バイオディーゼル
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バイオディーゼル

バイオディーゼルとは、バイオディーゼルフューエルの略で、生物由来油から作られるディーゼルエンジン燃料の総称であり、バイオマスエネルギーの一つである。 諸外国においてバイオディーゼルとして規格化がなされているのは脂肪酸メチルエステルのみであるが、厳密に化学的な定義はない。 原料となる油脂からグリセリンエステル交換により取り除き粘度を下げる等の化学処理を施し、ディーゼルエンジンに使用できるようにしている。 Bio Diesel Fuelの頭文字をとってBDFと略されることもある(BDFは登録商標)。
目次

1 開発の歴史

2 原料

3 精製

3.1 グリセリンの処理について


4 特徴

4.1 化石燃料との違い

4.2 原料による性状の差異

4.3 精製状況による差異

4.4 コモンレール方式エンジンとの関係について


5 使用方法

6 品質規制について

6.1 欧州での規格

6.2 日本での規格

6.2.1 規制内容



7 税金について

8 地球温暖化対策との関連について

9 排ガスへの影響について

10 使用事例

11 新技術について

11.1 長所

11.2 問題点


12 脚注

13 関連項目

14 外部リンク

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開発の歴史

ディーゼルエンジンは、元々は落花生油を燃料とし、圧縮熱で燃料に点火するエンジンとして19世紀末に発明されたものであり、バイオディーゼルを燃料として使用することを想定していた[1]。しかし落花生の生産は天候に左右され供給が不安定であったこと、当時ルーマニア油田が発見され軽油重油などの鉱物油が本格的に入手できるようになったことなどから、ディーゼルエンジンの燃料はバイオディーゼルから化石燃料へシフトしていった。

近年、地球温暖化対策として再びバイオディーゼル燃料が注目されている。
原料

菜種油パーム油、オリーブ油ひまわり油、大豆油、コメ油、ヘンプ・オイル大麻油)などの植物油魚油豚脂牛脂などの獣脂及び廃食用油(いわゆる天ぷら油等)など、様々な油脂がバイオディーゼル燃料の原料となりうる。

欧州では菜種油、中国ではオウレンボク等、北米及び中南米では大豆油、東南アジアではアブラヤシココヤシナンヨウアブラギリから得られる油が利用されている。



精製

油脂は粘度が高いなどの特徴を有しており、そのままディーゼル自動車用の燃料として使用した場合、燃料ポンプに析出物が付着してエンジンに不具合が発生することが懸念される。 このため、メチルエステル化などの化学処理を施して原料油脂からグリセリンを取り除くことで、油脂を脂肪酸メチルエステル( ⇒Fatty Acid Methyl Esterの頭文字をとってFAMEと略される)等の軽油に近い物性に変換したものがディーゼル自動車用燃料として使用されている。

具体的には、油脂にメタノール触媒を加えてエステル交換反応を起こし、これに酸を加えて中和させたうえで、脂肪酸メチルエステルとグリセリンに分離させる。分離した脂肪酸メチルエステルを水洗処理して触媒を取り除き、さらに蒸留処理をすることでメタノールを除去したものが、バイオディーゼル燃料となる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Momi