コンニャク
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コンニャク
コンニャク
分類APG III

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:単子葉類 monocots
:オモダカ目 Alismatales
:サトイモ科 Araceae
:コンニャク属 Amorphophallus
:コンニャク A. konjac

学名
Amorphophallus konjac
K.Koch (1858) [1]
シノニム


A. rivieri [2]

A. rivieri var. konjac [2]

和名
コンニャク

コンニャク(蒟蒻、菎蒻、学名:Amorphophallus konjac)は、サトイモ科植物、あるいはその球茎から製造される食品である。

古くからコンニャクを食用としてきた主な地域は、日本中国ミャンマー韓国などのアジア各国であるが、和食ブームとともに低カロリーの健康食品として欧米にも広がりつつある[3][4]

コンニャクの原料となるコンニャクイモの2007年度(平成19年度)の日本での収穫量は66,900t。主産地は群馬県 (89.5%) で、第2位栃木県 (4.1%) 、第3位茨城県 (1.7%) と続いて日本では約95%は北関東で生産されている[5]


目次

1 植物としてのコンニャク

2 食品としてのコンニャク

2.1 成分

2.2 製造法

2.2.1 製法の起源

2.2.2 添加物

2.2.3 しらたき・糸こんにゃく


2.3 調理法

2.3.1 玉コンニャク

2.3.2 刺身こんにゃく

2.3.3 手綱こんにゃく

2.3.4 氷コンニャク

2.3.5 赤こんにゃく

2.3.6 コンニャクゼリー

2.3.7 缶詰麺

2.3.8 パスタの代用



3 食品以外の用途

3.1 耐水性高分子素材

3.2 お化け屋敷の小道具


4 言葉・イメージ

5 こんにゃくと政治

6 脚注

7 参考文献

8 関連項目

9 外部リンク


植物としてのコンニャク

サトイモ科の夏緑多年草植物で、学名はAmorphophallus konjac。英名はelephant footあるいはdevil's tongueとも言う。地下茎はコンニャクイモ(蒟蒻芋)と呼ばれる。原産地はインドまたはインドシナ半島ベトナム付近)とされ、東南アジア大陸部に広く分布している。扁平な円形の地下茎があって地上には葉だけを出す。茎(実は葉柄)は高さ1mほどに伸び、先端は平らに開いて鳥足状に小葉をつける。小葉は柔らかくてつやがあり、楕円形。

株は次第に大きくなるが、ある程度大きくならないと花はつかない。栽培下では5-6年で開花する。開花するときには葉は出ず、また開花後に株は枯れる。花は全体の高さが2mほどにもなる。いわゆる肉穂花序の付属体は円錐形で高くまっすぐに伸び上がり、仏縁苞は上向きにラッパ状に開き、舷部(伸び出した部分)は背面に反り返る。花全体は黒っぽい紫。独特の臭いを放つ[6]

生のコンニャクイモはシュウ酸カルシウムのエグ味が強く、食用とするためには茹でるなどの下処理を行う。

なお、近縁種のヤマコンニャク(A. kiusianusまたはA. hirtus var. kiusianus)が四国南部から九州、南西諸島台湾に自生している。
食品としてのコンニャク

板こんにゃく、生いもこんにゃく[7]100 gあたりの栄養価
エネルギー29 kJ (6.9 kcal)

炭水化物3.3 g
食物繊維3.0 g

脂肪0.1 g

タンパク質0.1 g

ミネラル
ナトリウム(0%)2 mg
カリウム(1%)44 mg
カルシウム(7%)68 mg
マグネシウム(1%)5 mg
リン(1%)7 mg
鉄分(5%)0.6 mg
亜鉛(2%)0.2 mg
マンガン(2%)0.05 mg
セレン(0%)0 μg

他の成分
水分96.2 g


単位

μg = マイクログラム ? mg = ミリグラム

IU = 国際単位

%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。

精粉100g中の食物繊維[7]項目分量
炭水化物85.3 g
食物繊維総量79.9 g
水溶性食物繊維73.3 g
不溶性食物繊維6.6 g

精粉コンニャク100g中の食物繊維[7]項目分量
炭水化物2.3 g
食物繊維総量2.2 g
水溶性食物繊維0.1 g
不溶性食物繊維2.1 g
加工されたこんにゃく赤こんにゃく糸こんにゃくを入れた鍋料理

通常、コンニャクと呼ばれる食品はコンニャクイモに含まれるコンニャクマンナンという多糖糊化し、アルカリ液(通常水酸化カルシウム水溶液が用いられるが、かつてはを水で溶いた汁を使った)を用いて凝固させたもので、ぷにぷにとした独特の食感をもつ。一旦凝固させたコンニャクは水溶性を持たず、強い弾力を示す。通常、ビニール袋やプラスチック製のパック詰めで販売されているが、缶詰などで販売されているものもある。独特の臭みがあり、調理に際しては一旦煮込んで灰汁抜きをするが、今日では灰汁抜きが不要な製品も多く見られる。

コンニャクのカロリーは300 g(1枚)で21 キロカロリーと、非常に低く、四つ切りのこんにゃくおでんに2gの練り辛子をつけて食す場合、つけた練り辛子のほうがカロリーが高い(辛子6キロカロリー、コンニャク5キロカロリー)ほどである。食物繊維が豊富なこともあり、ダイエット食品(健康食品)としても人気がある。しかし、メッケル憩室保有者[8][9]や胃切除を行った人は腸閉塞を起こしやすいとする報告[10][11]がある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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