キョウチクトウ
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キョウチクトウ
キョウチクトウ
愛媛県城川町、2002年7月28日)
分類APG III

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 Angiosperms
階級なし:真正双子葉類 Eudicots
階級なし:コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし:キク類 Asterids
階級なし:真正キク類I Euasterids I
:リンドウ目 Gentianales
:キョウチクトウ科 Apocynaceae
亜科:キョウチクトウ亜科 Apocynoideae
:Nerieae
:キョウチクトウ属 Nerium
:セイヨウキョウチクトウ N. oleander
亜種:キョウチクトウ N. o. var. indicum

学名
Nerium oleander
L.
var. indicum
(Mill.) O.Deg. et Greenwell[1]
シノニム

Nerium indicum
Mill.
和名
キョウチクトウ(夾竹桃)
英名
oleander

キョウチクトウ(夾竹桃、学名: Nerium oleander var. indicum)は、キョウチクトウ科キョウチクトウ属常緑低木もしくは常緑小高木和名は、タケに似ていること、モモに似ていることから。
目次

1 分布・生育地

2 特徴

3 毒性

3.1 中毒事例

3.2 アレルギー


4 利用

4.1 薬用


5 文化

5.1 市町村の花・木


6 近似種

7 キョウチクトウ属

8 脚注

9 参考文献

10 関連項目

11 外部リンク

分布・生育地

インド原産。日本へは、中国を経て江戸時代中期に伝来したという。
特徴

は長楕円形で、両端がとがった形。やや薄くて固い。葉の裏面には細かいくぼみがあり、気孔はその内側に開く。

は、およそ6月より残暑の頃である9月まで開花する。花弁は基部が状、その先端で平らに開いて五弁に分かれ、それぞれがややプロペラ状に曲がる。ピンク黄色など多数の園芸品種があり、八重咲き種もある。

日本では適切な花粉媒介者がいなかったり、挿し木で繁殖したクローンばかりということもあって、受粉に成功して果実が実ることはあまりないが、ごくまれに果実が実る。果実は細長いツノ状で、熟すると縦に割れ、中からは長い褐色の綿毛を持った種子が出てくる。



白花

白花は一重咲き、桃色は八重咲きが多い。

果実

種子

有毒な防御物質を持つため、食害する昆虫は少ないが、日本では鮮やかな黄色のキョウチクトウアブラムシが、新しく伸びた寄生し、また、新芽やつぼみをシロマダラノメイガの幼虫が、で綴って内部を食べる。九州の一部や南西諸島では、キョウチクトウスズメスズメガ科)の幼虫が、葉を食べて育つ。
毒性

キョウチクトウは優れた園芸植物ではあるが、強い経口毒性があり、野外活動の際に調理に用いたり、家畜が食べたりしないよう注意が必要である。花、葉、枝、、果実すべての部分と、周辺の土壌にも毒性がある。生木を燃したも毒[2]腐葉土にしても1年間は毒性が残るため、腐葉土にする際にも注意を要する。

中毒症状は、嘔気・嘔吐(100%)、四肢脱力(84%)、倦怠感(83%)、下痢(77%)、非回転性めまい(66%)、腹痛(57%)などである[3]。 治療法はジギタリス中毒と同様である。
中毒事例

枝を
代わりに利用し、中毒した例がある[2]

フランスでキョウチクトウの枝を串焼きに利用して死亡者が出た例がある[2][4]

1980年に、千葉県農場に与える飼料の中にキョウチクトウの葉が混入する事故があり、この飼料を食べた乳牛20頭が中毒をおこし、そのうちの9頭が死亡した。混入した量は、牛1頭あたり、乾いたキョウチクトウの葉約0.5g程度だったという[5]。家畜がキョウチクトウを食べることで中毒症が問題になる。致死量は乾燥葉で50mg/kg(牛、経口)という報告がある[6][7]

福岡市では、2009年12月、「毒性が強い」として市立学校に栽植されているキョウチクトウを伐採する方針を打ち出した[8]が、間もなく撤回している[9]

2017年香川県高松市内の小学校の校庭に植えられたキョウチクトウの葉を3枚から5枚食べた2年生の児童2人が、吐き気や頭痛などの中毒症状を起こし、一時入院した[10]

アレルギー

環境省によれば、1970年喘息の発生が報告されている[11]

利用

乾燥大気汚染に強いため、街路樹などに利用される。


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