ローズマリー
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ローズマリー

分類APG III

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:真正双子葉類 eudicots
階級なし:コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし:キク類 asterids
階級なし:シソ類 lamiids
:シソ目 Lamiales
:シソ科 Lamiaceae
:マンネンロウ属 Rosmarinus[1][2]
:ローズマリー R. officinalis

学名
Rosmarinus officinalis L.
和名
マンネンロウ
英名
rosemary
Rosmarinus officinalis

ローズマリー(:rosemary :romarin)は、地中海沿岸地方原産で、シソ科に属する常緑性低木。和名マンネンロウの漢字表記は「迷迭香」であるが、これは中国語表記と同一である。生葉もしくは乾燥葉を香辛料、薬(ハーブ)として用いる。花も可食。水蒸気蒸留法で抽出した精油も、薬として利用される。
目次

1 意味

2 生態

3 主な品種

3.1 立性

3.2 匍匐性


4 薬効

4.1 安全性

4.2 動物実験


5 成分

5.1 主要成分


6 画像ギャラリー

7 脚注

8 関連項目

9 外部リンク

意味

属名Rosmarinusは「海のしずく」を意味する。ヨーロッパでは、教会、死者、生者を悪魔から守る神秘的な力を持つといわれ、また記憶友情を意味する[3]

キリスト教以前のヨーロッパで祝典や結婚式、葬儀に用いられたとされ、「変わらぬ」や「貞節」の象徴とされる[4]。その生育はキリストの生涯を象徴し、多くの伝説で聖母マリアと結びついている[3]

誕生花は1月13日、1月21日[5]、4月23日、5月9日、5月27日、9月17日、9月20日、10月6日、11月15日、11月22日[6][出典無効]。花言葉は「追憶」、「思い出」[5]、「記憶」[3]、「貞節」、「変わらぬ愛」[4]、「誠実」、「親切」、「私を思って」、「静かな力強さ」、「あなたは私を蘇らせる」[6][出典無効]。
生態

成長すると高さ1.8メートルに達する常緑灌木。暑く乾燥した気候を好むが、耐寒性も高い。縁が厚くなった細長い葉を付け、こするとマツに似た香りがする。冬から春にかけて青や紫がかった白い花が咲き、観賞用としても人気がある[7]

播種・挿し木のどちらでも繁殖させることができる。土壌はアルカリ性?弱酸性、また根腐れを起こしやすいため水分は与えすぎないほうが望ましい[8]
主な品種

様々な品種があり、立性と匍匐(ほふく)性種に分かれる。花の色は、青から紫色のものがほとんどだが、白や桃色のものもある。野生のローズマリーには純正種は少なく、ほとんどは変種である。
立性

トスカナブルー

マジョルカピンク

マリンブルー

ミス・ジェサップ

レックス

匍匐性

フォタブルー

プロストラータス

モーツァルトブルー

薬効 1500年頃のイタリアの本草書より ケーラーの薬用植物』(1887年)より

古代から薬用に用いられ、記憶力を高める効果があると言われた[4]。西洋で大流行したペスト除けにも利用された。17世紀南フランスのトゥールーズでペストが大流行した際、ペストで死亡した人々から盗みを働いた泥棒たちがいたが、彼らはペストに感染しなかった。セージタイム、ローズマリー、ラベンダーなどを酢に浸して作った薬を塗って感染を防いだといい、このお酢は「4人の泥棒の酢(英語版)」と呼ばれた[9]。病気の原因はミアスマ(瘴気、悪い空気)であると考えられていたため、空気を清めるために病人のいる所や病院で焚かれた。イギリスでは、監獄熱の感染予防に法廷に持ち込まれた[3]。ローズマリーをアルコールと共に蒸留したローズマリー水(ハンガリーウォーター)は、最初薬用酒として、のちに香水として利用された[10]

食材としては甘い芳香と爽やかなほろ苦さを持つ[11]。また、消臭効果や抗菌作用、抗酸化作用[12]があり、肉の鮮度を長持ちさせることからヨーロッパでは古くからラム、豚肉、青魚などクセの強い素材の匂い消し、逆に鶏肉・白身魚・じゃがいもなど淡泊な素材の香りづけと、肉料理魚料理に多様に利用されている[13]カレーポトフアイントプフ等のスパイスとして利用される。

かつて、デザイナーフーズ計画のピラミッドで3群に属しており、3群の中でも、ベリー、セージ、大麦、ジャガイモと共に3群の最下位に属するが、癌予防効果のある食材であると位置づけられていた[14]

また、乾燥ローズマリーを95%エタノールで抽出したもの(精油は含まれない)には、高い抗ウイルス活性、抗酸化活性が認められ[15]、その消臭効果が商用消臭剤にしばしば応用される。精油の成分は化学種(ケモタイプ)により異なり、各成分の含有量は化学種、産地、生産年などでも異なる。カンファーを含む精油は中毒事例が多いが、ローズマリー油のカンファーの含有率は、多い時で50%を超える。

刺激作用とリラックス作用の両方を有する[15]

ドイツコミッションEモノグラフ収載ハーブ。炎症抑制効果、血行改善効果があり、外用によりリューマチなどの関節炎、内用では消化不良に対して使用されている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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