リンゴ
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「リンゴ」のその他の用法については「リンゴ (曖昧さ回避)」をご覧ください。

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セイヨウリンゴ
果実
分類

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:真正双子葉類 eudicots
:バラ目 Rosales
:バラ科 Rosaceae
亜科:サクラ亜科 Amygdaloideae[1]
:リンゴ属 Malus
:セイヨウリンゴ M. pumila

学名
Malus pumila
Mill.
和名
セイヨウリンゴ(西洋林檎)
リンゴ(林檎)
英名
Apple

リンゴ(林檎、学名:Malus pumila)は、バラ科リンゴ属の落葉高木樹。またはその果実のこと。植物学上はセイヨウリンゴと呼ぶ。春、白または薄紅の花が咲く。果実は食用にされ、球形で甘酸っぱい。


目次

1 名称

1.1 学名

1.2 和名・漢名

1.3 英語名


2 植物学上の特徴

3 生産

3.1 歴史

3.1.1 中国

3.1.2 日本


3.2 産地

3.2.1 中国

3.2.2 日本


3.3 栽培法

3.4 樹形と台木

3.5 品種

3.5.1 世界一生産量の多いリンゴ「ふじ」

3.5.2 クラブリンゴ類

3.5.3 主要品種と特徴



4 貯蔵・保存

4.1 生産地

4.2 消費者


5 利用

5.1 食品としての利用

5.1.1 食用

5.1.2 栄養価


5.2 医薬への利用

5.2.1 生薬への利用

5.2.2 医薬品への応用


5.3 実験への利用


6 神話への登場

7 リンゴに関する歴史的事件

8 リンゴを使った知財

9 リンゴにまつわる話

10 脚注

11 関連項目

12 外部リンク


名称
学名

栽培種には Malus domestica Borkh. という学名がある。主に、栽培種が複数の野生種の雑種であるという立場から使われる。
和名・漢名

日本語では漢字で主に「林檎」と書くが、この語は本来、同属別種の野生種ワリンゴ漢名である。また、「檎」を「ご」と読むのは慣用音で、本来の読みは「きん」(漢音)である。

リンゴ(セイヨウリンゴ)の漢名および中国語繁体字表記は「蘋果」で、中華人民共和国で使われる簡体字では苹果 (ping gu?) と書かれる。日本で「りんご」とも読むが当て字で、本来の読みは「へいか」である。
英語名

英語の"apple"はしばしばリンゴだけではなく果物全般を指す。たとえばパイナップル ("pineapple") は「松の果実」という意味であり、リンゴとは直接の関係がない。
植物学上の特徴

原産地は北部コーカサス地方とされている[2]。リンゴは7500以上の品種が栽培されており、亜寒帯、亜熱帯および温帯で栽培可能であるが、暑さに弱いため熱帯での栽培は難しい。リンゴの木は、落葉高木で晩春頃に白い5弁花が開花する。

リンゴの果実は直径約3-15 cm、重さ約35-1000 g。外皮の色は黄緑または黄色をしている。熟するとヘプタコサンを含んだ状の分泌物に覆われる。果肉は淡黄色-白色の品種が多い。外皮近くなど果肉が赤-ピンク色になる赤肉系の品種もある。以前、こうした赤肉系の品種は渋みが強く生食に向かなかったが、2010年代になると日本では生食でも美味な赤肉系品種が相次ぎ開発された(弘前大学の「紅の夢」「HFF60」「HFF33」、農業・食品産業技術総合研究機構の「ローズパール」、信州大学の「レッドセンセーション」)[3]

リンゴの蜜は比重が大きいため、水の中に入れると沈む。果実の他の部分は比重が小さいため水に浮かぶ。

種子から発芽した

リンゴの花

幼果

果実の断面

生産袋掛けをしないで成熟させるサンフジ着色促進用の反射シートが敷かれた農場
歴史

スイス地方の先住民族といわれている湖棲民族の遺跡からはリンゴの化石が発見されており、推定4000年前にはリンゴが栽培されていたと考えられている[2]。ヨーロッパに広まったリンゴは、16世紀から17世紀頃にかけてヨーロッパ中部以北の各地で栽培が盛んとなり、19世紀中頃にはイギリスが大産地となった[2]

アメリカには、17世紀前半にヨーロッパからの移住民によってもたらされた、新種の開発や枝変わりの発見など大きな発展を遂げた。以後、世界各地で栽培されている品種のほとんどはアメリカに由来するものとなっている[2]
中国

中国の新疆と黄河の西の地域は中国最古のリンゴ生産地で、中国東北部は小玉リンゴの生産地となっていた[4]

中国の書物『本草綱目[5]に「林檎一名來禽、言味甘熟則来禽也。」(林檎(りんきん)の果は味が甘く能く多くの禽(の意)をその林に来らしむ。故、来禽(らいきん)の別名がある)との記述がある。

19世紀半ばになると中国にも西洋リンゴが導入され、商業的に生産されるリンゴのほとんどが西洋リンゴとなっている[4]
日本

日本へは中国から最初に持ち込まれたと推定されるが、西洋から西洋リンゴが持ち込まれると日本でも西洋リンゴの方が一般的になり、それまでの種は「和リンゴ」などと呼ばれて区別された。

平安時代中頃の書物『和名類聚抄』には「利宇古宇(りうこう、りうごう)」としてリンゴが記述されており、これが訛って「りんご」になったと考えられている。地域によっては「リンキ」という古名も伝わる。

江戸時代浮世絵師・葛飾北斎の絵にリンゴの花が描かれるなど、実よりはどちらかといえば花が珍重されていたこともあったが、およそ食用として各地域に伝承されていた。また、仏前の供え物として多用された。近江国(現在の滋賀県)の戦国大名であった浅井長政は、領内の木之本の寺から届けられたリンゴに対する礼状を同寺に届けており、この書面は現存している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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