ハギ
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この項目では、マメ科の低木について説明しています。カバノキ科の高木については「ハンノキ」を、スズキ目の魚については「ニザダイ科」を、フグ目については「カワハギ科」をご覧ください。

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ハギ
ヤマハギ (Lespedeza bicolor)
分類APG III

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:真正双子葉類 eudicots
階級なし:コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし:バラ類 rosids
階級なし:マメ類 fabids
:マメ目 Fabales
:マメ科 Fabaceae
亜科:マメ亜科 Faboideae
:ヌスビトハギ連 Desmodieae
亜連:ハギ亜連 Lespedezinae
:ハギ属 Lespedeza

和名
ハギ(萩)
英名
Bush clover, Japanese clover
亜属


ハギ亜属 subgenus Lespedeza

ヤマハギ亜属 subgenus Macrolespedeza

ウィキメディア・コモンズには、ハギに関連するカテゴリがあります。

ウィキスピーシーズにハギに関する情報があります。

ハギ(萩 Lespedeza)は、マメ科ハギ属の総称。落葉低木。七草のひとつで、花期は7月から10月


目次

1 名称

2 分布

3 特徴

4 分類

4.1 範囲

4.2 亜属・節

4.3 種

4.4 主な雑種


5 利用

5.1 緑化資材

5.2 飼料


6 文化

6.1 和歌

6.2 民俗

6.3 文芸

6.4 音楽


7 シンボリズム

7.1 都道府県の花

7.2 市区町村の花

7.3 その他


8 出典


名称

「萩」は本来はヨモギ類(あるいは特定の種を挙げる資料もある)の意味で、「はぎ」は国訓である。牧野富太郎によるとこれは「+秋」という会意による国字であり、ヨモギ類の意味の「萩」とは同形ではあるが別字という[1]

「芽子」「生芽」とも字を当てる。
分布

東アジア南アジア北米東部、オーストラリアの、温帯亜熱帯
特徴

数種あるが、いずれも比較的よく似た外見である。

背の低い落葉低木ではあるが、木本とは言い難い面もある。茎は木質化して固くなるが、年々太くなって伸びるようなことはなく、根本から新しい芽が毎年出る。直立せず、先端はややしだれる。

葉は3出複葉、秋に枝の先端から多数の花枝を出し、赤紫の花の房をつける。果実は種子を1つだけ含み、楕円形で扁平。

荒れ地に生えるパイオニア植物で、放牧地や山火事跡などに一面に生えることがある。
分類
範囲

ハギ属は当初、Maximowicz (1873) により、現在のハギ属・ハナハギ属 Campylotropis ・ヤハズソウ属 Kummerowia にわたる範囲に定義された。

現在それらは3属に分けられ、それらをまとめる分類群としてハギ亜連 Lespedezinae がある。
亜属・節

ハギ属は、北米のハギ亜属 subgenus Lespedeza と、アジアのヤマハギ亜属 subgenus Macrolespedeza に分かれる[2]。芽生えの第1節の葉が、ハギ亜属では互生、ヤマハギ亜属では対生する[2]。従来は、アジア・北米のハギ亜属とアジアのヤマハギ亜属に分けられていたが、この分類は系統を反映していない[2]

2亜属は、それぞれ2節ずつ、計4節に分かれる[2]。それらには計44種(および43雑種)が含まれる[2]

ハギ属 Lespedeza

ハギ亜属 subgenus Lespedeza - 北米。11種。

ハギ節 section Lespedeza - 7種。

section Lespedezariae Torr. & A. Gray - 4種。


ヤマハギ亜属 subgenus Macrolespedeza (Maxim.)H. Ohashi - アジアの系統。33種。

ヤマハギ節 section Macrolespedeza Maxim. - 9種。

シベリアメドハギ節 section Junceae (Maxim.) H. Ohashi & T. Nemoto - 24種。



代表的なものをあげる。

Lespedeza angustifolia

ヤマハギ Lespedeza bicolor

キハギ Lespedeza buergeri

Lespedeza capitata

メドハギ Lespedeza cuneata

マルバハギ Lespedeza cyrtobotrya

オオバメドハギ Lespedeza davurica = Lespedeza daurica

ビッチュウヤマハギ Lespedeza formosa

Lespedeza frutescens

Lespedeza hirta

サガミメドハギ Lespedeza hisauchii

ツクシハギ Lespedeza homoloba

カラメドハギ Lespedeza inschanica

シラハギ Lespedeza japonica

シベリアメドハギ Lespedeza juncea

Lespedeza leptostachya

リュウキュウハギ Lespedeza Liukiuensis}

Lespedeza maximowiczii

クロバナキハギ Lespedeza malanantha

ケハギ Lespedeza patens

Lespedeza pilosa

Lespedeza potaninii

Lespedeza procumbens

Lespedeza repens

Lespedeza stuevei

Lespedeza texana

ミヤギノハギ Lespedeza thunbergii

Lespedeza violacea

Lespedeza virgata

Lespedeza virginica

このほか、マメ科植物で、ハギの名を持ったものにはメドハギ・ヤブハギ・ヌスビトハギ・ネコハギなど多くのものがある。他に、ヒメハギはマメ科ではなく、ヒメハギ科に属するが、花の外見がややマメ科に似る。
主な雑種

Lespedeza × acuticarpa

Lespedeza × brittonii

Lespedeza × divaricata

Lespedeza × intermixta

Lespedeza × longifolia

Lespedeza × manniana

Lespedeza × neglecta

Lespedeza × nuttallii

Lespedeza × oblongifolia

Lespedeza × simulata

利用
緑化資材

ハギは、マメ科植物特有の根粒菌との共生のおかげで、痩せた土地でも良く育つ特性がある。この特徴を買われ、古く[いつ?]から道路斜面、治山砂防など現場で緑化資材として活用されている。現在では、ヤマハギ、メドハギの種子が、斜面緑化のための吹付資材として用いられている。
飼料

日本では戦後まもなくまでは、家畜の冬季の飼料として、萩の葉が利用された。秋に山から枝ごと刈ってきて、乾燥させて葉だけを取り、干し草などに混ぜ込んで与えた。
文化
和歌

古くから日本人に親しまれ、『万葉集』で最もよく詠まれる花でもある。秋ハギと牡鹿のペアの歌が多い。
民俗

中秋の名月に萩・を月見団子と共に月に供える風習がある。萩も薄も、昔の日本では山野に自生する身近な植物であった。

花札の7月10点札は「萩に猪」の絵柄である。


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