西大和学園

西大和学園は1986年地元の政治家が選挙に落ちた時に備えて設置した平凡な私学であった。しかし当時は奈良入試といい奈良私学が統一日より前に試験し合格発表することができた。このため奈良の銀行は大阪に最も近い場所をこれから学校を作ろうとする者に薦めており、そこに作れば少し返済を猶予できるとしていた。オーナーはこれに引っかかってしまい、その後の悲惨な歴史が決定されてしまう。

教師募集をかけるやトップ女子校四天王寺の教師達がこれに目をつけ男性中心に大量移籍した。また灘落ち受け皿を期待して灘もアドバイスを申し出た。また東京女子校教師も1名移ってきた。このため教師陣が豪華であると話題になり、中学受験で神女、四天を落ちたリベンジ者が殺到する。

1988年には灘アドバイス通り小さな男子中を設置し灘甲陽星光落ち拾いを企んだ。公立復権に伴い高入のレベルは下がるが、その分男子中を拡大、高入を縮小して対応した。またとてつもないスパルタ教育を行い、四天から来たプロ教師が戦力外になった高入女子を京大保健学科にぶち込む事件も発生。

2000年頃には一流進学校入りを果たし異常なスパルタ教育の必要はなくなったが、今度はまた別の問題が起きた。それまで四天植民地であったため四天が間違って採用した女子校マニアを円満に追放する先にたまにされていた。さらに開校当初来てくれた東京女子校教師1名は実は最初からこの展開を見越した企みから送り込まれていた。女子校は共学に勝てない定理があり、他地方の寮付き学校に共学上位をカツアゲしてもらわないと一流進学校になれない。しかし寮を作るとカツアゲと引き換えに他地方女子校に接待を要求する恐れがあるためふつう進学校は寮を設置できない。西大和は四天植民地なので寮を設置でき、このメリットを見た灘も他の進駐軍も「空っぽの寮だけ作っておけ」と1990年に寮を作らせている。つまり西大和が一流進学校になったのなら彼女は西大和に関東共学カツアゲをさせ自分の母校を援護させられるのである。彼女の母校から執拗な電話工作が90年代からあり、女子校マニア四天追放教師と学歴コンプ社会不適合教師と名門校コンプOB教師からなる西大和教師陣はこれにメロメロになり、多数の弱みを握られ逆らえない立場に転落していた。2001年には東京入試を強制された。

2006年に奈良入試が禁止。晴れて西大和の伸びはストップし、東京から来た1名も奈良入試禁止が決まった2004年に逃亡している。自分達の時代が来たと確信したベテラン教師達は「西大和は別の学校に生まれ変わった！偏差値は頭打ちになったがこれからが黄金期！」と喜び勇み逆らう者をカリフォルニア校送りにしていたが、この時狂喜乱舞したベテランはみな東京に報告されており後に自分達が大和大学送りとなる。灘落ちを拾うと開成下宿に横取りされるため開成界隈で西大和の名前が出て東京女子校に目をつけられたのではないかという考えから灘甲陽落ち拾いをやめ、威風堂々統一入試に突然参加しこれまで灘甲陽星光落ちと東大寺落ちを狙った成り上がりと叩いてきた世間を絶句させた。しかし実際には6年前の入学者が出す進学実績からちょうど偏差値が星光と並ぶタイミングであったため、統一入試と東大寺と同じボーダーの後期入試に分ければ後期入試で灘落ちが入る。甲陽落ちは難しすぎる後期入試は避け洛南に回るため、実際には甲陽落ちを失っただけで灘落ちはほとんど失っていない。奈良入試禁止で西大和合格を根拠に灘特攻する灘記念受験組は失ったが、これも星光と偏差値が並んだことで灘落ち開成拉致を阻止して相殺された。

「学校のレベルを安定させ関東共学カツアゲを断る完璧な策」と自画自賛していたが、過去に弱みを山ほど作られているため関東共学カツアゲ再開のため2010年に中学共学化と大学設置を強要され、女子制服デザインまで送り付けられた。あげく同年大阪星光も3科目入試を導入したため「学校のレベルを安定させる」根拠だった灘断念者も失う。やむなく2012年にはまた試験日をずらし灘落ち拾いを再開、2014年には中学共学化し2021年現在とほぼ同じレベル・構成になった。