ドーピング
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この項目では、スポーツのドーピングについて説明しています。材料工学のドーピングについては「ドープ」をご覧ください。

ドーピング(: doping)は、肉体を使うスポーツおよびモータースポーツ競技で成績を良くするため、運動能力・筋力の向上や神経の興奮などを目的として、薬物を使用したり[1]物理的方法を採ったりすること、及びそれらを隠蔽する行為を指す。興奮とは逆に交感神経を抑制して、あがりなど精神的動揺を防ぐ薬物の使用も含まれる。競技力向上を意図しない服薬や飲食物、サプリメントの摂取による「うっかりドーピング」を含めて[2]オリンピック競馬など多くの競技で禁止されている。現代では厳重な検査が行われており、発覚すれば違反行為として制裁を科される。

俗称であるが、「競技会時検査」の事をドーピングと呼ぶ場合(例:「あの競技会ではドーピングがある」)も有る。
目次

1 語源

2 歴史

3 ドーピング禁止理由

3.1 事例


4 ドーピング違反の種類

5 禁止物質・禁止方法

5.1 禁止物質

5.1.1 競技会外検査で禁止されている物質

5.1.2 競技会時検査で禁止されている物質

5.1.3 特定の競技においてのみ禁止される物質

5.1.4 監視プログラム


5.2 禁止方法

5.3 競馬


6 Global DRO

7 TUE(治療目的使用に係る除外措置)

8 居場所情報の提出

8.1 居場所情報義務違反


9 検査

9.1 尿検査

9.2 血液検査

9.3 アスリート生体パスポート(ABP)


10 聴聞会

10.1 制裁措置

10.2 不服申立て


11 日本におけるドーピング問題

11.1 国内競技における規制・検査の進展

11.2 日本野球機構(NPB)におけるドーピング問題

11.2.1 NPBにおけるドーピング検査の実態とMLBとの比較


11.3 その他アンチドーピング機構に加盟していないスポーツのドーピング対策

11.4 他者からの薬物の混入によるドーピング違反


12 IOCにおけるドーピングへの対応

13 ドーピングの法的問題

14 ドーピングに刑事罰を課す国

15 統計データ

15.1 2014年にWADAが実施したドーピング検査データ

15.2 禁止物質のデータ

15.3 アスリート生体パスポート(ABP)のデータ


16 主なドーピング疑惑

16.1 1800年代

16.2 1900年代前半

16.3 1900年代後半

16.4 2000年代

16.5 2010年代

16.6 競技別


17 脚注

17.1 注釈

17.2 出典


18 参考文献

19 関連項目

20 外部リンク

語源

「ドーピング (doping)」は、英語の dope(英語発音: [?doup] ドウプ)に由来する動名詞で、「dope」の語源は諸説ある。最も一般的に知られている説は、南アフリカの原住民が儀式舞踊を演じる際に飲用していたとされる「dop」というアルコール飲料に由来するというものである[3]。なお、dop を「カフィール族という部族特有の風習」とする説[4]が広まっているが、これは俗説である。

もう一つの説は、オランダ語で「濃いディッピングソース」を意味する doop に由来するというもの[5]。この単語が米語に輸入され、様々な変遷を辿った上で「競技上のパフォーマンスを向上する目的で作られた薬剤の調合」という現在の意味になったという。ちなみに、当初は「麻薬曼陀羅華の種子と混ぜた煙草の煙)を用いて相手を朦朧とさせた上で盗みを働くこと」を意味するスラングであった。
歴史

古代ギリシャ時代に競技者が興奮剤等をドーピング目的で用いるようになる。その後、19世紀には競走馬に対して麻薬や興奮剤が用いられる。

1865年、アムステル運河水泳競技大会で使用した選手がいたのが、ドーピング使用で残る最も古い記録である。

1886年、ボルドー-パリ間の600km自転車レースで、イギリスの選手が興奮剤トリメチルの過剰摂取により死亡。記録として残る初の死者となる。

第一次世界大戦で開発された覚醒剤アンフェタミンなど様々な薬物がスポーツ界で使用されるようになり、ドーピングが蔓延する。

1928年、国際陸上競技連盟が興奮剤の使用を禁止、他の競技団体も追随するようになる。しかし当時はドーピング検査が無く、禁止の実効性は乏しかった。

1960年、ローマオリンピックの自転車競技で興奮剤アンフェタミンを使用した競技者ヌット・エネマルク・イェンセンが競技中に死亡。オリンピックでのドーピング使用者で初の死者となる。

1966年、国際自転車競技連合(UCI)と国際サッカー連盟(FIFA)が、初のドーピング検査をそれぞれの世界大会で実施。

1968年、グルノーブルオリンピックメキシコオリンピックで、オリンピック初のドーピング検査を実施。

1974年、トリナボール(英語版)が禁止物質に指定される。

1976年、アナボリックステロイドの検出が可能となり、モントリオールオリンピックで初めて禁止物質に指定される。


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