ブラックマトリクス
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ブラックマトリクス(BLACK/MATRIX)は、フライト・プランが制作し、NECインターチャネルが販売を行うシミュレーションRPGのシリーズ、またはその1作目である。同社開発のサモンナイトシリーズに類似したゲーム性やシステムを持つが(発売はこちらが先)、同シリーズと比較した特徴として、登場人物の多くが背中に羽を持つことと、徹底してダークな世界観が挙げられる。

シリーズではあるものの、各作品の世界観は独立しており毎回設定が異なる。しかし、上記の特徴はシリーズを通して共通である。


目次

1 BLACK/MATRIX

1.1 概要

1.2 システム

1.2.1 第一章

1.2.2 戦闘

1.2.3 儀式

1.2.4 自由行動

1.2.5 鎧


1.3 キャラクター

1.3.1 ご主人様

1.3.2 大邪神の鎧を纏う大罪人

1.3.3 アンゲルス教団

1.3.4 その他



2 BLACK/MATRIX 2

2.1 世界観

2.2 システム

2.2.1 戦闘

2.2.2 スキル


2.3 キャラクター

2.3.1 悪魔

2.3.2 人間

2.3.3 天使

2.3.4 その他



3 BLACK/MATRIX ZERO

4 BLACK/MATRIX OO

4.1 キャラクター

4.2 世界観

4.3 戦闘

4.3.1 ペインリング

4.3.2 ラーニング



5 関連商品

6 脚注


BLACK/MATRIX

BLACK/MATRIX(ブラックマトリクス)は1998年8月27日セガサターン用ソフトとして発売された。キャラクターイラストはつちやきょうこが担当している。シナリオはビトウゴウ

完全予約限定生産だったため基本的に一般に流通せず、知らずに予約しなかったために発売以降入手できない人が続出する事態となった。さらに独特なゲームシステム、シナリオなどがプレイヤーの心をつかみ、手放すプレイヤーが極端に少なかったため中古価格が当時としては異常なほど高騰する事態となった[要出典]。

完全予約限定生産だったにも関わらず、しばらくたってから内容は同じだがジャケット(説明書)のイラストを変えたバージョンが再発売された。これによりシリーズ化される事となった。

1999年9月30日にはドリームキャスト版BLACK/MATRIX AD(ブラックマトリクス アドヴァンスド)が、2000年2月14日にはPlayStation版BLACK/MATRIX+(ブラックマトリクス クロス)がそれぞれリメイクされた。それぞれ価格が2900円に引き下げられた廉価版も存在する。またPS版(クロス)はゲームアーカイブスでも配信されていたが、2010年12月24日をもって配信終了となった。既に購入済みのユーザーによる再ダウンロードはその後も可能。
概要

白き羽を持つ人々が黒き羽を持つ人々に支配され、「愛」や「自由」といった現実の世界では美徳とされていることが悪徳とされている、独特の世界観が特徴。白き羽を持つ主人公は、奴隷である自分を「愛」すると公言した(※七つの大罪を犯した)がために大罪人として連れ去られた「ご主人様(=ヒロイン)」を取り戻すために戦うことになる。初代(SS版)以外は選ばなかったご主人様候補はストーリー中に登場し、仲間になったり場合によっては敵対したりする。

ゲーム開始時にご主人様として選べるのは様々なタイプの美少女5名のうちのいずれかであるが、裏技を使うことで伊藤健太郎演じるニヒルな美少年のご主人様が登場。主人公との同性愛関係に対してやおいを愛する女性ゲーマーからの注目を集めることになり、広く普及したPS版(クロス)は女性に高く支持された[要出典]。

DC版はキャラクターデザインがそえたかずひろのものに変更されている。基本的に絵柄だけが変わっているが、サブキャラクターの中には容姿が完全に変化しており、ユニットと立ち絵、顔グラフィックが似ても似つかなくなっているキャラが存在する。ストーリーもSS版とは相違があり、特に終盤は大幅に加筆修正されている。イベントシーンはキャラの立ち絵が表示される形で展開し、演出としてアニメーションやビジュアルも盛り込まれている。また、エンディングが一種類だけだったSS版と違ってマルチエンディングとなり、あるエンディングの後にはハッピーエンド的なエピローグも存在する。

