京都市神戸市広島市北九州市などがある。これらの都市は皆山地を多く含んでいる。また、この欠点を補うものとして可住地面積人口集中地区に対する人口密度という考え方がある。

面積については、小さい方が極端な値になりやすく、広域になるほど平均的になる。これは、例えば、東京中心部の局地的な狭い範囲の過密地区の人口密度(場所によっては2万人弱/km2)と、ある程度の面積規模をもつ東京23区(約14,389人/km2)(2011年3月1日現在)と、周辺部も含めた広い地域(人口密度はさらに低くなる)とでは、人口密度が異なるのに対応する。

この他、例えばシンガポールの場合、面積だけで見れば東京23区に近い広さをもつが、独立した都市国家である特性から、国内に軍用・民間用の空港を多く保有していたり、水源のためのダムや森林地帯を確保するなど土地の利用の仕方が大きく異なっており、実際の居住地域の人口密度は非常に高い例もある。
世界の人口密度 モルディブの首都であるマレ(左下)は、人口密度が世界一であると言われる。 モンゴルは、国連に加盟している国の中で最も人口密度が低い。詳細は「国の人口密度順リスト」を参照

以下に、主な地域の人口密度を示す。2017年度データにて作成。単位は人/km2。ただし、シンガポールなど、極端に面積の小さいものは除いてある。

1位 バングラデシュ 1130

2位 台湾 650

3位 大韓民国 513

4位 ルワンダ 467

5位 ハイチ 415

6位 オランダ 413

7位 ブルンジ 410

8位 インド 401

9位 ベルギー 372

10位 フィリピン 347

11位 日本 335

都市国家や、あまりにも狭小な国の人口密度をそうでない国と同列に語ることは学術面からみて適切でない。そのため、それらは以下の別枠で扱うこととする。

(以下、何年度のデータか不明)

モナコ 22,021(2011年)

シンガポール 6,430

バチカン市国 2,000

マルタ 1,260

モルディブ 1,070

バーレーン 987

バルバドス 642

世界の主な都市の人口密度

マレモルディブの首都)35,000 人/km2(世界一とされる)

香港 6,688 人/km2香港は山岳地を多く抱えるため、単純密度は東京23区よりも低いが可住地の人口密度は非常に高い。地区によっては 50,000人/km2を超え、高層マンションなどの集合建築が密集している。

ムンバイ(インド、旧名ボンベイ) 27,200人/km2(面積438km2、人口推定1,190万人)数百km2と比較的広い面積を持ちながら2万人/km2以上の密度を示す、世界でもトップクラスの過密都市。

ソウル特別市 (韓国) 17,000人/km2(面積621km2、人口1,028万人)東京23区と比較的近い面積。

メトロ・マニラ(フィリピン) 15,600人/km2(面積636km2、人口993万人)

東京23区 14,389人/km2(面積621.98km2、人口895万人)もっとも密度が高い特別区は、豊島区で21,870人/km2、次が中野区で20,120人/km2。

大阪市(24区) 11,952人/km2(面積222.30km2、人口2,691,742人)もっとも密度が高い行政区城東区で19,626人/km2、次が西成区で18,064人/km2。JR大阪駅梅田を抱える北区(11,961人/km2)、東船場難波心斎橋を抱える中央区(10,489人/km2)では、昼夜間人口比率がそれぞれ430.4%、761.8%(全国2位)と、昼間人口が大きい。

上海人口密度は2,100人/km2だが、上海特別市は面積が6,340km2(群馬県の面積に近い)と広大なため、各区によって人口密度は異なる。

その他、人口過密で知られた地域の人口密度

端島(通称「軍艦島」、長崎県長崎市(旧高島町))面積0.063km2。人口が最盛期を迎えた1960年昭和35年)には5,267人の人口がおり、人口密度は83,600人/km2と世界一を誇り東京特別区の9倍以上に達した。

イスロテ島 (Santa Cruz del Islote) (コロンビア)面積0.01km2。人口は1,247人で、人口密度は124,700 人/km2となる。

ヨーロッパの主な都市の人口密度

ヨーロッパの都市の人口密度はそれほど高くない。たとえヨーロッパ各国の首都と比べても、むしろ日本の地方都市のほうが高い人口密度をもつ過密状態であることが多い。ただしパリロンドン中心部の限られた範囲において、局所的に東京23区平均を超える高い人口密度が観察される。

パリ 20,560人/km2(面積105.40km2、人口216.7万人)20,560人/km2は、ブーローニュ、ヴァンセンヌの森を含む人口密度。20区合計のみの密度は 24,928人/km2もっとも密度が高い11区(3.67km2)で40,000人強/km2。パリのみでは東京23区を大きく上回る非常に高い人口密度をもつが、市域が100km2強と比較的狭い範囲に限られる。周辺3県を含めた人口密度では、面積723km2(東京23区は621.98km2)に対して8,500人/km2(東京23区は14,389人/km2)と東京23区の6割強ほどの人口密度しかない。パリ(1区から20区)は1920年代に人口がピークとなり、最盛期に人口は約290万人、密度は32,000人/km2を超えた。その後、周辺部への人口の拡散で中心部の人口は減少し、現在(2006年末頃)の人口はおよそ217万人ほどになっている。近年は人口減少が底を打ち微増となっている。増加しているのは主に東部の11区や13区、20区といった移民の多いエスニックエリアであり、既にパリ市内では人口のおよそ5人に1人が移民や有色人種、外国籍の人々などで占められていると言われる。

ロンドン大ロンドン 4,782人/km2(面積1,579km2、人口755万人)(2005年現在)(インナーロンドン:9,300人/km2、アウターロンドン3,600人/km2)もっとも人口密度の高い行政区(特別区、バラ/borough)は中心部の高級ブティック・住宅街のケンジントン&チェルシーで、およそ16,200人/km2である。大ロンドンの行政区や人口推移について:大ロンドン(Greater London)とはグレーター・ロンドン・オーソリティ(Greater London Authority)が管轄する行政区である。


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