バス_(交通機関)
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この項目では、世界のバスについて説明しています。日本のバス車両の分類、構造、技術などについては「日本のバス車両」を、日本のバス事業と歴史については「日本のバス」をご覧ください。

バス(bus)は、大量の旅客輸送を目的に設計された乗り物である。

最も一般的なバスは1階建てバスのリジッド・バス(英語版)であり、より大規模な積載人数の2階建てバスおよび連節バス、より小規模な積載人数のミディバス(英語版)およびマイクロバス、長距離サービスにはコーチ (バス)(英語版)が用いられる。

都市交通バスおよび都市間バスのように、多くの種類のバスが運賃を設定する。一方、小学校および中学校のスクールバス又は中等後教育キャンパスのシャトルバスは運賃を設定しない。多くの法域において、バスの運転士になるには通常の運転免許に加え、特別な免許が要件とされる。
目次

1 歴史

2 語源

3 車両

3.1 動力源

3.2 エンジンの配置

3.3 車体

3.3.1 車体構造

3.3.2 特殊車両

3.3.3 座席配置

3.3.4 床構造



4 用途

4.1 公共交通

4.2 観光

4.3 通学

4.4 貸切バス

4.5 私有

4.6 広報宣伝


5 バスの種類

5.1 トロリーバス

5.2 電気バス

5.3 ハイブリッドバス

5.4 木炭バス

5.5 燃料電池バス

5.6 ジャイロバス

5.7 蒸気バス

5.8 連節バス


6 その他の特殊なバス

7 世界のバス

7.1 アジア


8 事故

9 脚注

9.1 注釈・出典


10 参考文献

11 関連項目

歴史 ロンドン乗合馬車 1882年、ドイツのエレクトロモト イングランドトロリーバス

バスの起源は17世紀フランスブレーズ・パスカルが考案した「5ソルの馬車」と呼ばれる乗合馬車である。乗合馬車は前部に馬を操縦するための運転席を、後部に人員を輸送するための客室を備えていた。比較的安価な運賃で利用でき、一定の経路を時刻表にしたがって運行するなど現代のバスと共通する特徴を持っていた。なお辻馬車タクシーの起源である。

現代まで続くバスの起源であり、かつ「バス」の名の由来となったのは1826年にフランス・ナントで運行を開始した乗合馬車である。ナント郊外で公衆浴場を経営していた退役軍人スタニスラス・ボードリーは、ナント市の中心部と浴場の間で送迎用の馬車を運行していた。ボードリーは市民が彼の馬車を浴場へのアクセスとは無関係な移動の手段として利用していることに気づき、乗合馬車の事業化に専念することにした。

同様の交通機関はomnibusの名とともにパリ(1828年)、ロンドン(1829年)、ニューヨーク(同)など世界中に広まった。

1831年、イギリスの発明家ゴールズワージー・ガーニーがロケット号の発想に触発され、蒸気機関を搭載した蒸気バス(Steam bus)を何台か制作し、チェルトナムグロスターの間を走らせた。しかしこれは乗合馬車業者の反発にあってすぐに撤退。同年、ウォルター・ハンコックがロンドン市内でこの蒸気バスによる乗合バスの運行を開始し、その後5年間に渡って営業していたとされる[1]

1882年にはヴェルナー・フォン・ジーメンス架線からの電気を動力とするエレクトロモトを試験運行した。その後各国で電気トロリーバスが用いられた。

1895年には世界初の内燃機関バス又はエンジン・バス(英語版)が用いられた。バスの車両は馬車によるものが19世紀末頃まで一般的であったが、自動車が発明されてからは専ら自動車が用いられることが多くなり、20世紀に入ってからは世界的に自動車によるバスが一般的となった。

近年、圧縮天然ガス(Compressed natural gas)又はバイオディーゼルと同様、ハイブリッド・電気バス、燃料電池バス(英語版)、再び電気バスへの関心が高まっている。2010年代時点では同一のデザインが世界中に現れ、バス製造は次第にグローバル化されている。
語源

「バス」の語源は、ラテン語で、「すべての人のために」という意味のomnibus(オムニブス)から来ている[2]スタニスラス・ボードリーが乗合馬車事業を始めたころ、ナント中心部のコメルス広場にはオムネ (OMNES) という帽子屋があり、「OMNES Omnibus」という看板をかかげていた。この看板が馬車乗り場の目印ともなったことから、馬車の方もオムニビュスと呼ばれるようになり、みんなのための車というvoiture omnibus という語が生まれた。ただしこの由来に関しては異説もある。乗合馬車#「オムニバス」の語源を参照。

後にomnibusが英語読みで短縮されて「バス」となった。



車両詳細は「en:Bus manufacturing」を参照

本項では主に自動車によるバスの車両について解説を行うが、一概に自動車と言っても幾つかの分類がある。主な分類としてはエンジンの配置によるものや、内装、とりわけの構造によるもの、使用する動力によるものが挙げられる。
動力源 大阪乗合自動車電気バス(1937年) 木炭バス(1941年)

内燃機関や、電力が主流。

多くは内燃機関を用い、軽油ないしはガソリンなど石油精製物を使用する場合が多い。


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