ユリ
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この項目では、植物について説明しています。「ユリ」「百合」の他の用法については「ゆり」をご覧ください。

ユリ(APGIII
Lilium bulbiferum
分類

階級なし:被子植物 Angiosperms
階級なし:単子葉類 Monocots
:ユリ目 Liliales
:ユリ科 Liliaceae
:ユリ属 Lilium

学名
Lilium L.1753
和名
ユリ
英名
Lily

ユリ(百合)は、ユリ目ユリ科のうち主としてユリ属(学名:Lilium)の多年草の総称である。属名の Lilium はラテン語でユリの意。
目次

1 種としてのユリ

1.1 形態・特徴

1.2 系統・分類

1.2.1 ユリ属に属さない“ユリ”



2 園芸品種としてのユリ

2.1 分類

2.1.1 アジアティック・ハイブリッド

2.1.2 ロンギフローラム・ハイブリッド

2.1.3 マルタゴン・ハイブリッド

2.1.4 トランペット・ハイブリッド

2.1.5 オリエンタル・ハイブリッド

2.1.6 その他の交配種群


2.2 栽培方法


3 有用植物としてのユリ

3.1 食用

3.2 薬用


4 文化の中のユリ

4.1 東洋

4.2 西洋


5 主な原種一覧

6 脚注

7 参考文献

8 関連項目

種としてのユリ 園芸店に並ぶユリ ユリ園に咲く多くの品種のユリ

北半球のアジアを中心にヨーロッパ北アメリカなどの亜熱帯から温帯亜寒帯にかけて広く分布しており、原種は100種以上、品種は約130品種(アジア71種、北アメリカ37種、ヨーロッパ12種、ユーラシア大陸10種)を数える。日本には15種があり7種は日本特産種である[1]。山岳地帯を含む森林草原に自生することが多いが、数種は湿地に自生する。L. arboricolaは唯一の着生植物である。一般的に、石灰質でない弱酸性の土壌を好む。日本の園芸では秋植えの球根草として扱われる。

代表的な種に、ヤマユリオニユリカノコユリササユリテッポウユリオトメユリなどがある。
形態・特徴

鱗茎(球根)を有する。茎を高く伸ばし、夏に漏斗状の花を咲かせる。
系統・分類

ユリ属は以下の亜属に分類される。

ヤマユリ亜属(Archelirion) -
ヤマユリ、ハカタユリ、ササユリ、タモトユリ、オトメユリカノコユリ など

テッポウユリ亜属(Leucolirion) - タカサゴユリテッポウユリリーガルリリー など

Liriotypus - ニワシロユリ(マドンナリリー) など

カノコユリ亜属(Martagon) - タケシマユリ、マルタゴンリリー、クルマユリ など

スカシユリ亜属(Pseudolirion) - スカシユリエゾスカシユリ など

Sinomartagon - マツバユリ、ヒメユリ、キカノコユリ、オニユリコオニユリ、イトハユリ など

なお#主な原種一覧も参照されたい。ヤマユリ Yamayuri オトメユリ Otomeyuri カノコユリ Kanokoyuri タカサゴユリ Takasagoyuri L. candidum
マドンナリリー Madonna lily クルマユリ L. martagon
(ユーラシア各地) スカシユリ Sukashiyuri オニユリ Oniyuri イトハユリ 
ユリ属に属さない“ユリ”

以下のものは「ユリ」という名を冠してはいるがユリ属には属さず、系統の遠いものも含まれる。

ユリ科には属するもの

ウバユリ Cardiocrinum cordatum (ウバユリ属 Cardiocrinum)

クロユリ Fritillaria camtschatcensis (バイモ属 Fritillaria)

アミガサユリ Fritillaria verticillata (バイモ属 Fritillaria)

チゴユリ Disporum smilacinum (チゴユリ属 Disporum)

ナルコユリ Polygonatum falcatum (ナルコユリ属 Polygonatum)


その他のもの

トラユリ Tigridia pavonia (アヤメ科 チグリジア属 Tigridia)

ユキゲユリ(チオノドクサ、キオノドクサ)Chionodoxa luciliae (ヒアシンス科 ユキゲユリ属 Chionodoxa)


園芸品種としてのユリ

欧米ではユリの品種改良の歴史は新しく、19世紀に日本や中国からヤマユリやカノコユリなどの原種が紹介されてからである。日本では、江戸時代初期からスカシユリが栽培されてきた。現在ではさまざまな色や形の品種が作り出され、世界中で愛されている。シトロネラ Citronella オリエンタル・ハイブリッドの一品種 Oriental hybrid トワイライト・ライフ Twilight life タンゴ Tango ブラック・ビューティー Black Beauty Lilium 'Matrix' 
分類

1964年に英国王立園芸協会によって定められた園芸分類に基づくと、次のように分類される。また、これらは交雑親に基づいて分類されているため、花の形などには非常にばらつきがある。
アジアティック・ハイブリッド

アジア原産のユリを中心に交配された品種群でエゾスカシユリ、イワトユリ、ヒメユリ、イトハユリ、マツバユリ、オニユリなどを親とする。丈夫で、栽培も容易。香りはない。また日向を好む。一般的にこのグループはスカシユリと総称されることが多いが、本来のスカシユリの特徴(花弁の基部が細く、間が透けて見える)を持たない物も多い。代表的な品種にエンチャントメント、コネチカットキングなどがある。
ロンギフローラム・ハイブリッド


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