サンマ
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この項目では、魚のサンマについて説明しています。その他の用法については「サンマ (曖昧さ回避)」をご覧ください。

サンマ
サンマ Cololabis saira
分類

:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
上綱:顎口上綱 Gnathostomata
:条鰭綱 Actinopterygii
:ダツ目 Beloniformes
上科:ダツ上科 Scomberesocoidea
:サンマ科 Scomberesocidae
:サンマ属 Cololabis
:サンマ C. saira

学名
Cololabis saira (Brevoort, 1856)
和名
サンマ
英名
Pacific saury

サンマ(秋刀魚、学名:Cololabis saira) は、ダツ目-ダツ上科-サンマ科-サンマ属に分類される、海棲硬骨魚の1北太平洋に広く生息する。

食材としても重宝されて、特に日本ではの味覚を代表する大衆魚である。
目次

1 呼称

1.1 学名

1.2 各国語名


2 生物的特徴

2.1 分布

2.2 生態

2.3 産卵と孵化


3 人間との関わり

3.1 食材

3.2 漁業

3.3 飼育

3.4 釣り餌


4 脚注

5 関連項目

6 外部リンク

呼称
学名

さんま 皮つき、生[1]100 gあたりの栄養価
エネルギー1,241 kJ (297 kcal)

炭水化物0.1 g

脂肪23.6 g
飽和脂肪酸4.06 g
一価不飽和10.01 g
多価不飽和4.39 g

タンパク質17.6 g

ビタミン
ビタミンA相当量(2%) 16 μg
チアミン (B1)(1%) 0.01 mg
リボフラビン (B2)(23%) 0.27 mg
ナイアシン (B3)(47%) 7.1 mg
パントテン酸 (B5)(14%) 0.70 mg
ビタミンB6(39%) 0.51 mg
葉酸 (B9)(4%) 14 μg
ビタミンB12(642%) 15.4 μg
ビタミンD(99%) 14.9 μg
ビタミンE(11%) 1.7 mg
ビタミンK(1%) 1 μg

ミネラル
ナトリウム(9%) 130 mg
カリウム(4%) 190 mg
カルシウム(3%) 26 mg
マグネシウム(7%) 26 mg
リン(24%) 170 mg
鉄分(10%) 1.3 mg
亜鉛(8%) 0.8 mg
(6%) 0.12 mg
セレン(43%) 30 μg

他の成分
水分57.7 g
コレステロール65 mg
ビオチン(B7)7.1 μg
ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した[2]。別名: さいら廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし) 


単位

μg = マイクログラム • mg = ミリグラム

IU = 国際単位

%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。

サンマ(生、100g中)の主な脂肪酸の種類[3][4]項目分量(g)
脂肪総量24.6
脂肪酸総量19
飽和脂肪酸4.2
一価不飽和脂肪酸10
多価不飽和脂肪酸4.6
18:2(n-6)リノール酸0.27
18:3(n-3)α-リノレン酸0.21
20:4(n-6)アラキドン酸0.096
20:5(n-3)エイコサペンタエン酸 (EPA)0.21
22:6(n-3)ドコサヘキサエン酸 (DHA)1.7

属名 Cololabis は、ギリシア語の「kolos(コロス、意:short、短い)」とラテン語「labia(ラビア、意:lip、)」を合成したもの。種小名 saira は、日本語での一古称であり紀伊半島方言名である「サイラ(佐伊羅魚)」に由来している。
各国語名

和名「サンマ」の由来については、2つの有力な説がある。「サ(狭、意:狭い、細い〉」に起源があるとして「細長い魚」を意する古称「サマナ(狭真魚)」が「サマ」 - 「サンマ」と変化したとする説が一つ、大群をなして泳ぐ習性を持つことから「大きな群れ」を意する「サワ(沢)」と「魚」を意する「マ」からなる「サワンマ」が語源となったという説が一つである。

サンマは古くは「サイラ(佐伊羅魚)」「サマナ(狭真魚〉」「サンマ(青串魚)」などと読み書きされており、また、明治の文豪・夏目漱石は、1906年(明治39年)発表の『吾輩は猫である』の中でサンマを「三馬(サンマ)」と記している。これらに対して「秋刀魚」という漢字表記の登場は遅く、大正時代まで待たねばならない。現代では使用されるほとんど唯一の漢字表記となっている「秋刀魚」の由来は、秋にを迎えよく獲れることと、細い柳葉形で銀色に輝くその魚体がを連想させることにあり、「秋に獲れる刀のような形をした魚」との含意があると考えられている。1922年(大正10年)の佐藤春夫の詩『秋刀魚の歌』で、広くこの漢字が知れわたるようになった[5]。ただし、迪宮裕仁親王(後の昭和天皇)の幼少期のエピソードから、「秋刀魚」の表記は明治後期に流布していたとみなすこともできる。生後間もなく川村純義海軍中将の元に里子に出されていた親王は、川村邸では「アキガタナ」と呼ばれていたサンマを好んだという。現在[いつ?]では日本語のほか、中国語でも同じ漢字で記して「qi?d?oyu」と読まれている。

他に朝鮮語では「??(kkongchi)」、ロシア語では「ロシア語: сайра(saira)」、英語では「Pacific saury」と称する。
生物的特徴

体は細長く、上下顎はくちばし状で下顎は上顎より突出した形状。背鰭の後方に6個程度、尻鰭の後方に7個の程度の小離鰭を有する。体の背部は暗青色、腹部は銀白色。胃が無く短く直行する腸が肛門に繋がる[6]。腸が短いため摂食した餌は、20分から30分程度の短時間で消化され体外に排出される。

が小さい上にはがれやすく、棒受け網で漁獲されたものは漁船から水揚げされる際にほとんどの鱗がはがれ落ちてしまうため、状況によっては水揚げの直前に自ら多くの鱗を呑み込んで内臓に溜める個体が少なくない(すなわち、内臓を食べようとして多くの鱗を含む場合があるのは、サンマが捕食した小魚の鱗ではなく、サンマ自らの鱗であるということ)。
分布

北太平洋に広く生息し、日本海を含む日本近海から、アメリカ大陸沿岸のアラスカおよびメキシコまでの海域に分布する。


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