PS版はDC版のストーリーをベースとしているが、ゲーム画面や演出はSS版に近く、アニメーションではなくCGムービーが収録されている。そのため、DC版に比べるとストーリー上カットされたシーンもあり、PS版をプレイしただけでは全ての謎は明かされない。イベントシーンはSS版同様2Dキャラがマップ上に配置された状態で展開される。また、DC版にあったエピローグは存在しない(そこまでは描かれずに終わる)。キャラクターデザインは再びつちやきょうこのものになっている。

旧約聖書をモチーフとした世界観だが、この世界では善悪が逆転しており、「平等」「自由」「正義」「友情」「弱者」「人権」「愛」が七つの大罪とされている。逆に「驕り(傲慢)」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「欲情(色欲)」が七つの美徳とされている。また、「邪悪」と言う言葉に関しては現実世界とは反対の意味で使用されている。
システム
第一章

本格的にストーリーが始まるのは第二章からであり、第一章はご主人様とリハビリに励む内容となっている。具体的には、ご主人様の家で「掃除」「狩り」「洗濯」などのミニゲームをこなし、その成果に応じて主人公の初期パラメーターが変動する。中にはミニゲームの発生しないポイントもある。一つのコマンドを実行すると日が進み、3回日が進むと季節が変動する。町に出るとストーリーが進行し、第二章へと進む。自ら選択しなくとも、一年が過ぎると強制的に町に出る羽目になるため、期間は限られている。

DC版は特殊なシステムとなっており、自由に家の中や周りを探索することが出来る。一日毎にAPと言うポイントが設定されており、コマンドやミニゲームを行なうことで消費し、なくなると「寝る」以外の行動が取れなくなる。寝ると日が進むが、一季節が10日となっているため、最大で40日過ごすことになる。さらに、ある条件を満たすとストーリー進行を保留にして翌年に突入することが可能。あちこちにイベントやアイテムが点在しており、それらを発見し、イベントを起こしたりアイテムを使用したりすることでパラメーターを変動させる事になる。パラメータが上がるかどうかは内部データで判定されているので、単純にどのミニゲームをやればどのパラメータが上がると言った判り易いものではない。アイテムは特定の場所で使用したり、自分で食べたり、ご主人様にプレゼントしたりすることが可能。
戦闘

戦闘の画面やシステムはサモンナイトに近い。本作オリジナルの要素としては、HPが0になったキャラはその場に倒れるが消滅はしない。アイテムや魔法で回復可能。しかし倒れている状態で攻撃を受けると死滅して白骨化してしまい、復活させることが出来なくなる(メインキャラは撤退扱い)。サブキャラクターが死滅した場合は死亡扱いになり、以降のストーリーにも登場しなくなる。

戦闘前には、新聞の切り抜きで作られた脅迫状のような画面で戦闘のタイトルと勝利条件が表示される。提示された勝利条件を満たせば勝利となる。勝利条件の多くが「敵の全撃退」だが、基本的に敵リーダーを死滅か撤退させれば勝利となることが多く、それがイベント発生の条件となっている場合もある。味方が全滅するとゲームオーバー。

魔法や潜在能力(特殊技)を使うためには血液が必要であり、BP(Blood Point)として表示される。BPは敵を武器攻撃で戦闘不能にした際に得ることが出来る。魔法などで倒した場合は死滅させた時に入手可能。なお、BPは戦闘前に予め武器に注入しておく必要があり、戦闘中に補充する場合は行動力を多く消費する。
儀式

戦闘前のメニュー画面ではBPを使って「儀式」を行なうことが出来る。儀式には「剣血」と「凝血」がある。「剣血」は武器に秘められた「潜在能力」を引き出すものであり、BPを消費することでその武器の潜在能力を使用可能とする。ただし、武器には複数の潜在能力があり、覚醒させても一度に使用可能なのは一種類だけである。変更すると他の潜在能力は使用不可となるため、その都度設定しなければならない。「凝血」は全ての潜在能力を覚醒させた武器にのみ可能。武器のパラメーターを上昇させるが、以降はその武器の潜在能力を変更することが出来なくなる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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