みかん
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ウンシュウミカン

分類

:植物界 Plantae
:被子植物門 Magnoliophyta
:双子葉植物綱 Magnoliopsida
:ムクロジ目 Sapindales
:ミカン科 Rutaceae
:ミカン属 Citrus
:ウンシュウミカン C. unshiu

学名
Citrus unshiu
(Swingle) Marcow.
和名
ウンシュウミカン
(温州蜜柑)
英名
Citrus unshiu

ウンシュウミカン(温州蜜柑、学名:Citrus unshiu)は、ミカン科常緑低木またはその果実のこと。様々な栽培品種があり、食用として利用される。
目次

1 名称

2 植物学上の特徴

3 主な品種と出荷時期

3.1 極早生温州

3.2 早生温州

3.3 中生温州

3.4 普通温州


4 農産

4.1 産地

4.1.1 収穫量



5 日本の主要産地とブランド

5.1 生産上位県

5.2 主要産地(累年統計をとっている産地)

5.3 その他の産地

5.4 北限の産地


6 ミカンの歴史

6.1 柑橘の伝来

6.2 日本の「ミカン」

6.3 栽培の拡大

6.4 近年の動向


7 栄養価

8 用途

8.1 食用

8.1.1 ダイエット食として


8.2 医学

8.3 工業

8.4 ミカンを使った遊び

8.5 ミカンの皮を使用した工作


9 ミカンにまつわる話

9.1 和歌山県とミカン

9.2 愛媛県とミカン

9.3 静岡県とミカン

9.4 その他の地域のミカンにまつわる事柄

9.5 キャラクター

9.6 ミカンと歌

9.7 その他


10 脚注

11 関連項目

12 外部リンク

名称

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「冬ミカン」または単に「ミカン」と言う場合も、通常はウンシュウミカンを指す。

甘い柑橘ということから漢字では「蜜柑」と表記される。古くは「みっかん」と読まれたが、最初の音節が短くなった。

「ウンシュウ」は柑橘の名産地であった中国浙江省温州にあやかって付けられた。後述のとおり実際の原産地は日本であるとされる。

欧米では「Satsuma」「Mikan」などの名称が一般的である。タンジェリン (Tangerine)・マンダリンオレンジ (Mandarin orange) (学名は共にCitrus reticulata)と近縁であり、そこから派生した栽培種である。
植物学上の特徴 ウンシュウミカンの果樹

中国の温州にちなんでウンシュウミカンと命名されたが、温州原産ではなく日本の不知火海沿岸が原産と推定される。農学博士田中長三郎は文献調査および現地調査から鹿児島県長島(現鹿児島県出水郡長島町)がウンシュウミカンの原生地との説を唱えた。鹿児島県長島は小ミカンが伝来した八代にも近く、戦国期以前は八代と同じく肥後国であったこと、1936年に当地で推定樹齢300年の古木(太平洋戦争中に枯死)が発見されたことから、この説で疑いないとされるようになった。発見された木は接ぎ木されており、最初の原木は400 - 500年前に発生したと推察される。DNA鑑定により種子親がキシュウミカン、花粉親がクネンボであると推定された[1]

ウンシュウミカンは主に関東以南の暖地で栽培される。温暖な気候を好むが、柑橘類の中では比較的寒さに強い。5月の上・中旬頃に3 センチメートル程の白い5花弁の花を咲かせ、日本で一般的に使われているカラタチ台では2-4 メートルの高さに成長する。

果実の成熟期は9月から12月と品種によって様々で、5 - 7.5 センチメートル程の扁球形の実は熟すにしたがって緑色から橙黄色に変色する。一般的に花粉は少ないが単為結果性のため受粉がなくても結実する。自家和合性であるが、受粉しても雌性不稔性が強いため種子を生じにくく、通常は種なし(無核)となる。ただし、晩生品種は雌性不稔性が弱いことから、近くに甘夏等の花粉源があると種子を生じることがある。生じた場合の種子は多胚性で、播種しても交雑胚が成長することはまれであり、ほとんどの場合は珠心細胞由来の珠心胚が成長する。そのため、種子繁殖により母親と同一形質のクローン珠心胚実生)が得られる。ただし、種子繁殖は日本ではまれにしか行われない。繁殖効率、未結実期間の短縮、樹勢制御、果実品質向上等のため、日本では通常は接ぎ木によって繁殖を行う。台木としては多くはカラタチが用いられるが、ユズなど他の柑橘を用いることもある。

成熟した果実

若い果実

花と葉

果実の水平断面

果実の垂直断面

果皮内にある房

主な品種と出荷時期
極早生温州

9月から10月頃に掛けて収穫される。1970年代に発生したオイルショックを受けて、ハウス栽培における石油消費量を減らす目的で研究が進められるようになった。近年は生産過剰気味である。
宮本早生
宮川早生の枝変わりとして1967年に和歌山県下津町(現海南市)の宮本喜次によって発見され、1981年に品種登録された。果実は扁平で、収量性に優れる。宮川早生よりも2-3週間程早く成熟する。かつては極早生温州の中心品種であったが、後の品種改良で誕生した極早生品種に比べ糖度が低く食味が劣るため近年では栽培は激減している。
日南1号
興津早生の枝変わりとして1978年に宮崎県日南市の野田明夫によって発見され、1989年に品種登録された。比較的樹勢が強く、じょうのう膜が軟らかい。栽培容易で糖度、酸度ともに安定しているため栽培が広がり、現在では極早生温州の中心品種となっている。
日南の姫(日南N1、ニュー日南)
日南1号の枝変わりとして2008年3月18日に品種登録された。


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