よく混同されているが、資本主義(しほんしゅぎ)は資本主義Aと資本主義Bに分類される。両者の間に交流はない。 資本主義A(しほんしゅぎ)とは、私有財産制度のもとで生産手段を所有するものが生産手段を持たない労働者
資本主義A
私有財産制の下では、土地や機械など生産手段を持っている人間が、生産手段を持たない労働者を雇うことによって生産が行われる。資本主義の下では構造的に労働者は生産手段を所有する資本家となることが以下の理由で出来ない。第一に、資本に比べて労働市場の競争は激しいので労働者全体が資本を所有するに至らせるだけ賃金があがることがない。第二に、生産手段からあがる利益が再び生産手段の増強に投入されることにより、利益はすでに資本を所有している資本家を更に富ませ続ける。このような構造的な理由により、資本主義は永続的に富めるものを富ませ、労働者を労働者たらせ続ける。
しかしながら永続性が補償されているのは階級としての資本家であって、個別資本家は必ずしも地位の保証されたものではない。資本主義下では、生産の規模が増える一方で消費者の方が安い賃金しか有していないために物を買うことができなくなり、多くの在庫ができてしまう。さらには値引き競争も起こり、資産家は破滅することがある。
結果として資本家の一部が富を独占し、帝国主義の時代が訪れて遂には世界戦争を巻き起こす。
ソ連邦崩壊後、資本主義Aは凋落傾向にあったが、最近ワーキングプアの増加などで勢いを取り戻しつつあるのであるよ。 資本主義Bとは、個人の自由を追求しつつ社会の最大限の効率性のもとで資源を分配する地上の楽園
資本主義B
私有財産制の下では各人がそれぞれの利得を最大化しようとして行動するため、資本主義下においては経済計画を一元化することなしに常にパレート効率な資源配分が行われる。
同様な分配の効率性が人的資本にも当てはまり、資本主義下では能力にもとづいて適切な収入が配分される。つまり、高所得の者はそれに値する能力を有しているからに過ぎず、低所得の人間はそれにみあった能力を持つに過ぎない。
このように能力に見合った所得配分を行うことにより能力を獲得するインセンティブが高まり、社会全体の効率性が向上するのである。
さて能力とは何か?「マッチョ度」と「はったり」と「舌先三寸」の能力である。短期的な稼ぎができることが重要であり、長期的な視野とか「地道にコツコツやるタイプ」はアウトオブ眼中である。また、学歴と、上司にゴマをする「コミニュケーション能力」を特に重視する。
特異なセンスは不要、普通にしていればいい。スポーツカーよりセダンの方が燃費が良い。これが能力である。
関連項目
商業
社会主義
共産主義
民主主義
資本原理主義
無政府主義
自己責任
信者
ナニワ金融道
ケインズ
ルーズベルト
チャーチル
欲望
ネズミ講
カテゴリ: 経済学 | 束縛 | 政治 | 経済 | 思想 | 悪徳商法 | マルクス経済学
更新日時:2009年8月30日(日)14:20
取得日時:2010/03/05 15:09