アーサー・アシュキン
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アーサー・アシュキン
Arthur Ashkin
生誕 (1922-09-02)
1922年9月2日(96歳)
アメリカ合衆国 ブルックリン区
国籍 アメリカ合衆国
研究分野物理学
研究機関ベル研究所
ルーセント・テクノロジー
出身校コロンビア大学
コーネル大学
主な業績光ピンセット
主な受賞歴ノーベル物理学賞(2018)
プロジェクト:人物伝

ノーベル賞受賞者
受賞年:2018年
受賞部門:ノーベル物理学賞
受賞理由:光ピンセットの開発と生体システムへの応用[1]

アーサー・アシュキン(Arthur Ashkin, 1922年9月2日 - )は、ベル研究所ルーセント・テクノロジーで働いていたアメリカ合衆国の物理学者である。

1960年代後半にレーザー光によって微粒子を操作する研究を始め、1986年に光ピンセットを発明した。最終的に原子分子、生物細胞を操作できる光トラッピング法も開発した。鍵となる現象は、光の放射圧である。2018年、光ピンセットの父として多くの人に認められたことから[2][3][4]ノーベル物理学賞を受賞した[1]

光ピンセット以外にも、フォトリフラクティブ効果(英語版)、第二次高調波発生光ファイバー内の非線形現象についての研究でも知られている[2][3]
目次

1 生涯

2 受賞歴

3 備考

4 出典

5 参照

生涯

1922年に、ニューヨークブルックリンで生まれ育った[5]。父はウクライナから帰化した歯科技工所経営のIsadore、母はAnna Ashkinで、4人の子供のうちの次男として生まれた。兄のJulius Ashkinも物理学者の道を進み、業績を残している。姉妹は二人で一人はRuth、もう一人の姉Gertrudeは早逝している。

コロンビア大学に入学し、軍事用レーダー用のマグネトロンを作るColumbia's Radiation Labの技術者もこなした。第二次世界大戦中の在学2年時に抜擢され、予備役下士官の地位になり、 Columbia University labで働いた。この期間のアシュキンが書いた論文が、1997年のノーベル物理学賞に利用される技術となった[6]

物理学の学位を取得後、コーネル大学に入学し核物理学を学んだ。これはマンハッタン計画によるもので兄のJuliusは計画の発展に寄与した。その伝手でノーベル物理学受賞者ハンス・ベーテリチャード・P・ファインマンらと交流した[2][6]。1952年にコーネル大学から博士号を取得。卒業後、コロンビア大学時のスーパーバイザーであったSidney Millmanの紹介でベル研究所に就職することとなった。

1960-61年までマイクロ波について研究していたが、レーザー光に研究を変更した。当時の発表された論文の内容は、非線形光学、光ファイバー、パラメータ式発振器・増幅器等に関するものである。また、ベル研究所で1960年代に、ピエゾ結晶中のフォトリフラクティブ効果を共同発見した[2][6]。1992年に、ベル研究所を退職、それまでの約40年間に47の特許を取得した。
受賞歴

1998年
フレデリック・アイヴズメダル

2003年 Joseph F. Keithley Award For Advances in Measurement Science

2004年 ハーヴェイ賞

2018年 ノーベル物理学賞

1984年に全米技術アカデミー、1996年に米国科学アカデミーに選出された。
備考

1997年にノーベル物理学賞を受賞したスティーブン・チューらの受賞理由『レーザー光を用いて原子を極低温に冷却および捕捉する技術の開発』においても、アーサー・アシュキンが開発した技術が利用された[2][3]
出典^ a b The Nobel Prize in Physics 2018(ノーベル財団公式 Tue. 2 Oct 2018.)
^ a b c d e LaserFest. “ ⇒Arthur Ashkin (biography) (Web article)”. Co-partners: American Physical Society, Optical Society, SPIE, and the IEEE Photonics Society. 2013年8月13日閲覧。 "LaserFest ? the 50th anniversary of the first laser"
^ a b c McGloin, David; Reid, J.P. (2010年). ⇒“Forty Years of Optical Manipulation”. Optics and Photonics News 21 (3): 20. doi:10.1364/OPN.21.3.000020. ⇒http://www.osa-opn.org/Content/ViewFile.aspx?Id=11465
^ Bjorkholm, John (2010). “The Man and His Science”. doi:10.1364/FIO.2010.STuD1 
^ “ ⇒Arthur Ashkin”. The Optical Society. 2013年11月20日閲覧。
^ a b c Bell Labs - Murray Hill (1997年11月). “He Wrote the Book on Atom Trapping”. Lucent Technologies 2002. 2005年4月11日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。


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