グレイブズ病
■暇つぶし何某■
□利用者大募集□

[Wikipedia|▼Menu]

ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。免責事項もお読みください。

バセドウ病(ばせどうびょう、:Basedow-Krankheit)とは、甲状腺自己抗体によって甲状腺が瀰漫(びまん)性に腫大する病気。英語圏ではグレイヴズ病(グレイヴズびょう、:Graves' disease)と呼ばれる。自己免疫疾患V型アレルギー)の一種。かつては発見者の ⇒カール・フォン・バセドウ( ⇒de:Carl von Basedow)にちなみ、バセドウ氏病と呼ばれた。バセドー病と表記されることもある。
目次

1 病態・原因

2 統計

3 症状

4 検査

5 診断

6 治療

6.1 薬による治療

6.2 アイソトープ(放射性ヨード)治療

6.3 手術


7 予後

8 妊娠・出産

9 歴史

10 著名な患者

//


病態・原因

甲状腺の表面には、下垂体によって産生される甲状腺刺激ホルモン (TSH) の受容体(甲状腺刺激ホルモン受容体、TSHレセプター)が存在する。バセドウ病では、自己の体内にこの受容体に対する自己抗体(抗TSHレセプター抗体、TRAb)が生じ、それがTSHの代わりにTSHレセプターを過剰に刺激するために、甲状腺ホルモンが必要以上につくられてしまう状態となる。甲状腺ホルモンは全身の新陳代謝を高めるホルモンであるため、このホルモンの異常高値によって代謝が異常に活発になることで、心身に様々な影響を及ぼす。

この自己抗体産生が引き起こされる原因は、2007年現在不詳である。 過度なストレス・過労が発症に関与しているという説もある。

なお、ヨウ素の摂取量が少ない地域(西ヨーロッパなど)では、ヨウ素を大量摂取することで、潜在的なバセドウ病が発症することがある。これをヨードバセドウ病と呼ぶ。


統計

20 - 30歳代に多く、男女比は1:3 - 4。中年女性に多く、甲状腺機能亢進症の代表的な病気である。中年以上の女性がバセドウ病に罹患した場合、更年期障害と勘違いする事が多い。また、最近では若い女性にも増えてきている。何らかのアレルギーを持っている人が多い。


症状

甲状腺腫大、眼球突出、頻脈をメルゼブルク (Merseburg) の三徴と言う。

他に甲状腺機能亢進症を来たし、以下の症状も見られる。

低カリウム血症から低カリウム性周期性四肢麻痺になる。

あらゆる臓器が常に全力疾走しているのと同じ状態になり、大量のエネルギーを必要とするため食欲が異常に増し、体重減少を来たす(代謝以上に食欲が亢進し、太る場合もある)。

心臓機能の亢進から収縮期高血圧、時に心房細動を来たす。

新陳代謝の活発化から発汗過多を来たす(夏の暑さに耐えられない)。

内分泌のバランスが崩れて精神的に不安定になる、イライラする、集中力が低下する。


甲状腺クリーゼ:突然重篤な甲状腺機能亢進状態となる合併症。高熱、頻脈、嘔吐、下痢、意識障害などを来す。生命に関わることもあるため注意を要する。

眼球突出、眼球運動障害(複視)、視神経症をきたす事がある。

ステルワーグ徴候(瞬きの増加)、グレーフェ徴候(上眼瞼拳筋の過度の緊張で上方注視後に下方に視線を移すと、上眼瞼下際と角膜の間に白目が見える)、メビウス徴候(両眼輻輳失調)が見られる。


検査

血液検査

甲状腺ホルモン

T3, Free T3

T4, Free T4

TSH


電解質全身の細胞膜上にあるNa-Kポンプにもアクセルがかかり低カリウム血症になる。

TRAb (=TSH receptor antibody)

抗TPO抗体(thyroid peroxidaseに対する抗体、抗ミクロゾーム抗体と近い)橋本病でもバセドウ病でも抗TPO抗体は、しばしば認められる。


画像診断

頸部レントゲン撮影

頸部エコー

甲状腺シンチグラム


診断

甲状腺腫大、眼球突出、頻脈、体重減少、手指振戦、発汗増加等の甲状腺中毒症所見などからバセドウ病が疑われる場合、血中の甲状腺ホルモン測定などにより判断する。

甲状腺ホルモン:freeT4、freeT3の高値、TSHの抑制。ただしeuthyroid Graves' diseaseの場合はホルモン正常であるので注意。

自己抗体:抗TSH受容体抗体(TRAb)陽性、または抗TSH受容体刺激抗体(TSAb)陽性。

甲状腺機能の亢進:甲状腺シンチでの摂取率高値、エコーでの血流増加。


治療


薬による治療

甲状腺ホルモンの合成を抑える薬(抗甲状腺薬:メチマゾール(メルカゾール)、チウラジール(プロバジール))を、規則的に服用する方法。定期的に甲状腺ホルモンの量を測定しながら、適切な量の薬を服用することで、血液中の甲状腺ホルモンの濃度を正常にする。薬で甲状腺刺激ホルモンの量を調整することで普通の人と変わらない生活を営むことができるが、甲状腺刺激抗体が消えるまで薬を飲みつづける必要がある為、完治には長い期間を要する。副作用としては、5%に皮膚の炎症、0.05%に白血球の減少や無顆粒球症が生じることがある。


■暇つぶし何某■
□利用者大募集□

[次ページ]
[オプション/リンク一覧]
[英語版を参照]
[記事の検索]
[おまかせ表示]
[トップページ]
[ニュースをチェック!]
[列車運行情報]
Size:14 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen