イスラム教徒
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民族については「ムスリム人」をご覧ください。


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ムスリム(アラビア語: ????‎、英語: Muslim)とは、「(神に)帰依する者」を意味するアラビア語で、イスラム教の教徒のことである。
目次

1 概要

2 分布

3 概念

4 言語

5 日本人とムスリム

6 世界のムスリム

7 関連項目

8 外部リンク

概要

キリスト教圏ではムハンマド教徒とも呼ばれ、日本でもかつては一部でこの語を用いた。女性形はムスリマだが、アラビア語社会以外では基本的には区別しない。また、中世キリスト教世界では、イシュマエル人、カルデア人モーロ人サラセン人などあたかも民族集団であるかのような名称でも呼ばれた。日本では、モスレムの表記も広く使用される。

ムスリムになるためには、証人となるムスリムの前で信仰告白の手続きを取ることが必要である。ムスリムは、神(アッラーフ)を常に身近に感じるように、五行を実践することが建前である。父親がムスリムであるものは自動的にムスリムとなるとされている。
分布

かつて、イスラム教はキリスト教よりはるかに多様な民族の間で信仰されていた。しかし、近代以降になって西方のキリスト教会が世界中に布教を行いその分布を広げたため、イスラム教を信仰する民族は限られるようになった。

サハラ砂漠以北の世界に限って言うと、イスラム教を信仰する民族はかなり限定的で、アラブ系ペルシア系インド系テュルク系マライ系の五つの系統の民族でほぼ全ムスリムの95%以上を占めている。残りの数%に関しても、東ヨーロッパバルカン半島ボシュニャク人アルバニア人などのムスリム(かつてヨーロッパにおいては、イベリア半島スペインポルトガルで多くのムスリムが存在した)、コーカサスの諸民族、中国領内の中国系ムスリム、モンゴル系ムスリムなど、やはり限られた民族の間で信仰されている。

日本韓国南米オセアニアなどにはイスラム教を信仰している現地人の集団は観察されない(もちろん、個人的な事情でムスリムとなった個人はそれらの国にも多数存在する)。日本国内においては、東京などの首都圏にイスラム教圏出身外国人の過半数が居住するが、明治以降の近代日本で最初にイスラム礼拝所ができたのは愛知県名古屋市だった。1931年3月に結成された「名古屋回教徒団」により日本初のモスクが設立されたという記録が残る。この戦前に建てられたモスクは一旦空襲により焼失するが、現在では名古屋市中村区に「名古屋モスク」が再建されている。戦前からイスラム教徒のコミュニティがあった流れを汲んで名古屋市岐阜市など東海地方諸都市には、今でもイスラム教徒の集住コミュニティがある。現代では移民によって、北米西ヨーロッパでムスリムが増加している。

一方、それに対してサハラ以南のアフリカでは実に多様な民族の間でイスラムは信仰され、今もその勢力を拡大させている。サハラ以南のアフリカの場合、民族でムスリムか、非ムスリムかを判定することは困難である。
概念

ムスリムとは、宗教的概念である。ところが、これは民族的概念だと意識されることが多い。

中国、ネパールスリランカブルガリア、旧ユーゴスラビア諸国などの非イスラム教国には現地の言語や文化、形質などに同化しているムスリムの集団が見られる。例えば、日本人のキリスト教徒や、アメリカ人の仏教徒が別の民族として扱われることが無い様に、本来は単なる「?人のイスラム教徒」として扱われるはずである。

ところが上記の国ではそれぞれ回族ムスリム人ムーア人ポマク人などと別の民族として扱われたり、別の統計に表れたりする。

この意識は内外双方に見られ、ムスリムの側も外部と自分たちは別の民族だと言う意識を持ち、外部の民族もムスリムを自分たちとは、たとえ同じ言語を用い、同じ形質的な人種であっても、同じ民族だとはみなさない場合が多い。
言語

ムスリムの使用する言語で最も使用人口が多いのはアラビア語で、約2億8,000万人ほどの話者人口がある。ただし、これには互いに通じない多様な方言を含んでいる(標準アラビア語を公用語として使用するものと考えた場合である)。

次に使用人口が多いのはインドネシア語の約2億人である。ただし、インドネシア語の使用人口の大半は公用語としての使用人口であり、母語者のみに限定した場合は2,000万人ほどである。マレーシア語とはほとんど同じ言語であり、両者を同じ言語であるムラユ語(マレー語)と規定した場合、使用人口は2億2,000万人ほどとなる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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