チェロ
別称:セロ
各言語での名称
英Cello, Violoncello
独Violoncello
仏Violoncelle
伊Violoncello
分類
弦楽器、ヴァイオリン属
音域
各弦の調弦(実音通り記譜)
関連楽器
ヴァイオリン属
ヴァイオリン
ヴィオラ
コントラバス
演奏者
チェロ奏者(チェリスト)の一覧
関連項目
チェロ協奏曲
チェロソナタ
チェロ(セロとも表記。英名:Cello、Violoncello)は、西洋音楽で使われるヴァイオリン属の弦楽器の一つである。弦数は4本。略号は「Vc」。
目次
1 概要
2 語源
3 構造
4 調弦
5 記譜法
6 歴史
7 演奏法
8 チェロ奏者(チェリスト)
9 チェロコンクール
10 関連記事
11 関連書
12 外部リンク
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西洋のクラシック音楽において重要な楽器の一つであり、オーケストラによる合奏や、弦楽四重奏や弦楽五重奏、ピアノ三重奏といった重奏の中では低音部を受け持つ。また、独奏楽器としても重要であり、多くのチェロ協奏曲(チェロ・コンチェルト)やチェロソナタが書かれている。ポピュラー音楽においては決して一般的ではないが、しばしばポップスやロックの曲中でも用いられる。
チェロに関した楽曲を時代ごとに挙げると、バロック音楽ではJ.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」、古典派音楽ではハイドンの「チェロ協奏曲第1番ハ長調」が挙げられる。ロマン派音楽では、ドヴォルザークの「チェロ協奏曲ロ短調」とエルガーの「チェロ協奏曲ホ短調」が有名で、ドヴォルザークのチェロ協奏曲は、数あるチェロ協奏曲の中でも特に有名かつ評価が高い。日本では「ドボコン」(「ドヴォルザークのコンチェルト」の意。彼が生涯に書いた協奏曲の中で最も有名であるが故である)と略され親しまれている。
チェロの語は本来はイタリア語の "Violoncello" に由来する。これは「小さなヴィオローネ」("Violone" と接尾辞"cello")という意味である。なお、ヴィオローネはコントラバスの元になった楽器であり、このヴィオローネという語もまた「大きなヴィオラ」("Viola" と接尾辞"one"。ちなみに現在のヴィオラの事ではなく単に弦楽器という意)」であるから、"Violoncello" は「小さな大きなヴィオラ」という意味である。これが英語に外来語として入ったのちに "Cello" と略され、それが日本語に入り「チェロ」となった。すなわち、本来「チェロ」とは「小さな」という意味である。
構造チェロの各部の名称。魂柱は内部にある柱であり、およその位置を図示している
チェロと同じくヴァイオリン属のヴァイオリンやヴィオラとほぼ同じ構造である。(コントラバスは、ヴィオール属の影響を強く受けているため、チェロなどの他の3つとは多少異なる) ただし、低い音を出すために全体が大きくなっており、特に厚みが増している。弦も素材や基本構造こそ同じものの、太く丈夫に作られており、それに伴って弓もヴァイオリンなどより太いが、長さは逆に短くなっている。また、チェロはその大きさと重さゆえにヴァイオリン・ヴィオラのように顎で挟み手に持つことが困難なので、エンドピンを床に立てて演奏する。エンドピンには、亜鉛の合金が使用されることが多いが、最近ではカーボンやチタン、タングステンなども使用されている。本体の大きさに比べると、指板はヴァイオリンなどより若干細めである。ヴァイオリン属では低音楽器ほど胴体と弦の角度が大きいため、ヴァイオリンに比べると駒が高く丈夫に作られている。