クジャク
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クジャク
生息年代: 3?0 Ma Pre??OSDCPTJKPgN鮮新世後期?現世
インドクジャクの雄
分類

:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:鳥綱 Aves
:キジ目 Galliformes
:キジ科 Phasianidae
:クジャク属 Pavo
コンゴクジャク属 Afropavo

和名
クジャク
英名
Peafowl



インドクジャク Pavo cristatus

マクジャク Pavo muticus

コンゴクジャク Afropavo congolensis

マクジャク コンゴクジャク クジャクを観察する南蛮人たち

クジャク(孔雀)はキジ科鳥類で、中国から東南アジア南アジアに分布するクジャク属2種とアフリカに分布するコンゴクジャク属1種から成る。通常クジャクといえば前者を指す。
目次

1 概要

2 Sibley分類体系上の位置

3 鳴き声

4 文化

5 脚注

6 関連項目

概要

オスは大きく鮮やかな飾り羽を持ち、それを扇状に開いてメスを誘う姿が有名である。最も有名なのは羽が青藍色のインドクジャクで、翠系の光沢を持つ美しい羽色のマクジャクは中国からベトナムマレー半島にかけて分布する。コンゴクジャクはコンゴ盆地に分布し、長い上尾筒(じょうびとう)を持たない。

羽は工芸品に広く分布されてきたほか、神経毒に耐性を持つためにサソリ等の毒虫や毒蛇類を好んで食べることから、益鳥として尊ばれる。さらにこのことから転じ、邪気を払う象徴として「孔雀明王」の名で仏教の信仰対象にも取り入れられた。クルド人の信仰するヤズィード派の主神マラク・ターウースは、クジャクの姿をした天使である。また、ギリシア神話においては女神ヘーラーの飼い鳥とされ、上尾筒の模様は百の目を持つ巨人アルゴスから取った目玉そのものであるとする説がある。

日本では、推古天皇6年(598年)に新羅がクジャクを送ったという記事が『日本書紀』にある[1]

オスの飾り羽は尾羽のように見えるが、上尾筒という尾羽の付け根の上側を覆う羽が変化したものであり、メスにアピールするための羽である。褐色をした実際の尾羽はその下にあり、繁殖期が終わって上尾筒が脱落した後やディスプレイ中などに観察できる。

オスの羽は異性間淘汰によって発達した例として知られるが、その発達の理由もいくつか提唱されている。

整った羽を持つ個体は、寄生虫などに冒されていない健全な個体であると同時に生存に有利な遺伝子を持つことをアピールでき、優先的に子孫を残せるという説(オネストアドバタイズメント理論)

捕食されやすい長い上尾筒を持つことで、健全な個体であると同時に生存に有利な遺伝子を持つことをアピールでき、優先的に子孫を残せるという説(ハンディキャップ理論

長い尾羽を持つオスの遺伝子と長い尾羽のオスを好むメスの遺伝子が互いを選択した結果、オスの尾羽が長くなったとする説(ランナウェイ説

など。

鮮やかな羽の色は色素によるものではなく、構造色によるものである[2]

インドクジャクはインド国鳥となっている。

羽を広げた状態

頭部の様子

Sibley分類体系上の位置

シブリー・アールキスト鳥類分類
鳥綱 Avesキジ目 Galliformesキジ小目 Phasianidaキジ上科 Phasianoideaキジ科 Phasianidaeキジ亜科 Phasianinae
孔雀図(円山応挙・画、江戸時代後期、MIHO MUSEUM所蔵)
鳴き声

「イヤーン、イヤーン」または「キーオウ、キーオウ(インドクジャクの場合)」と独特の甲高い声で鳴く。夕方に多く、トランペットともネコの鳴き声に近いとも言われる[3]

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クジャクの鳴き声
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摂津名所図会「孔雀茶屋」 インドの神スカンダ
文化

江戸時代大阪に孔雀を見ながら茶が飲める茶店があり、「孔雀茶屋」と呼ばれた[4]

江戸時代吉原遊郭の近くに孔雀長屋と呼ばれる長屋があった。謂れは、吉原の「孔雀や」の所有だったから[5]、孔雀屋三右衛門の地所で、孔雀不動の祠があったから[6]、孔雀のように美しい吉原の灯りがよく見える長屋だったから、孔雀のように美しい娘が住んでいたから[7]、など諸説ある。

毒を持つサソリ類や害虫・毒蛇を好んで食べることから古代から益鳥として尊ばれ、仏教では孔雀明王として信仰対象にも取り入れられた。

ヒンドゥー教では、孔雀はスカンダという神の乗り物である。

仏教では、孔雀は鳩摩羅天という天部の乗り物である。

中世ヨーロッパでは食肉として使われていた[8]

日本における麻雀牌の一索は大半の場合孔雀の絵柄である。

脚注^ 鐘江宏之『律令国家と万葉びと(全集 日本の歴史 3)』162頁


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